2015年11月19日木曜日

(11) ビバップをアドリブに取り入れるために[その2]



前回
ビバップフレーズを作っていく際に
絶対に身に付けておくべき事が
2つあると書きました。

その2つというのはズバリ
コードトーンアプローチノートです。

ビバップフレーズの特徴は
伴奏がなくてもコード感が感じられることで
このコードトーンとアプローチノートには
そのとても大事な役割があります。

コードトーンとは
コードの構成音のことです。
これは
コードを学ぶと自然にわかってきます。

問題はアプローチノートです。
アプローチノートとは
コードトーンに解決しに向かっている音
のこと。

例えば
コードCのコードトーンは
「ド・ミ・ソ」.

「ド」を弾く前に
その半音下の「シ」を鳴らして
「シド」。

「ミ」を弾く前に
その半音下の「レ#」を鳴らして
「レ#ミ」。

「ソ」を弾く前に
その半音下の「ファ#」を鳴らして
「ファ#ソ」。

これらは全て半音下からですね。
下からアプローチしていく時
まずは「半音下から」
と覚えるのもいいかもしれません。

上からのアプローチノートもあります。
半音上からか、全音上からか
基本どちらかなのですが。
どちらを選ぶかは
そのコードに沿ったスケールの音を使います。

アプローチノートにどの音を使えるかを
瞬時に判断するには
これまでの「アドリブ脳を鍛えよう」
で書いてきた基本のコードとスケールが
確実に脳に入っている必要があります。

以前書いた記事
「基本こそ徹底的に」は
ここでもしっかり生きてきますね。

そして
アプローチノート+コードトーンを
3連で練習したり、
音をバラして
8分や16分で自由に使えるようになるには
やはり段階を追って、少しずつ
確実に身につけるしかありません。
(そのメソッドはちゃんとあります。)


全てのコードトーンに対して
アプローチノートを使う必要はありません。
例えば
コードトーンの3度だけアプローチノートを
意識するだけでもビバップっぽくなります。

コツは、休符の使い方
これは、本当に色々あるので
ビバップの巨匠達の演奏をたくさん聴いて
学んでくださいm(__)m

参考までに、
私がビバップと聞いて思い浮かぶのは
チャーリー・パーカーやバド・パウエル等。


ビバップ奏法の練習は
この他にもたくさんあります。
今回はほんの一部をご紹介しました。




2015年11月16日月曜日

今の私個人にできること


人の悪口を言わない。

噂に踊らされない。

自分の中の偏見を失くしていく。

自分の弱さや甘さから目を背けない。

人を責める前に、知ろうとする。

意地の悪い人がいたら
その人の背景を想像して、なるべく許す。
そして恨まない。

理解してもらうことよりも
まず理解しようと努力する。

他人と自分を比較しない。

他人からの評価ではなく
自分自身で
自信を感じられることを目指して
生きていく。

「知る、学ぶ、考える、伝えていく」を
生きている限り続けていく。


まだまだ、あると思います。

全ての事はどこかで繋がっていると信じて
自分にできることを。

考えることを
止めてはいけないと
心に誓いたいと思います。

2015年11月10日火曜日

(10) ビバップをアドリブに取り入れるために[その1]


私はこれまで
「ビバップに凄くハマった」
という経験はないのですが

ビバップ要素を
自分のアドリブに織り交ぜると面白い
と思っています。

ロックやファンク等をやっている方で
まずは
ペンタトニックスケール
マイナーペンタトニックスケール
そして、ブルーノートスケール

この3つのスケールを身に付けて
アドリブ展開していく人は多いと思います。

これだけでも、
ちょっとしたコツと工夫があれば
かなりカッコイイことが
たくさんできると思うのですが。

そのうち
「もっとスパイス的なこと」や
「アカデミック的なこと」を
取り入れたい。

そんな気持ちが湧いてくる方も
いらっしゃると思います。

私も
アドリブを勉強し始めて暫く経った頃に
もう少しアカデミックな要素を
取り入れたいと思うようになりました。

その一つがビバップ的要素です。


ビバップのノリなんかは、
その巨匠といわれる人達の演奏を
聴きまくるしかないのですが。

どのように?どうやって?
ビバップフレーズの仕組みは?

