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2024年3月23日土曜日

(106)アドリブの壁「集中力の配分」



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


アドリブする時に集中すべき事

アドリブができるようになるためには

たくさんのことを覚える必要があります。

コード、スケール、テンション等々・・・

それだけではなく

それらを使った仕組みも学んで、自分で自由に組み立てていく必要があります。

これだけでもかなりの集中力を要することは想像できるかと思います。


さらに

ジャムセッションなどのバンドの中で演奏する時

ピアノの人は(特に初心者の人は)

右手でアドリブ、左手でコードと

集中力を2つに分散させるだけでなく

周りの楽器の人の音を聞きながら演奏するという

集中力を3つに分散させる必要があります。


そして最終的には

アドリブになるべく多くの集中力を配分するのが理想的です。


集中力をアドリブに多く配分するために

アドリブに多く集中力を配分するには

どうすれば良いのでしょうか。


先ほど、集中力を3つに分散させると書きました。

そのうちの一つ、左手のコードに関しては

とにかく早いうちに覚えてしまいましょう。

どんなキーでも

コードを見ただけで

勝手に左手が動くようになるまで

鍵盤がなくても頭の中で鍵盤上のコードの形が難なくイメージできるぐらいになるまで根気強く練習しましょう。


コードが覚えられたら

アドリブの仕組みを勉強して右手でアドリブできるようにしていきます。


その後のことになりますが

集中力の分散の3つ目。

「周りの人の音を聞きながら」ですが

これは意識の持ち方で習得できるようになります。


どういうことかというと

「自分が何を弾くか」に重点を置くのではなく

「周りの音を聞いて、自分がその時どう演奏したいか」

に意識をシフトしていくのです。


これは前もって決めたフレーズをそのまま弾くのでは実現しません。

個人練習で

散々アドリブの仕組みを練習して

ある程度のことができるようになったら

あとは、周りの音と調和してその時に感じるままを弾くことに集中します。

でも実はこれが

「アドリブの一番高い壁」だったりします。


アドリブの一番高い壁を乗り越えるために

特にクラシックピアノ経験者の前に立ちはだかるのが、この壁です。

アドリブの仕組みを勉強したての頃は

英単語を少ししか知らない英会話初心者と同じで

たどたどしいアドリブになってしまうのは

仕方のないことです。


比較的、楽譜通りに弾くのが得意な

クラシックピアノ経験者は

楽譜があったらカッコいい演奏ができた自分が

突然

よちよち歩きのたどたどしい演奏になってしまうのは

やはり苦しくて辛い気持ちになるのは当然です。


そこにも、ちょっとしたコツがあります。

すぐには出来るようにはなりませんが

「ほんの少しの勇気」があれば必ず、徐々に弾けるようになります。


当教室では、そのコツも伝えています。

アドリブができなくて悩んでいる方は、ぜひ体験レッスンをお申し込みください。

アドリブの入り口を体験していただけますよ♪

お申し込みはこちら↓

https://www.yukiyomusica.com/application.html


2023年4月1日土曜日

(103)ライバルの存在の大きさ

 



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


地道で忍耐力が必要な音楽の練習

「かっこいい!あんな風になりたい!」

と思って始めたコードやアドリブの練習。


華やかなライブの様子とはかけ離れて

意外に地道で忍耐力が必要だと感じている人は

いるんじゃないでしょうか?


どんな楽器でも

そういった練習は必ずあります。

ピアノも例外ではありません。


私が日々出す課題も

地味ながらも、脳を使いながら

忍耐強く頑張らなければいけない課題が

多くあります。


ただ、それらは決して難しい課題ではなく

根気強く、計画立てて練習していくと

必ず出来るようになる課題ばかりです。


それでも、途中で気持ちが折れそうになる時が

あるかもしれません。

そんな時は私が

より効率的に練習するためのアドバイスをしたり

何とかモチベーションを保ってもらう工夫をしています。


ライバルの存在の大きさ

そういう私も

かつてジャズの学校に通っていた時

なかなか上手くならなくて苦しい時がありました。


当時通っていた学校は優秀な人が多く

地味で忍耐力が必要な練習を

課題でなくても自らどんどんやる人で溢れていました。


定期発表のライブで

回を重ねるごとに、すごく上手くカッコ良くなっている

同期のピアニストがいて

私にとっては、その人の存在が

大きなモチベーションとなっていました。


ですので

今現在、音楽を勉強している人や訓練中の人は

ライバルを見つけることを強くお勧めします。


ライバルを見つけるためには?

それはズバリ!

セッションに参加することです。


今は

初心者のためのセッションが数多くありますね。

やる曲も決まっていて、何かしらの準備をしていけるのも

初心者にとっては有り難いです。


そういうセッションに参加して

自分と同じ楽器の人の演奏に刺激をもらうのです。


課題や練習で

心が折れそうになった時

「何くそ!」という気持ちにハッパをかけてくれるのが

ライバルの存在。


是非良いライバルを見つけましょう!

2022年9月10日土曜日

(100)ブログ100回記念!当教室の特徴を再度ご紹介!

 


こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


私が音楽教室の運営を始めたのは

2016年4月。

名前を「長岡京ミュージックジム」といいます。

あっという間に5年半ほどが経ちました。


長岡京ミュージックジムの特徴とは?

