2021年5月28日金曜日

(91)学んでしまえば一生モノ

 




こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。

曲に取り組む時、毎回「一からやり直し」という感覚になっていませんか?

皆さんは

新しい曲に取り組む時

「あ〜、また一から色々沢山やらなくちゃ!」

そんな気持ちになっていませんか?


私がジャズの学校で

音楽を学び始めて最初の頃は

毎回大変な気持ちになっていました。


アドリブも

全くできない時だったので

課題曲を出されると


左手の押さえ方を一生懸命考えたり

テーマをどう弾くか悩みに悩んだり

アドリブ部分なんて

「全部書き譜にして覚えて弾く」


そんなことを何回も繰り返していました。


「予め考えておいて、それを弾く」

それはもはやジャズではないです。


そんな自分から脱却するために必ずやっておくべきこと


一生懸命考えて

書き譜にして弾く自分から脱却したいなら

必ずやっておかなければならないことが

あります。


それは

基礎力を徹底的に身につけること。


なんだ、そんなことかと

思われるかもしれませんが。


ジャズの理論書などは

基本的にキーCで説明してあります。


コード、スケール、音程

ダイアトニックの説明なども

キーCで書かれてあることが多いです。


それらを読んで理解して

身につけた気持ちになっていませんか?


それでは全然ダメです。


例えば、ダイアトニックコード。

キーA♭のダイアトニックコードが

すぐ頭の中に浮かびますか?


キーBの

サブドミナントやドミナントが

すぐ答えられますか?


基本のコードやスケールはもちろん

ダイアトニックコードやスケール等を

全てのキーで難なく弾ける。


基礎力を身につけるとは

そういうことです。


学んでしまえば一生モノのカリキュラム

先ほど

基礎力を身につけることが大事と言いましたが。


実はこれ、自分一人でやろうとしても

なかなか難しいのも事実です。


そこで

私が長年考え、系統立てて組み立てた

カリキュラムがあります。


私のカリキュラムの前半は

なるべく効率よく

それでいて徹底的に基礎力が身につくように

作られています。


この前半部分を学ぶだけでも

一生もののカリキュラムです。


何を、どのように学べば良いのか

わからなくて悩んでいる方は

是非

当教室「長岡京ミュージックジム」へ

お問い合わせください。

お問い合わせは下記ページからどうぞ(^^)

https://www.yukiyomusica.com/application.html

2021年4月28日水曜日

(90)コード進行を「ディグリーネーム」で捉えられると見えてくるもの



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


ディグリーネームとは?

ディグリーネームとは

ざっくり言うと

コード進行を「度数表記」したものをいいます。


例えば

『Fly me to the Moon』という曲は

キーCの

Ⅵm7」の「Am7」から始まって

Ⅱm7」の「Dm7」

Ⅴ7」の「G7」

Ⅰmaj7」の「Cmaj7」と続きます。

このように

ディグリーネームは

ローマ数字「Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ・・・」で表されることが一般的です。


ディグリーネームのメリット

コード進行を

ディグリーネームで捉えるメリット。


まず

その曲のキーにおける

コードの役割を把握しやすくなります。


どういうことかと言うと

例えば「G7」というコードがあります。


これが

  1. キーが【Cメジャー】の時に出てくる「G7」
  2. キーが【E♭メジャー】の時に出てくる「G7」

この、それぞれのキーによって

「G7」の役割は全く変わってきます。

1.における「G7」は、ドミナント。

2.における「G7」は、Ⅵmに対するセカンダリードミナント

になります。


こういった決まりごとを覚えておくだけで

その曲の中の「G7」の役割が

瞬時に把握できるのは便利ですよね。


ディグリーネームで捉えられると見えてくるもの

コード進行をディグリーネームで捉えられると

見えてくることも沢山あります。


例えば

最初に書いた

『Fly me to the Moon』のコード進行。


この曲の最初の5小節間は

実は

『All The Things You Are』の

最初の5小節間と全く同じです。


両曲とも(キーは違いますが)

Ⅵm7→Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰmaj7→Ⅳmaj7

です。

ここに気づけるだけでも

グッとアドリブがしやすくなると思います。


他にも

コード進行を

ディグリーネームで覚えるメリットはたくさんあります。


その他のメリットが知りたい方は

ぜひ当教室へ(^^)

お問い合わせはこちらからどうぞ↓

https://www.yukiyomusica.com/application.html

2021年3月29日月曜日

(89)おためし3ヶ月コースがある理由



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。

もうすぐ新しい年度が始まりますね。

皆さんは何か新しいことを始める計画はありますか?

