私が今学んでいることを大まかに言わせていただくと。
「哲学」 「心理学」 「教育学」 「法学」 「精神医学」 「看護学」 「宗教学」 といった様々な方面からみえてくる
『人の心』について、たくさんの資料本と格闘しながらも、出来るだけ多くの事を吸収しようと頑張っている次第なんですが。
その中の参考資料に「笑い学」というものがあってですね。
身体の免疫細胞を活性化させたり、血糖値を抑制したり、また、心の持ち方や意思のあり様に変化をもたらしたり。
そんな「笑いの効果」は近年日本でも話題になっていて、科学的に証明されているものもあります。
たしかに。
思い返してみると、私の人生も「笑い」によって本当に救われている部分が多いです。
競争や妬みが渦巻く現実の人間社会の中でも、要所要所で、笑わせてもらったり笑い合ったりした記憶がハッキリと残っていて。
腹がよじれるほど、涙が出るほど大笑いした後なんかは、一瞬ボーッとなりますが、その後は鬱積していたものが「笑い」と一緒に吐き出されたのか、スカッとなるんですよね。
「笑う前の自分」と「笑った後の自分」とでは明らかに何かが変わっていて、今思うと、そこから「また立ち上がるエネルギー」が生まれていた事も少なからずあったなと。
地球上に人間という生命体ができて以降、長い進化を経て現在、人間の「笑う」という能力が消滅せずに残っているということは、「笑うこと」が人間が生きていくうえで必要なことだからだそうです。
心から笑い合える人との出会いというのは、今の日本社会では貴重なものかもしれませんが、「笑う力」は誰の中にも存在します。
こういう時代だからこそ、日常の中にある「色んな笑い」の可能性をもっと意識的に掘り起こして求めていってもいいんじゃないかと、ちょっと思いました。
あ、そういえば前回ブログに書いた福澤諭吉さんの自伝本にも「フッ」とか「ニンマリ」的な笑いが随所にありましたよ♪
ちなみに、「笑い」を科学的に数値化する「笑い測定器」なるものを、今は亡き木村洋二教授(関西大学)が開発されたそうで、その数値の単位は「aH(アッハ)」だそうです。
なんでも人は笑うと横隔膜が振動するそうで、その振動で発生する電位を測定するらしいのですが。
「○○アッハ笑ったからストレスホルモンがこれだけ減った」とか数値化できたら、「笑い療法」が医学的に使えるようになるということで。
その研究は木村教授のお弟子さん達が受け継いでいるそうです♪