私が

音楽(ジャズ&ポピュラーピアノ)を

教える仕事を始めて、約18年になります。


元々は大手系列の音楽教室で

仕事をさせていただいてましたが

自分で個人的に音楽教室を運営するなら

大手とは違うアピールが必要だということは

薄々感じていました。


そして7年ほど前に

音楽教室立ち上げの決意をして

マーケティングの勉強や

ホームページの作成

独自カリキュラムの整理、SNSの設定など

運営のための基盤を固めていきました。


そして、当教室の特徴で

大手の音楽教室と決定的に違うところは

「私は、誰の何を解決できるプロなのか」

これを徹底的に絞っていったことです。


そして

広い広い生徒さん像の中から

アドリブが出来なくて悩んでいる人

コード演奏が出来るようになりたい人

セッションに行けるようになりたい人

この3つの悩みを持っている人へ向けて

ブログ、そしてSNS等で発信を開始したのです。


当教室と相性ピッタリの生徒さんのタイプとは!?

上の3つの悩みというのは

実は

昔の私が悩んでいたことです。

それも随分長い期間悩んでいました。


あらかじめアドリブ部分を作って譜面にし

それを本番で弾くことはアドリブではないのですが

かっこ悪いプレイをしてしまうことが怖くて

書き譜(コピー譜)からなかなか抜け出せない。


基本コードは理解しているつもりだが

A♭m7とか、Bmaj7など、難しいキーになると

自信がない。


ジャムセッションに見学に行っただけなのに

無理やり弾かされて

真っ白になって何も弾けなくて

トラウマになってしまった。


全部、私も経験したことです。

ですので、その気持ちは痛いほどよく分かります。

そして

私がそれらをどのように克服してきたか

その練習方法や考え方、

効率よく覚える方法などを

分かりやすくお伝えする自信があります。


もし

このブログを読んでいただいてる方の中で

上記のような悩みを持っている人は

まさに当教室にピッタリです。


コロナ禍の影響もあり

今では8割がオンラインの生徒さんです。

日本全国どこに住んでいても

インターネットができる環境なら

誰でもレッスンが受けられます。


ずっと悩んでるなら、一歩踏み出しましょう!

体験レッスンは無料です。

まずは下記ページからお問い合わせください(^^)

https://www.yukiyomusica.com/application.html

2022年8月1日月曜日

(98)基礎土台をしっかり作ることで「本当の自由」が手に入る

 



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。

この1ヶ月半、着物の着付け教室に通い

一昨日

先生にぎりぎり合格点をいただきました!

あとは何回も繰り返し着て慣れていこうと思います(^^)


本当に自由に演奏するとは

皆さんは

「アドリブ」というと

どんなイメージをお持ちですか?

自由に好きに演奏できる

そんなイメージではないでしょうか。


アドリブをやりたい人は

自由を求めるだけに

最初から自由に好きに弾きたいと思う方も

多いかと思います。


そしていざ自分でやってみようとすると

なかなか思うようにならないこともありますよね。


それは何故かというと

自由に好きに弾けるようになるには

何よりもまず基礎の土台を作ることが必要なんです。


基礎土台を作れてこそ

深くスキルが定着したまま

自由に好きに

コード演奏やアドリブが出来るようになっていきます。


基礎土台作りは一気に集中的に!

私のレッスンの最初の1年間ほどは

コードやスケールなど

コード演奏やアドリブに必須の基礎を

徹底的に脳と身体に覚えこませることに

多くの時間を割きます。


ここを集中的に一気にやるのには

ちゃんとした理由があって。


この基礎を叩き込む作業を

のんびりゆっくりやってしまうと

前にせっかく覚えたことを忘れてしまったり

理解力が下がったりして

すぐ元の状態に戻りやすくなり

非常に効率が悪くなるのです。


結果、モチベーションも下がり

挫折してしまうことに繋がります。


たしかに、基礎土台作りは

たくさん覚えることがあったり

脳をフル稼働させながらの練習があるので

忍耐力や集中力が必要です。


ただ、ここを乗り越えた先には

本当に自由な演奏が

楽しくできるようになることも事実です。


実際

何人もの私の生徒さんが

乗り越え、本当の自由を手にされています。

そんな生徒さん達がよく口にされる言葉が

「一歩ずつ山を登るように頑張れました」

そんな感想です。


特に最初の頃は

ジャズピアニストのように

自分らしいカッコいいアドリブをしようという考えは

一旦置いておいて

まず基礎土台を作ることに集中しましょう。

2021年10月4日月曜日

(94)私のレッスンで確実にアドリブが出来るようになる理由

 



