私が
「アドリブができるようになりたい」
と思ったキッカケは。
1990年代、関西テレビの深夜放送の
「夢の乱入者」という音楽番組でした。
ジャズギタリストの渡辺香津美さんが
メインホストとして
様々なミュージシャンをゲストに迎え
「音楽で会話する」をテーマに
ジャンルに捕われないセッションを
繰り広げる。
そんな番組でした。
当時
クラシックピアノしか知らなかった
私にとってはあまりの衝撃でした。
セッション中の
鳥肌が立つような
音の交わりや、ぶつかり合い。
「音楽で会話する」とはこんなにも
刺激的で官能的で、神々しいものなのかと。
(大げさに聞こえるかもしれませんが
当時の私にとって本当にそんな印象でした)
当時のピアノの人の弾いていることや
それらをなんとか理解したくて
その場で起こっている音の絡み合いの意味。
それらをなんとか理解したくて
ビデオに録画して、
何度も巻き戻しては再生と停止を繰り返し
何時間も見たのを覚えています。
私は楽器を学んでいる時は特に
「こんな演奏がしたい」
「こんな風に弾けるようになりたい」
というような
理想や憧れの存在は必要だと思っています。
その人のやってることを理解したい。
その人の感じていることを感じたい。
これはもう恋と同じですね♪
楽器の練習には
本当にそのぐらいのエネルギーが必要です。
今、もし練習に行き詰まったり
気持ちはあるのに行動が伴わない。
そんな方がいらっしゃったら
「楽器を始めた頃の憧れの存在」を
思い出してみてください。
きっと
背中を押してくれると思います♪
っと、
これまで色々書いてきた私ですが。
どんな人物が書いているのか、
これほど長々と書いてきて、いったい
どんなアドリブをするピアニストなのか。
知りたい方は
来週11月6日(金)ライブをやります。
場所は横浜市 青葉台駅から
徒歩10分ほどの隠れ家的ジャズバー
(オーラパンアジル)。
普段は歌伴やレストランBGMの仕事で
「これぞ アドリブ」な感じの演奏は
なかなかないのですが、
このお店でのライブはやります♪
ピアノとベースのDUOなので。
興味のある方は是非。
次回の【アドリブ脳を鍛えよう】は
「ビバップをアドリブに取り入れるために」
についてお話しようと思います。