私は

着物の着付けを出来るようになりたくて

少しずつYouTubeで勉強しています。

当教室には「おためし3ヶ月コース」があります。

さて

当教室には「おためし3ヶ月コース」というのがあります。


これは

講師との相性や

レッスンの進め方を知りたい方のために

作りました。


私は

ジャズやポップスなどで

アドリブやコード演奏を習う時

講師と生徒の相性は少なからずあると思っています。


特にアドリブに関しては

「感覚で出来てしまう人」もいるため

そういう人が

「感覚で出来ない人」を教えるのは難しいからです。


私は、ここ2年ぐらい

YouTubeにレッスン動画を載せています。

*YouTubeチャンネルはこちらです。

https://www.youtube.com/channel/UCkgprHQ3u3Qlf6KA7bgRcRw


最近は

それを見てお問い合わせをくださる方が

圧倒的に増えました。


動画の中での説明の仕方や仕草で

私という人物がどんな人なのか

ある程度わかるのが大きいと思います。


それでも

「やはりもう少しじっくり見極めてから入会したい」

という人のために

「おためし3ヶ月コース」があります。


3ヶ月間レッスンを経験して

その後も続けたいと思われたら

その時点で入会金をお支払いいただくシステムになっています。

*おためし3ヶ月コースの詳細はこちらです。

https://www.yukiyomusica.com/pg27.html


これからは生徒が講師を選ぶ時代

ひと昔前までは

ピアノを習いたいと思ったら

音楽教室の門をたたいて

教室に入ってから

そこで初めて

お互いに相手がどんな人かが分かるという時代でした。


今はインターネットのおかげで

YouTubeやブログ、色んなSNSで

講師も色んな発信ができ

それを見る生徒側が

「この人はどんな人なんだろう」と

じっくりと見極められる時代になりました。


レッスンの形も

対面の他に、オンラインもあるので

インターネットが繋がれば

国内だけでなく海外の方も

「この人に習いたい」と思ったら習える時代なんですね。


もうすぐ新年度が始まります。

悩んでいる方は、この機会に是非お問い合わせください。

お問い合わせはこちらからどうぞ!

https://www.yukiyomusica.com/application.html

2021年3月4日木曜日

(88)音符表記して弾くのはアドリブではありません

 

大山崎山荘へ行く途中の1枚

こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。

クラシック経験者に多い落とし穴 


私の生徒さんは

クラシックピアノ経験者が圧倒的に多いです。


中でも

クラシックピアノの講師をされていたり

音大や芸大でクラシックピアノ科を専攻していたり

長くクラシックをやっている生徒さんは

少なくありません。


そんな方々に

これまでどんな練習をしてきたかを

聞いてみると


多くの人が

アドリブ部分は音符表記に直して弾いていた

と答えられます。


実は、これが

「アドリブができない」となる最大の落とし穴です。


音符で書いて、それをそのまま弾くのは

アドリブではありません。


分かっていただきたいのは

音符表記した時点で

アドリブ出来る人の脳の使い方ではなくなってしまう

という事です。


やるか、やらないか


私のブログやYouTube動画のタイトルになっている

【アドリブ脳を鍛えよう】。

その名の通り

アドリブが出来るようになるには

アドリブをする為の脳の使い方を学んで

身につけていく必要があります。


最初は

慣れない脳トレをやる感覚ですので

ハッキリ言って、脳みそは疲れます。


ですので

「やろうかな」ぐらいの気持ちでは

なかなか乗り切ることは難しいでしょう。


ですが

やる気はあるのに

何をどうやって良いか分からない方へ


やる内容は私のレッスンにお任せください。

あとは

「やるか、やらないか」その二択です。


2021年2月10日水曜日

(87)【Bロクリアン】は【Aナチュラルマイナー】と覚えて良いでしょうか?

 


こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


【Bロクリアン】は【Aナチュラルマイナー】と覚えて良いでしょうか?


先日

ある曲のスケールを覚える課題で

生徒さんからこんな質問がありました。


【Bロクリアンスケール】は

Bの音から覚えるのが難しいので

【Aナチュラルマイナースケール】

と覚えても良いでしょうか?


これ、何のことを言っているかというと






この2つのスケールを見比べてみると

始まる音符が違うだけで、並びは一緒です。


Bロクリアンは「シ」の音から

Aナチュラルマイナーは「ラ」の音

から始まってて

全てが白鍵で出来ているスケールです。


だから

その生徒さんは

BロクリアンをAナチュラルマイナーで

覚えても良いかを質問されたんですね。


たしかに、使える音は同じだし

ロクリアンよりも馴染みのある

ナチュラルマイナーで覚えたくなる

その気持ちも分からないでもないです。


スケールを覚える時はコードトーンも意識しよう

課題の曲では

【Bロクリアンスケール】は

【Bm7♭5】のコードで使います。


そしてスケールは

そのコードトーン(コードの構成音)を

必ず通過します。











実は

このコードトーンを通ることを

意識しながらスケールを覚えることは

とても大切なことなんです。


スケールを覚える意味は

ただ、その並びを覚えることだけではありません。


曲全体の中で

そのスケールが、そのコードで使える意味を

しっかりと把握しながら弾けてこそ

スケールを覚えたことになるのです。


「覚える」を「栄養吸収」だと捉えましょう


アドリブやコード演奏が

自由に出来るようになるには


覚えることはたくさんありますが

覚えるコツもたくさんあります。


その一つが

鍵盤上のイメージで捉えるです。


コードトーンやスケールの並びを

鍵盤を絵的に捉えながら覚えてみてください。


コードの1度からだけでなく

3度や5度からも

そのスケールが見えるようになるまで

脳と手に覚えこませましょう!


【覚える】ことを

【苦】と捉えるのではなく

自由にアドリブやコード演奏するための

【栄養吸収】だと捉えましょう。


ちなみに当教室では

そのイメージトレーニングの為の

超便利カードを

希望する生徒さんにお渡ししていますよ(^^)