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


私の指導法はアドリブ上達の具体的な方法を教えること。

私のレッスンは

長年かけて私が作ったカリキュラムに沿って進めていきます。


生徒のレベルや思考の方向性に応じて

順番や課題の出し方、曲等を変えているので

皆が皆、同じレッスンにはなりませんが

おおまかな流れは共通しています。


このカリキュラムは

これまで出来なくて悩んでいた人が

必ずアドリブとコード演奏が出来るようになる

ここに重点を置いて、綿密に系統立てて作っています。


決して

「アドリブは感覚で弾くものだ」

「好きなように弾いたらいい」

などの無責任なアドバイスではなく

具体的に

「何を、どのようにすればいいか」

を段階を追って

一つ一つクリアしていく方法なので

必ず弾けるようになります。


その人に合ったレベルで、

毎回少しずつアドリブの技法を教えていく時

その技法を使うと

どのような演奏になるのかも

実際に私が弾いて見せます。


詳しく解説しながら弾くので

学ぶ側も一つ一つ腑に落ちて納得しながら学べます。


もう一つ。

私のレッスンは録音、録画OKですので

何度も再生して練習できるところも利点です。


「アドリブが出来ない悩み」の奥底にあるもの

私の教室に問い合わせてくる人は

クラシックピアノの経験がある人が多いです。


そんな人の

アドリブが出来なくて悩んでいるという

心理の奥底に

他人の評価が関わっていることが

往々にしてあります。


楽譜があれば

素敵で綺麗なフレーズがたくさん弾ける自分が

ゼロベースに戻って

よちよち歩きのように弾く。

そんな自分を認めたくない、人に見られたくない。


そんな気持ちが少なからずありませんか?

それを恥ずかしいと思うことは全然ないんです!


どんなにクラシックピアノが上手な人でも

アドリブやコード演奏を一から学ぶなら

よちよち歩きの時期があって当たり前です。

そこをすっ飛ばして

急にすぐ素敵でカッコ良いフレーズを弾くのは無理です。


アドリブの仕組みを学んで

コードの基礎地盤をしっかりと築きながら

少しずつ自由に弾く技術を身につけていく行程が

実は本当にとても重要です。


私のレッスンの中で

毎回少しずつ

新たなアドリブの技法や仕組みを教わって

コツコツと練習しているうちに

必ず

楽譜に捉われないで自由に楽しく弾いてる自分に必ず出会えます。

一歩、踏み出しましょう。

お問い合わせはこちらから

https://www.yukiyomusica.com/application.html


2021年8月3日火曜日

(93)自分のアドリブを説明できる力は必要か?

 



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


自分で弾いてる音を説明できるか?

私が昔

ジャズの学校に通っていた頃に

ウッドベースの先生が開催する

【ピアノトリオセミナー】というのがありました。


そのセミナーを受講していて

先生に何回も言われた言葉があります。


それは

『自分が今やったアドリブに関して

どういう理由で、その音を選んで弾いたか

全部自分で説明できるか?

何を弾いたか分からない

覚えていない、と言ってるうちは

説得力のある演奏は出来ない』


今思うと

これは、一理あります。


基礎から

アドリブやコード演奏を学んでいる時期は

特に必要なことだと思います。

初心者の段階から

なんとなく感覚で弾いていると

「これで良いのかどうか自分でもよく分からない」

と、いつまでも納得できない

モヤモヤを抱えることになるからです。


学んで

知識をつけて

自分のやっていることに裏付けが取れて

納得できたら

それが自信となって

説得力のある演奏が出来るようになっていきます。


教える仕事をするなら言語化は大事です。

さらに

教える仕事を目指している人は

自分のやっていることを言語化し

それを分かりやすく

人に説明できる力

とても必要になってくると私は思います。


稀に

天才的に感覚で弾けて

プロで活動してる方もいらっしゃいますが

そういう方が

感覚で弾けない人に教えるのは

とても難しいことだと思うのです。


感覚で弾けてしまう人というのは

私の講師経験上

17年見ても稀です。

特に鍵盤に関しては

クラシック経験者が多いので

そういう方にとっては

感覚で弾くということが

まるで魔法か何かのように感じられるんですね。


学んで、知識をつけていくには

覚えることも沢山あります。

それでも

自分のやっていることに裏付けが取れて

納得できた時

魔法のように思っていたことが

自然に出来るようになっていきます。


諦めなければ

必ず出来るようになりますよ。

一緒に頑張りましょう!

お問い合わせはこちらから!

長岡京ミュージックジム

https://www.yukiyomusica.com/application.html


2021年6月29日火曜日

(92)才能がないのではなく、学習方法を知らないだけです。

 



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


アドリブが出来ないのは才能がないからではありません。

私の教室に来る人は

最初、アドリブを弾けない人がほとんどです。

即興の才能がなかったのではなく

学習方法を知らなかったからです。


そこから

様々なアドリブの仕組みや方法を

順を追って教わっていくと

みんな弾けるようになっていきます。


「自分には才能がないのでは?」

と思っている人がいたら

それは違いますよ。

「才能がない」とか「理解力が低い」

そんな風に思って

アドリブを諦めているとしたら

とても勿体無いです。


順序立てて教わって

コツコツ練習していけば

あなたも必ず弾けるようになります。


大事なのは継続の力

アドリブやコード演奏ができるようになるために

何をどうやったら良いか分からない

その悩みは、私の教室で解決できます。


大事なのは

教わったことを

コツコツと地道に練習する

継続の力です。


「忙しくて練習の時間が取れない」

それは言い訳です。


いろんな

練習ができない理由を

探している時間があったら

課題を一つでもやりましょう。


本当にアドリブができるようになりたい!

その強い気持ちがあるのなら

1日のうち5分でも練習時間を作れるはずです。


要は

出された課題を

毎日少しでも良いので

コツコツと続ける

あなたの意思があるかどうかです。


興味のある方は是非お問い合わせください。

https://www.yukiyomusica.com/application.html


2021年5月28日金曜日

(91)学んでしまえば一生モノ

 




こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。

曲に取り組む時、毎回「一からやり直し」という感覚になっていませんか?

