こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。
ディグリーネームとは?
ディグリーネームとは
ざっくり言うと
コード進行を「度数表記」したものをいいます。
例えば
『Fly me to the Moon』という曲は
キーCの
「Ⅵm7」の「Am7」から始まって
「Ⅱm7」の「Dm7」
「Ⅴ7」の「G7」
「Ⅰmaj7」の「Cmaj7」と続きます。
このように
ディグリーネームは
ローマ数字「Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ・・・」で表されることが一般的です。
ディグリーネームのメリット
コード進行を
ディグリーネームで捉えるメリット。
まず
その曲のキーにおける
コードの役割を把握しやすくなります。
どういうことかと言うと
例えば「G7」というコードがあります。
これが
- キーが【Cメジャー】の時に出てくる「G7」
- キーが【E♭メジャー】の時に出てくる「G7」
この、それぞれのキーによって
「G7」の役割は全く変わってきます。
1.における「G7」は、ドミナント。
2.における「G7」は、Ⅵmに対するセカンダリードミナント
になります。
こういった決まりごとを覚えておくだけで
その曲の中の「G7」の役割が
瞬時に把握できるのは便利ですよね。
ディグリーネームで捉えられると見えてくるもの
コード進行をディグリーネームで捉えられると
見えてくることも沢山あります。
例えば
最初に書いた
『Fly me to the Moon』のコード進行。
この曲の最初の5小節間は
実は
『All The Things You Are』の
最初の5小節間と全く同じです。
両曲とも(キーは違いますが)
Ⅵm7→Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰmaj7→Ⅳmaj7
です。
ここに気づけるだけでも
グッとアドリブがしやすくなると思います。
他にも
コード進行を
ディグリーネームで覚えるメリットはたくさんあります。
その他のメリットが知りたい方は
ぜひ当教室へ(^^)
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