勉強を始めた頃は
その仕組みがわからなくて
「ビバップフレーズ集」なる
教則本を読みあさりました。

でも
それをアドリブに当てはめるだけだと
なんだか取って付けたようで
カッコ良くないし面白くない。

そこで、
そのフレーズ集のフレーズの仕組みを
調べていくとわかった事があります。

それは
フレーズを作っていく際に
絶対に身に付けておくべき事が
2つあるという事。

その2つについてはまた次回(^^)



今回のブログ内容とは関係ないのですが。
先日のデュオライブで
「You’re So Beautiful」
を演りました。Keyは「C」です。
ほぼ白鍵だけでも
こういうアドリブができるという
参考になれば幸いです。
8分少しと長いですが、良かったら。

使った譜面はこちら。



2015年10月27日火曜日

(9) 続けるための原動力


私が
「アドリブができるようになりたい」
と思ったキッカケは。

1990年代、関西テレビの深夜放送の
「夢の乱入者」という音楽番組でした。


ジャズギタリストの渡辺香津美さんが
メインホストとして
様々なミュージシャンをゲストに迎え
「音楽で会話する」をテーマに
ジャンルに捕われないセッションを
繰り広げる。

そんな番組でした。

当時
クラシックピアノしか知らなかった
私にとってはあまりの衝撃でした。

セッション中の
鳥肌が立つような
音の交わりや、ぶつかり合い。

「音楽で会話する」とはこんなにも
刺激的で官能的で、神々しいものなのかと。
(大げさに聞こえるかもしれませんが
当時の私にとって本当にそんな印象でした)

当時のピアノの人の弾いていることや
その場で起こっている音の絡み合いの意味。

それらをなんとか理解したくて
ビデオに録画して、
何度も巻き戻しては再生と停止を繰り返し
何時間も見たのを覚えています。


私は楽器を学んでいる時は特に
「こんな演奏がしたい」
「こんな風に弾けるようになりたい」
というような
理想憧れの存在は必要だと思っています。

その人のやってることを理解したい。
その人の感じていることを感じたい。

これはもうと同じですね♪
楽器の練習には
本当にそのぐらいのエネルギーが必要です。

今、もし練習に行き詰まったり
気持ちはあるのに行動が伴わない。
そんな方がいらっしゃったら
「楽器を始めた頃の憧れの存在」を
思い出してみてください。

きっと
背中を押してくれると思います♪

っと、
これまで色々書いてきた私ですが。

どんな人物が書いているのか、
これほど長々と書いてきて、いったい
どんなアドリブをするピアニストなのか。

知りたい方は
来週11月6日(金)ライブをやります。

場所は横浜市 青葉台駅から
徒歩10分ほどの隠れ家的ジャズバー
(オーラパンアジル)。

普段は歌伴やレストランBGMの仕事で
「これぞ アドリブ」な感じの演奏は
なかなかないのですが、
このお店でのライブはやります♪
ピアノとベースのDUOなので。

興味のある方は是非。


次回の【アドリブ脳を鍛えよう】は
「ビバップをアドリブに取り入れるために」
についてお話しようと思います。

2015年10月26日月曜日

秋晴れの候


先日、久しぶりに京都へ帰省しました。
少し山の方へ行くと、こんな景色です。


歩いているだけで、
身体やココロが洗われていく
そんな気持ちになるのは久しぶりでした。

雨が少ないのは少し気になりますが
秋晴れは気持ちが良いですね♪

小学校の前を通ると、
ちょうど下校中の子ども達とすれ違って。

「「「こんにちは!」」」

普通に挨拶してくれました。

つられて私も「こんにちは!」。

それだけで
なんだかジーンとしてしまう私は
ちょっとおかしいんでしょうか?

近くに小川があって
一時期は汚い川だったのですが、
街の人たちの努力で
今では
6月にはホタルが見られるぐらいに
キレイになったそうです。

たった3日間の滞在でしたが
ゆっくり、ゆったり
穏やかな時間を過ごせました( ^ω^ )