皆さんは

新しい曲に取り組む時

「あ〜、また一から色々沢山やらなくちゃ!」

そんな気持ちになっていませんか?


私がジャズの学校で

音楽を学び始めて最初の頃は

毎回大変な気持ちになっていました。


アドリブも

全くできない時だったので

課題曲を出されると


左手の押さえ方を一生懸命考えたり

テーマをどう弾くか悩みに悩んだり

アドリブ部分なんて

「全部書き譜にして覚えて弾く」


そんなことを何回も繰り返していました。


「予め考えておいて、それを弾く」

それはもはやジャズではないです。


そんな自分から脱却するために必ずやっておくべきこと


一生懸命考えて

書き譜にして弾く自分から脱却したいなら

必ずやっておかなければならないことが

あります。


それは

基礎力を徹底的に身につけること。


なんだ、そんなことかと

思われるかもしれませんが。


ジャズの理論書などは

基本的にキーCで説明してあります。


コード、スケール、音程

ダイアトニックの説明なども

キーCで書かれてあることが多いです。


それらを読んで理解して

身につけた気持ちになっていませんか?


それでは全然ダメです。


例えば、ダイアトニックコード。

キーA♭のダイアトニックコードが

すぐ頭の中に浮かびますか?


キーBの

サブドミナントやドミナントが

すぐ答えられますか?


基本のコードやスケールはもちろん

ダイアトニックコードやスケール等を

全てのキーで難なく弾ける。


基礎力を身につけるとは

そういうことです。


学んでしまえば一生モノのカリキュラム

先ほど

基礎力を身につけることが大事と言いましたが。


実はこれ、自分一人でやろうとしても

なかなか難しいのも事実です。


そこで

私が長年考え、系統立てて組み立てた

カリキュラムがあります。


私のカリキュラムの前半は

なるべく効率よく

それでいて徹底的に基礎力が身につくように

作られています。


この前半部分を学ぶだけでも

一生もののカリキュラムです。


何を、どのように学べば良いのか

わからなくて悩んでいる方は

是非

当教室「長岡京ミュージックジム」へ

お問い合わせください。

お問い合わせは下記ページからどうぞ(^^)

https://www.yukiyomusica.com/application.html

2021年4月28日水曜日

(90)コード進行を「ディグリーネーム」で捉えられると見えてくるもの



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


ディグリーネームとは?

ディグリーネームとは

ざっくり言うと

コード進行を「度数表記」したものをいいます。


例えば

『Fly me to the Moon』という曲は

キーCの

Ⅵm7」の「Am7」から始まって

Ⅱm7」の「Dm7」

Ⅴ7」の「G7」

Ⅰmaj7」の「Cmaj7」と続きます。

このように

ディグリーネームは

ローマ数字「Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ・・・」で表されることが一般的です。


ディグリーネームのメリット

コード進行を

ディグリーネームで捉えるメリット。


まず

その曲のキーにおける

コードの役割を把握しやすくなります。


どういうことかと言うと

例えば「G7」というコードがあります。


これが

  1. キーが【Cメジャー】の時に出てくる「G7」
  2. キーが【E♭メジャー】の時に出てくる「G7」

この、それぞれのキーによって

「G7」の役割は全く変わってきます。

1.における「G7」は、ドミナント。

2.における「G7」は、Ⅵmに対するセカンダリードミナント

になります。


こういった決まりごとを覚えておくだけで

その曲の中の「G7」の役割が

瞬時に把握できるのは便利ですよね。


ディグリーネームで捉えられると見えてくるもの

コード進行をディグリーネームで捉えられると

見えてくることも沢山あります。


例えば

最初に書いた

『Fly me to the Moon』のコード進行。


この曲の最初の5小節間は

実は

『All The Things You Are』の

最初の5小節間と全く同じです。


両曲とも(キーは違いますが)

Ⅵm7→Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰmaj7→Ⅳmaj7

です。

ここに気づけるだけでも

グッとアドリブがしやすくなると思います。


他にも

コード進行を

ディグリーネームで覚えるメリットはたくさんあります。


その他のメリットが知りたい方は

ぜひ当教室へ(^^)

お問い合わせはこちらからどうぞ↓

https://www.yukiyomusica.com/application.html

2021年3月29日月曜日

(89)おためし3ヶ月コースがある理由



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。

もうすぐ新しい年度が始まりますね。

皆さんは何か新しいことを始める計画はありますか?

