2021年2月10日水曜日

(87)【Bロクリアン】は【Aナチュラルマイナー】と覚えて良いでしょうか?

 


こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


【Bロクリアン】は【Aナチュラルマイナー】と覚えて良いでしょうか?


先日

ある曲のスケールを覚える課題で

生徒さんからこんな質問がありました。


【Bロクリアンスケール】は

Bの音から覚えるのが難しいので

【Aナチュラルマイナースケール】

と覚えても良いでしょうか?


これ、何のことを言っているかというと






この2つのスケールを見比べてみると

始まる音符が違うだけで、並びは一緒です。


Bロクリアンは「シ」の音から

Aナチュラルマイナーは「ラ」の音

から始まってて

全てが白鍵で出来ているスケールです。


だから

その生徒さんは

BロクリアンをAナチュラルマイナーで

覚えても良いかを質問されたんですね。


たしかに、使える音は同じだし

ロクリアンよりも馴染みのある

ナチュラルマイナーで覚えたくなる

その気持ちも分からないでもないです。


スケールを覚える時はコードトーンも意識しよう

課題の曲では

【Bロクリアンスケール】は

【Bm7♭5】のコードで使います。


そしてスケールは

そのコードトーン(コードの構成音)を

必ず通過します。











実は

このコードトーンを通ることを

意識しながらスケールを覚えることは

とても大切なことなんです。


スケールを覚える意味は

ただ、その並びを覚えることだけではありません。


曲全体の中で

そのスケールが、そのコードで使える意味を

しっかりと把握しながら弾けてこそ

スケールを覚えたことになるのです。


「覚える」を「栄養吸収」だと捉えましょう


アドリブやコード演奏が

自由に出来るようになるには


覚えることはたくさんありますが

覚えるコツもたくさんあります。


その一つが

鍵盤上のイメージで捉えるです。


コードトーンやスケールの並びを

鍵盤を絵的に捉えながら覚えてみてください。


コードの1度からだけでなく

3度や5度からも

そのスケールが見えるようになるまで

脳と手に覚えこませましょう!


【覚える】ことを

【苦】と捉えるのではなく

自由にアドリブやコード演奏するための

【栄養吸収】だと捉えましょう。


ちなみに当教室では

そのイメージトレーニングの為の

超便利カードを

希望する生徒さんにお渡ししていますよ(^^)