2019年8月31日土曜日

(61)「このまま逃げ続けていてはダメだと思いました。」


こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。


「このまま逃げ続けていてはダメだと思いました。」

この言葉は
教室に体験レッスンに来られる方が
よく口にされる言葉です。

私のレッスンに通われてる生徒さんは
クラシック経験が大なり小なりある方が多いです。

かろうじてバイエルぐらいが弾ける方から
ショパンをバリバリ弾きこなすような方まで様々です。

そんな方々が
「このまま逃げ続けていてはダメだと思いました。」
「そんな自分は嫌だ、と思ったんです。」と。

そして
勇気を出して問い合わせてくださいます。

人生で
「このままではダメだ」「こんな自分は嫌だ」
こんな風に思う事は、あると思います。

私ももちろんありましたし
これからもあるでしょう。

そんな時
ほんの小さな一歩を踏み出すのに
相当の勇気が要りますよね。


ですので
問い合わせをくださる時の
皆さんの「一歩」は
本当に大きなものだと思います。

なんとしても
その勇気を必ず意味のあるものに
していって貰いたいと
毎回気が引き締まります。

基礎地盤という「自信」を築いていく!


鍵盤で
アドリブやコード演奏が
出来るようになる為には
地味な練習が本当に沢山あります。

それらは
1日だけ集中的に何時間も練習するよりも

筋トレのように、1日10分でも良いから
できるだけ毎日
継続的にやるのが望ましいです。

「心が折れてしまいそう」

これは、
何かを習得する時には
よくある感情だと思いますが。

その地味な練習を乗り越えた時
「基礎地盤」という
一つの大きな「自信」を得られるのだと
私は確信しています。

今の自分から一歩踏み出したい方
自分に自信をつけたい方

ぜひ無料体験レッスンにお越しください。
一緒に頑張りましょう。

「生徒さんの声」を
下記ページに載せています。

レッスンの進め方などを知りたい人は
読んでみてくださいね。
https://www.yukiyomusica.com/pg288.html

2019年8月1日木曜日

(60)スケールの音を一つ置きに縦に積んでいくと?


コードを積み上げる

こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

縦に積んだものがコードになる


前回のブログで
「スケールを覚えるコツ」を書きました。

復習すると
スケールの7つの音の中で
4つのコードトーンと
3つの経過音を
理解する事が大事だということを書きました。

今回はそのスケールの音を
縦に3度ずつ積み上げていきます。

どういうことかというと

例えば、Cの Hm P5↓は


このスケールを一つ置きに見てみると
ド、ミ、ソ、♭シ、
「C7」のコードトーンになります。

この「C7」の上に
間の「♭レ、ファ、♭ラ」を積んでみる。

しかし
「ファ」の音は3度の代わりに
sus4として使う音なので
コードを積む時は省きます。

そして
「♭13(♭ラ)」が一番上にある時は
5度(ソ)も省きます。
(理由は短9度が出来てしまうからですが詳しくはここでは省略します。)

するとこうなります。

これが、ジャズの両手コードになります。

横に並べたものがスケール。
縦に積んだものがコードになってるんですね。

こんな風に
スケールとコードを関連づけて
覚えていきましょう。

もちろん、12キーで覚えましょうね(^^)

「そんなの無理だよ〜」と思った方。
大丈夫です。覚えられます。

その秘密を知りたいと思ったら
ぜひ無料体験レッスンへいらしてください。

脳トレの感覚を少し体験していただけますよ(^^)

2019年6月20日木曜日

(59)スケールを覚えるコツ


こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。


スケールの7つの音を覚える


皆さんはスケールを覚える時
どんな風に覚えていますか?

例えば
Hm P5↓を、12キーで覚えるのは大変ですよね。

スケールの7つの音を
漠然と覚えようとしても、なかなか覚えられないのが現実だと思います。

「Cの Hm P5↓」を例に見ていきましょう。
このスケールを一つおきに見ていくと、まずコードトーンが見えますね。

スケールを覚えるコツ


赤い丸の音符がコードトーンです。
これはコードネームでいう「C7」ですね。

これで
7つの音のうち4つが覚えられます。

残りの
コードトーンの間の
3つの経過音を見ていきます。

まず
「♭レ」はテンションの「♭9」
そして
「♭ラ」はテンションの「♭13」

残りの「ファ」は
テンション「11」ではなく「4」なので
sus4の時に3の代わりに使う音です。

セブンスコードで、「4」はコードトーンでもテンションでもないので、コードを積む時には使いません。

しかしアドリブフレーズでは、アプローチノートや経過音として使えます。

このように
スケールを覚えるときは、
スケールの中に浮かび上がるコードトーンと
その間の経過音を理解しながら覚えていきましょう。

2019年5月31日金曜日

(58)才能がないとアドリブできない?



こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

最近はレッスン動画をUPする方に気を取られて
ブログが疎かになってしまっていました。
反省反省。。


過去に受けてきたジャズピアノレッスン


さて
私の教室に来られている方は
以前ジャズピアノを習った経験のある方が多いです。

体験レッスンの時に
これまでどんなレッスンを受けてきましたか?
と尋ねると

「既存のジャズアレンジしてある譜面を
そのまま弾くだけのレッスンだった」

「ここはこのスケールが使えるからこんな風に弾くんだよ
と実演を見せてもらっても、説明の内容は理解できても実演の内容が複雑すぎてピンとこなかった。

「意味がわからないまま、言われるままに弾いて1曲を仕上げる」の繰り返しだった。

「先生の言葉がどんどん専門的になってきて、こちらの理解が追いついていけず、しんどくなってやめてしまった。」等々。


私も同じような経験があるなぁと、毎回共感しながら聞いています。

これらの話を聞いて私が注目することがあります。

それは
「アドリブが出来ない」と感じている人は、上達していくための手順を理解することが必要であるということ。

特にクラシックピアノをやっていた人は、クラシックピアノの時と同じ手順でジャズピアノをやろうとします。

これこそが、アドリブの上達を妨げている理由です。


クラシック脳とジャズ脳は全くの別物


以前からこのブログにも書いてますが。

そもそも、楽譜に書いてあることを弾く行為とアドリブをする行為では脳の使い方が全く違います。

ですので、アドリブが出来るようになる為には
「クラシックピアノでは使わなかった脳を一から作り上げていく」ことが必要になってきます。

私のレッスンを受けている生徒さんは、
「課題をやると脳に負荷がかかっているのがわかります」と皆さん一様に言われます。

それだけ、クラシックピアノとジャズピアノでは手順が違うということです。

そしてその手順を、順を追って分かりやすく教えてくれる先生は、なかなかいないというのが現状だと思います。


才能がないとアドリブできないのか?


才能のありすぎる人というのは
音を聴いて感覚だけで弾けるので、手順を理解していなくても弾けてしまいます。

というより、そもそも手順の存在に気づいていません。

そういう人は最初から
「とにかく耳コピしまくって、人の演奏を盗め!」と言いがちです。

しかし
初心者にそれを言うのは、あまりに酷だと私は思うのです。

耳コピ自体は、耳が鍛えられたり、好きな方向性が定まってきたりするので、初心者の段階からやっても意味があります。

しかし 「耳コピして、人の演奏を盗む」。そのための前段階の手順が必要な人は沢山います。

そして、その手順を把握して色んなことを理解してからの「耳コピ」は、その後の上達にめちゃくちゃ効果があるんですよ。


才能がないと思って、アドリブやコード演奏を諦める必要はありません。

才能がないから弾けないのではなく、そのやり方「手順」を知らないだけです。


以前
感覚だけではアドリブが出来なかった私が
実践して組み上げたカリキュラムは、より効率よく脳を鍛えていく為の手順が揃っています。

その入り口を、体験レッスンで体験してみませんか?
体験レッスンは約40分で無料です。

お気軽にお問い合わせください(^^)






2019年3月30日土曜日

(57)ナポリの6度

コード進行における、ナポリの6

こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

最近たまたま続けて演奏する機会があった
"RECADO BOSSA"

その中で、少し気になったことがあったので
今回書いてみることにしました。

ナポリの6度とは?


このブログを読んでくださってる皆さんは
「ナポリの6度」をご存知でしょうか?

「ナポリの6度」とは
昔、イタリアのナポリを中心に活躍した作曲家が好んで使用していた和音(コード)のことです。


どのような原理なのか?


「ナポリの6度」の基本的な原理は

ザックリ言うと
マイナーキーにおける「Ⅱm♭5」のルートが、半音下に変化した和音が「ナポリの和音」です。

例えば
キーCmの「Ⅱm♭5」は「Dm♭5」
その
Dm♭5」→「D♭」(ナポリの和音)


なぜ「ナポリの6度」かというと


この「D♭」の第3音が一番下にいく
「第一転回形」の「D♭/F」が最もよく使われる用法で。

この「第一転回形」の一番下の「F」と一番上の「D♭」の音程が6度になることが「ナポリの6度」といわれる所以です。


ジャズやポピュラーでは
「 D♭maj7」の4和音でも使います。
裏コードの「D♭7」ではないので、注意してください。


どのような時に使うのか?


ここで冒頭の
"RECADO BOSSA"に話が戻ります。

例えば「キーDm」なら
よく頂く譜面資料は
テーマの[A]の2括弧の1小節目は
【E♭maj7】と書かれていることが多いです。

この小節のテーマメロディの
1拍目の音は「E♭」なので、

ここは是非【E♭maj7 / G】と「ナポリの6度」を使いましょう!

サウンドがグッとお洒落になりますよ(^^)