私は

着物の着付けを出来るようになりたくて

少しずつYouTubeで勉強しています。

当教室には「おためし3ヶ月コース」があります。

さて

当教室には「おためし3ヶ月コース」というのがあります。


これは

講師との相性や

レッスンの進め方を知りたい方のために

作りました。


私は

ジャズやポップスなどで

アドリブやコード演奏を習う時

講師と生徒の相性は少なからずあると思っています。


特にアドリブに関しては

「感覚で出来てしまう人」もいるため

そういう人が

「感覚で出来ない人」を教えるのは難しいからです。


私は、ここ2年ぐらい

YouTubeにレッスン動画を載せています。

*YouTubeチャンネルはこちらです。

https://www.youtube.com/channel/UCkgprHQ3u3Qlf6KA7bgRcRw


最近は

それを見てお問い合わせをくださる方が

圧倒的に増えました。


動画の中での説明の仕方や仕草で

私という人物がどんな人なのか

ある程度わかるのが大きいと思います。


それでも

「やはりもう少しじっくり見極めてから入会したい」

という人のために

「おためし3ヶ月コース」があります。


3ヶ月間レッスンを経験して

その後も続けたいと思われたら

その時点で入会金をお支払いいただくシステムになっています。

*おためし3ヶ月コースの詳細はこちらです。

https://www.yukiyomusica.com/pg27.html


これからは生徒が講師を選ぶ時代

ひと昔前までは

ピアノを習いたいと思ったら

音楽教室の門をたたいて

教室に入ってから

そこで初めて

お互いに相手がどんな人かが分かるという時代でした。


今はインターネットのおかげで

YouTubeやブログ、色んなSNSで

講師も色んな発信ができ

それを見る生徒側が

「この人はどんな人なんだろう」と

じっくりと見極められる時代になりました。


レッスンの形も

対面の他に、オンラインもあるので

インターネットが繋がれば

国内だけでなく海外の方も

「この人に習いたい」と思ったら習える時代なんですね。


もうすぐ新年度が始まります。

悩んでいる方は、この機会に是非お問い合わせください。

お問い合わせはこちらからどうぞ!

https://www.yukiyomusica.com/application.html

2021年3月4日木曜日

(88)音符表記して弾くのはアドリブではありません

 

大山崎山荘へ行く途中の1枚

こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。

クラシック経験者に多い落とし穴 


私の生徒さんは

クラシックピアノ経験者が圧倒的に多いです。


中でも

クラシックピアノの講師をされていたり

音大や芸大でクラシックピアノ科を専攻していたり

長くクラシックをやっている生徒さんは

少なくありません。


そんな方々に

これまでどんな練習をしてきたかを

聞いてみると


多くの人が

アドリブ部分は音符表記に直して弾いていた

と答えられます。


実は、これが

「アドリブができない」となる最大の落とし穴です。


音符で書いて、それをそのまま弾くのは

アドリブではありません。


分かっていただきたいのは

音符表記した時点で

アドリブ出来る人の脳の使い方ではなくなってしまう

という事です。


やるか、やらないか


私のブログやYouTube動画のタイトルになっている

【アドリブ脳を鍛えよう】。

その名の通り

アドリブが出来るようになるには

アドリブをする為の脳の使い方を学んで

身につけていく必要があります。


最初は

慣れない脳トレをやる感覚ですので

ハッキリ言って、脳みそは疲れます。


ですので

「やろうかな」ぐらいの気持ちでは

なかなか乗り切ることは難しいでしょう。


ですが

やる気はあるのに

何をどうやって良いか分からない方へ


やる内容は私のレッスンにお任せください。

あとは

「やるか、やらないか」その二択です。


2021年2月10日水曜日

(87)【Bロクリアン】は【Aナチュラルマイナー】と覚えて良いでしょうか?

 


こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


【Bロクリアン】は【Aナチュラルマイナー】と覚えて良いでしょうか?


先日

ある曲のスケールを覚える課題で

生徒さんからこんな質問がありました。


【Bロクリアンスケール】は

Bの音から覚えるのが難しいので

【Aナチュラルマイナースケール】

と覚えても良いでしょうか?


これ、何のことを言っているかというと






この2つのスケールを見比べてみると

始まる音符が違うだけで、並びは一緒です。


Bロクリアンは「シ」の音から

Aナチュラルマイナーは「ラ」の音

から始まってて

全てが白鍵で出来ているスケールです。


だから

その生徒さんは

BロクリアンをAナチュラルマイナーで

覚えても良いかを質問されたんですね。


たしかに、使える音は同じだし

ロクリアンよりも馴染みのある

ナチュラルマイナーで覚えたくなる

その気持ちも分からないでもないです。


スケールを覚える時はコードトーンも意識しよう

課題の曲では

【Bロクリアンスケール】は

【Bm7♭5】のコードで使います。


そしてスケールは

そのコードトーン(コードの構成音)を

必ず通過します。











実は

このコードトーンを通ることを

意識しながらスケールを覚えることは

とても大切なことなんです。


スケールを覚える意味は

ただ、その並びを覚えることだけではありません。


曲全体の中で

そのスケールが、そのコードで使える意味を

しっかりと把握しながら弾けてこそ

スケールを覚えたことになるのです。


「覚える」を「栄養吸収」だと捉えましょう


アドリブやコード演奏が

自由に出来るようになるには


覚えることはたくさんありますが

覚えるコツもたくさんあります。


その一つが

鍵盤上のイメージで捉えるです。


コードトーンやスケールの並びを

鍵盤を絵的に捉えながら覚えてみてください。


コードの1度からだけでなく

3度や5度からも

そのスケールが見えるようになるまで

脳と手に覚えこませましょう!


【覚える】ことを

【苦】と捉えるのではなく

自由にアドリブやコード演奏するための

【栄養吸収】だと捉えましょう。


ちなみに当教室では

そのイメージトレーニングの為の

超便利カードを

希望する生徒さんにお渡ししていますよ(^^)

2021年1月13日水曜日

(86)どのぐらいの期間でアドリブが出来るようになりますか?


こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


どのぐらいでアドリブが出来るようになりますか? 

