2021年4月28日水曜日

(90)コード進行を「ディグリーネーム」で捉えられると見えてくるもの



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


ディグリーネームとは?

ディグリーネームとは

ざっくり言うと

コード進行を「度数表記」したものをいいます。


例えば

『Fly me to the Moon』という曲は

キーCの

Ⅵm7」の「Am7」から始まって

Ⅱm7」の「Dm7」

Ⅴ7」の「G7」

Ⅰmaj7」の「Cmaj7」と続きます。

このように

ディグリーネームは

ローマ数字「Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ・・・」で表されることが一般的です。


ディグリーネームのメリット

コード進行を

ディグリーネームで捉えるメリット。


まず

その曲のキーにおける

コードの役割を把握しやすくなります。


どういうことかと言うと

例えば「G7」というコードがあります。


これが

  1. キーが【Cメジャー】の時に出てくる「G7」
  2. キーが【E♭メジャー】の時に出てくる「G7」

この、それぞれのキーによって

「G7」の役割は全く変わってきます。

1.における「G7」は、ドミナント。

2.における「G7」は、Ⅵmに対するセカンダリードミナント

になります。


こういった決まりごとを覚えておくだけで

その曲の中の「G7」の役割が

瞬時に把握できるのは便利ですよね。


ディグリーネームで捉えられると見えてくるもの

コード進行をディグリーネームで捉えられると

見えてくることも沢山あります。


例えば

最初に書いた

『Fly me to the Moon』のコード進行。


この曲の最初の5小節間は

実は

『All The Things You Are』の

最初の5小節間と全く同じです。


両曲とも(キーは違いますが)

Ⅵm7→Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰmaj7→Ⅳmaj7

です。

ここに気づけるだけでも

グッとアドリブがしやすくなると思います。


他にも

コード進行を

ディグリーネームで覚えるメリットはたくさんあります。


その他のメリットが知りたい方は

ぜひ当教室へ(^^)

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