実はこの質問

体験レッスンの時に

よく聞かれる質問です。


私のレッスンは

  • 長年アドリブが出来なくて悩んでいる
  • 自由にコード演奏出来るようになりたい

そんな悩みを抱えている方々に

特化したレッスンです。


このブログや

YouTubeのレッスン動画もチャンネル登録はこちらから!)

そういう方々へ向けて発信しています。


ですので

どのぐらいでアドリブ出来るようになるのか

という質問は

当教室の体験レッスンを受けられる方が

最も知りたいことなのも納得できます。


そもそもアドリブとは

当教室へお問い合わせくださる

大半の方は

[ハノンやバイエル]程度の

楽譜を読めるぐらいの方〜

クラシックのピアノの先生をされている方です。


そのぐらいのピアノ経験のある方に

上記の質問をされた時に

私がなんとお答えするかというと


毎回、課題をきっちりとやっていけば

早ければ数ヶ月

遅くても2年ほどで

「セッションに挑戦してみよう」

と思えるぐらいになれます。


とお答えしています。


そもそも「アドリブ」とは

『その時の自分の持ってる知識と技術で

即興で自分を表現すること』ですので

極端にいうと、1音や2音でも

アドリブできるのです。


その1音や2音を

  • どんなリズムで
  • どんな強弱で
  • どのコードの上で鳴らすか。

そこを意識して弾くだけで

もう立派なアドリブです。


そうやって少しずつ

アドリブに必要な知識や仕組みを増やして

多くを学んで得た中から

自分でチョイスして

徐々に即興で

自由に弾けるようになっていきます。


2021年も明けて

1都3県に加え、関西の3府県にも

緊急事態宣言が出されようとしています。


家の中にいる時間が長い今こそ

何かに挑戦してみませんか?


悩んでいる方は

ぜひ無料体験レッスンをお申し込みください!

オンライン・レッスンのお申し込みも増えてきています。

全国どこでも

スマホ(タブレット、PCもOK!)と

Wi-Fiがあればレッスン可能です!


お問い合わせはこちら↓

https://www.yukiyomusica.com/application.html

2020年12月22日火曜日

(85)いろんなジャズピアノ教室に通ったのにアドリブができない!

 



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


いろんなジャズピアノ教室で習いましたが


先日

体験レッスンを受けた方から

こんな質問をいただきました。


『今まで

いろんなジャズピアノ教室で

ピアノを習いました。

弾き方や理論を

色々言ってもらえるのですが

どうしても

それを実践に移すことができません。

教室の先生の説明を聞いて

なんとなく

ボヤッと理解した気になるのですが

その先生のようにカッコよく弾けません。


私の理解力や努力が

足りないのでしょうか?』


おそらく

これまでの先生は

感覚で弾けてしまう人で

感覚では弾けない人が

どんな練習をどんな順番で

やっていけばいいのかを

あまり考えておられなかったのかも

しれません。


学んだ理論を実践に移すには

ちゃんと段階を踏んだ

訓練が必要です。


本人の

理解力や努力が足りないのではなく

やり方や順番が間違っているだけです。


何を、どのように学べばいいのか


やる気があっても

何を、どのように学べばいいのか

分からない人は多いのではないでしょうか。


そんな人のために

私が何年もかけて作り上げた

系統立てたカリキュラムが

あります。


この課題を習得したから

次の課題をやる意味が分かる。


そんな風に

確実に前進していけるレッスンを

是非体感されてみてください。


まずは無料体験レッスンで!

お問い合わせは下記リンクからどうぞ!

https://www.yukiyomusica.com/application.html

2020年11月28日土曜日

(84)課題の順番には、ちゃんと意味があります。

 




こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


綿密に計画立てたカリキュラム


レッスンの中で

生徒さんに出す課題は

私が長年かけて

試行錯誤しながら作った

カリキュラムによる課題です。


自分が

遠回りしてやっと掴んだ

数々のコツ。


「アドリブが出来ない」と

私自身が長く悩んだ経験を生かして

その「心の壁」を

どうやって取り除いていくか等々...。


それらをギュッと凝縮して

綿密に計画立てて

やっと完成したのが

今のカリキュラムです。


課題の順番には、ちゃんと意味があります。


なぜ

この順番でコードやスケールを覚えるのか

なぜ

この課題の後にコレをやるのか。


実は

私が出す課題の順番には

重要な意味があります。


これは

経験してみないと

なかなか分からないのですが

私のレッスンを受けて

1年、2年と経つ頃

生徒の皆さんがよく言われるのが

「なるほど!

ずっとやってきた課題は

この為のものだったんですね!」です。


レッスンの中でも時々

「この課題はこういうことが

できるようになる為のものですよ」

とお伝えしていますが

それとは別に

もっと長いスパンで考えられた

重要な「仕掛け」があるんです(^^)


その全貌を知りたい方は是非

当教室のお問い合わせフォームから

お問い合わせください!

https://www.yukiyomusica.com/application.html


2020年10月26日月曜日

(83)曲の全体像を掴むために必要な能力

 


こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

最近
無印良品の「発酵ぬかどこ」にハマっています。
ビニールチャックの付いた袋で売ってて
袋にそのまま野菜を漬けられるので
超お手軽です!

曲の全体像を掴むために


先日
「アドリブ脳を鍛えよう」レッスン動画を
久しぶりにYouTubeにUPしました。

タイトルは
「サブドミナントマイナーの代理コード」。

作曲やアレンジにはもちろん
曲のアナライズにも役立つ
様々な「代理コード」ですが

動画では
「サブドミナントマイナー」の代理コード
についてお話ししました。

この動画を観る前の注意事項として
「トニック」
「ドミナント」
「サブドミナント」
以上3つのことを理解しておくように
冒頭でお伝えしています。

この
「トニック」
「ドミナント」
「サブドミナント」

曲の全体像を掴むためにも
非常に重要な項目です。

それぞれに
曲の構成のための役割があって
それぞれに
いろんな代理コードがあるからです。

曲の全体像を掴むために必要な能力とは


動画では
分かりやすくするために
キーCでお話ししました。

キーCで
3和音で言うと

  • トニックは[C]
  • ドミナントは[G]
  • サブドミナントは[F]
  • サブドミナントマイナーは[Fm]


サブドミナントマイナーの
代理コードは
  • [Dm7♭5]
  • [A♭maj7]
  • [B♭7(9)]
以上3つ。

なぜ代理コードになるのかを
動画の中で説明しています。

ここで質問です。

箇条書き部分の7つのコード

キーA♭ではどうでしょう?

すぐ頭の中にコードが浮かびますか?

なかなかハードではないかと思います。

しかし
実はこの能力は
曲の全体像を掴むだけではなく
アドリブやコード演奏にも
とても必要になってくる能力です。


考えるだけなら
楽器が手元になくても
お風呂の中や通勤電車の中でも
できますよね。


色んなキーに置き換えて
上記の7つのコードだけでも
思い浮かべてみてください。

とても良い訓練になると思いますよ(^^)

2020年9月30日水曜日

(82)凄い人の演奏を聴いた時、モチベーションが上がらない人へ

 

2017年5月大山崎山荘にて撮影。本文とは関係ありません。

こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

今日で9月も終わりですね。

今年は新型コロナに振り回され
年始に立てた目標を
達成できずにいる方も
いらっしゃるかと思います。

私も、その一人です(苦笑)

人間というものは
「できない(やらない)」理由を
見つける天才だと聞きます。

その「理由」を口実に
何も行動に移さずにいるのは
やはり
自分の甘えなのだと思います(自戒)

凄い人の演奏を聴いて、やる気が出ない人へ


皆さんは
自分の楽器を学んで練習する時
何をモチベーションにしますか?

「憧れの人に少しでも近づきたい」
「いつか私もあんな風に楽しそうに演奏したい」
「あのサウンドを自分の演奏に取り入れたい」

色々あると思います。
その気持ちを
うまくモチベーションに乗せて
日々練習に励まれている人も多いと思います。

ただ
そんな中
たまたま凄い人の演奏を聴いて(観て)

「圧倒的実力の差を見せつけられたようで
自分なんかが努力したところで
所詮あんな風にはなれない」

こんな風に思ってしまって
モチベーションが上がらない

そんな人も
中にはいらっしゃるのでは
ないでしょうか。

そんな人は
そう考える前に
ちょっと想像してみてください。

どんなに凄い人も下手な時代があった


どんなに凄い人でも
最初から凄かったわけではありません。

誰でも必ず
初心者だった時代があるわけで。

皆んな、それぞれ
練習に試行錯誤を繰り返し

落ち込んだり、悔しい思いを
たくさん、たくさん経験して
今のその人になっています。

少しずつ
積み重ねてきた結果が
今のその人を作っているに他なりません。

凄い人に憧れる気持ちは、とても大切です。

でも
凄い人と、今の自分を
単に比較して
落ち込んだり諦めたりするのは
建設的ではありません。

大事なのは

先月の自分より、今月の自分
昨年の自分より、今年の自分
5年前の自分より、今の自分が

少しでも上達してることと
そしてそれを
続けていくことだと思います。

何かの理由で
足踏みしてしまっているアナタ。

一歩踏み出してみましょう!


2020年9月14日月曜日

(81)確実に上達する方法

 

2020年9月 元伊勢籠神社にて撮影。本文とは関係ありません。


こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

耳コピの経験はありますか?


皆さんは
耳コピをしたことがあるでしょうか?

「あ、これカッコイイ!」
「なんか素敵なフレーズだな」
「この人のプレイ好きだな」

何かの曲を聴いて
こんな風に思ったなら
曲全部じゃなくてもいいから
一部分だけでも
耳コピしてみるべきです。

理論的なことは分からなくても
ノリや
洗練されたモタり具合
間の取り方etc...
勉強になることは山ほどあります。

確実に上達する聴き方


冒頭の写真は神社ですが
神頼みではありませんよ。

確実に上達する方法

それは
好きな曲を選び
項目を絞って
徹底的に聴くことです。

項目を絞るとは
どういうことかというと

例えば
@テーマの弾き方
@どんなイントロやエンディングになってるか
@左手コードの入れるタイミング
@コード進行やコードの押さえ方
@フレーズは何のコードの上で弾いてるか
@曲全体の構成はどうなってるか

まだまだ色んな項目が
考えられます。

項目を絞って
何十回、何百回と
徹底的に聴けば
確実に上達していきます。

通勤電車の時間だけでもOKです。

例えば
「今日は左手コードのタイミングを聴こう」
こんな風にテーマを絞って
その日の課題に取り組んでいきます。

これを続けていけば
あなたは確実に上達しますよ(^^)

2020年8月26日水曜日

(80)アドリブの為に曲のアナライズ(分析)は必要なのか?

 

2017年5月大山崎山荘にて撮影。本文とは関係ありません。


こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

アドリブの為にアナライズは必要なのか?


アドリブをする為に
アナライズ(曲の分析)は必要なのか?

結論から言いますと。

必要な時もあるし
必要のない時もあります。

例えば

ジャズのスタンダードでも
転調のない
ほぼダイアトニックでできている曲は
曲の分析をしなくても
感覚でアドリブが出来てしまう人も
いるかと思います。
(ダイアトニックについてしっかりと学びたい方は当教室へ是非!)

ただ
ジャズのスタンダードには
曲の途中で
何回も転調するような曲が
けっこうあります。


クラシックでは
曲中で転調する場合は
調号が記してあったりして
何のキーに転調するかの確実な指示がありますね。


ところが
ジャズで使う
いわゆるリードシートといわれる譜面には
曲全体のキーに関しては
最初に記してあるものの
曲中での転調は
特に指示はなく
メロディーやコード進行を見て
自分で判断していきます。

その際に
アナライズ(分析)は必要になってきます。


「イパネマの娘」を例に見てみよう


アントニオ・カルロス・ジョビンの
「イパネマの娘」。

この曲は
リードシートの冒頭に
♭が一つ付いているので
曲全体はキーが「Fメジャー」であることがわかります。
*調号からキーを判断する方法は下記ページに便利な表がありますよ。

[A]の部分は
スタンダード曲の「A列車で行こう」の
最初の8小節と同じコード進行ですね。
(キーは違いますが)

問題は
[B]の部分です。
ここでは3回、転調しています。

[B]の最初のコード「G♭maj7」。
ここから4小節のキーは
D♭メジャーです。

ここのキーをG♭メジャーと
考えてしまうと
最終的にキーFに戻る時に
帳尻合わせしにくいのと
「Ⅳ7」という
やや珍しいコードが出てきてしまうので
ここのキーはD♭メジャーと考えるのが良いでしょう。

そして
その次の「F#m7」からの4小節のキーは
Eメジャーです。

そしてその次の
「Gm7」から8小節のキーは
またFメジャーに戻っていきます。

キーの判断が違うことで何が起こるか


先ほどの
[B]の最初のコード
「G♭maj7」から4小節のキーを
G♭メジャーと考えた時

「G♭maj7」で使えるスケールは
G♭イオニアンスケールになります。

一方キーを
D♭メジャーと考えると
「G♭maj7」で使えるスケールは
G♭リディアンスケールになります。

キーの解釈が変わると
使うスケールも変わってくるということですね。

そうなると
その上で使えるU・S・Tも変わってきたり・・・
と、まあ色々変わってきてしまうわけです。

この辺りの話を詳しく勉強したい方は
当教室へお問い合わせください。

丁寧に、分かりやすく
レッスンさせていただきますよ(^^)

今年に入ってから試行錯誤しながらも
日本全国の方の
オンラインでのレッスンが可能になって
遠方の生徒さんも増えています。

ステイホームの時間が長くなってる今

アドリブが出来るようになりたい方
コード演奏を自由に弾けるようになりたい方
悩んでいるなら是非
「長岡京ミュージックジム」へお問い合わせください!

2020年8月14日金曜日

(79)余白の美学

 

(2018/2月横浜にて撮影。写真は文章とは関係ありません。)


こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

先日は
私人生初の
【リアル&生配信ライブ】を
「持田浩嗣 & smooth J4」のメンバーで
京都ライブスポットRAGにて
やらせて頂きました。

RAGさんの配信ライブにかける
想いは並々ならぬものがあって

カメラは7台ほど、
(うち2台は自動で動くタイプ!)
カメラ専用のスタッフさんや
通常の音響さんに加え
配信用の音響さんをもう一人
SNSや動画編集の精鋭なスタッフさんなど

それは多大な労力と手間をかけて
配信ライブに取り組んでおられます。

またやります!
その時はこのブログでも
告知させて頂きますので
是非ご視聴ください!

余白の美学


日本画や書道で
「余白の美」という言葉を
聞くことがあります。

最近では
スマホのカメラ機能が優秀で
素人でも素敵な写真を撮ることが
可能になりましたね。

この写真でも
隅々まで計算された
余白が残された写真は

写真を見る側(受け手)にも
心の余白を用意してくれているようで
なんとも言えない余韻があって
魅力的に感じることが多いです。


休符のグルーブ感


音楽でいう「余白」とは
いわゆる
「音が出ていない時の間」です。
いわゆる「休符」ですね。

私はこの
「音が出ていない時の間」は
とても大事で大切にするべきものだと
考えています。

「休符」と書きますが
決して休みではありません。

休符の時のグルーブ感は
音が出ている時のグルーブに
大きく影響します。

その「余白」をどう表現するかで
曲全体の印象も大きく変わると思います。

これはアドリブにも言えることで

休符で意図的に空間を作って
アドリブに深みを持たせることは
意外に難しいのです。

音楽を勉強中の方も、是非この
「休符の美」
を意識して演奏してみてください。

さらに楽しくなりますよ(^^)