2014年8月28日木曜日

引き継ぎ、受け渡す。


今、【日本史の謎は「地形」で解ける】という本を読んでいます。
(今回は[book]カテゴリーではないので本の写真はなしです。)

信長、秀吉、家康がなぜ今の大阪城が建っている「土地(本願寺跡)」を巡って血みどろの戦いを繰り広げたのか。
なぜ頼朝は京ではなく鎌倉に幕府を開いたのか。

歴史を動かしてきた名武将が欲した土地には、彼らが欲しがる理由がありました。
攻められにくい地形、農地を開拓できる土地、災害の起こりにくい地形など・・・。
山の多い日本では、条件の良い土地を手に入れること=生き残るということだったんですね。
この本を読んでいると、彼らがいかに日本の地形を把握し、考えながら戦っていたことがよくわかります。

しかし、良い条件の土地でなくても、先人達は多くの災害や悲劇を経験しながらも、考え、工夫し、これまで生命を繋いでくれました。
この長い日本の歴史の中で、先人達が体験し、知恵を絞ってくれたからこそ今の日本がある事は、歴史を知れば知るほど、その重みが伝わってきます。

私たち大人ができることは、「悲劇を繰り返してはいけない」と一生懸命に知恵と知識を残そうとしてくれた先人の想いを引き継ぎ、その想いを次世代に受け渡す事だと、この本を読みながら再確認しています。

何を、どれだけ、どう伝えていくかは、今の大人の肩にかかっていると思います。
そのさじ加減は、やはりその時代を生きる人間が考えるべきことで。
ここでもまた、「考える事をやめてはいけない」と強く思うのでした。

2014年8月11日月曜日

今年もヒマワリ♪


毎年植えてるミニヒマワリ。
今日やっと花が咲きました♪
今年は咲くのが遅かったなぁ。。。なんでだろう?

毎年この時期に書いてる気がしますが、
私が2011年以降毎年ミニヒマワリの種を植えている理由は
3.11のことを忘れないためと、「考えること」を止めないためです。

いろんな噂やニュースを聞いたとき、しっかりとした自分の人としての軸を土台にして、自分はどう思うのかを考える。
慌てて踊らされて、浅はかな考えに走らないように。

そして何より、「人の人生」の重みを考えられるように。


2014年7月30日水曜日

食。

(本日の収穫♪)

なるべく、食事は自炊を心がけています。
今は夏なので自前畑の穫れたて野菜も毎日食べます。

こんなことぐらいで食の安全を確保できるわけではないんですが
それでも、そんな生活を続けていると、たまにジャンクフードみたいなのを食べると少し胸焼けするようになりました。
ジャンクフードって美味しそうでそそられるんですけどね ( ̄∇ ̄ )ゞ

この前、久しぶりに近所のスーパーのお弁当を買って、中の卵焼きを少し食べてみると、「ん?」ちょっと違和感が。
もう少し食べてみると。
脳の中で「それ以上食べるな」って警告音が鳴ってる気がする。
結局3分の2ほど食べて止めておきました。

その後、お風呂に入ると手と足が赤く張ってきてですね。
・・・蕁麻疹です。

あれは、卵焼きのようで食感や匂いがちょっと違う。
私は卵アレルギーではないので、あの卵焼きには何か混ぜ物があるんじゃないかと。
検証のため、しばらく経ってからまた同じお弁当を買ってきて卵焼き以外全部食べた。・・・なんともなかった。
再度検証のため、またしばらく経って、今度は卵焼きを少しかじった。・・・蕁麻疹が出た。
決定、か。
(ちなみに一緒に食べてたもう一人は何もなかったので、人にもよると思います。)
これからは、何となく違和感を感じるものは食べないようにしよっと。やっぱり自分で作る方がいいや。


「食事」は長年の積み重ねで、心や体が良い方にも悪い方にも転がる大切な行為です。
材料を選び、料理し、ありがたく食し、片付ける。この各行程には人としても成長出来る要素がたくさん詰まっていると私は思っています。

「食育」に関する本もたくさん出ていますが、人格が育っていく過程でもとても重要な「食」。
その大切さをわかっているだけでも、10年、20年、30年先、生き方が大きく変わってくると思います。


2014年7月8日火曜日

考える

(黄トマトが色づいてきました♪)

同意してくれる人の数の多さや人から賞賛される事とは関係なく、しっかりとした自分自身の考え方を持つ事は本当に大事なことだと、最近よく思います。

自分の脳でしっかりと考えるという事は実は凄く難しいけれど、「学ぼう」という気持ちがあれば、少しずつでも脳は鍛えられると私自身は思っているし、実感もしています。

こういうことを教えてくれたのは普段愛読させて頂いている「Chikirinさん」という方の「Chikirinの日記」というブログでした。(数年前に本当に偶然の巡り合わせで見つけたブロガーさんです。)

読んでいて時々「それは強気だなぁ。」と感じる時もありますが、「脳の基本的な使い方」という部分では深く共感することが多いです。

今後、世の中がどう動いていくのか。
先の読みにくい時代だからこそ、「知識」よりも「思考」が重要になってきているということが、ブログを読んでいて犇犇(ひしひし)と伝わってきます。(もちろん知識も脳にストックしていくことは必要だと思います。)

Chikirinさんの著書のタイトルには『自分のアタマで考えよう』『未来の働き方を考えよう』など、「考えよう」という言葉がよく出てきます。

インターネットのお陰で情報や知識はすぐに得られるような状況で、「自分で論理的に考える」ということは本当に難しい事かもしれませんが、
視野を広げて、興味を持つ範囲を広げ、シナプスを鍛えて、思考力を養っていくことは、今後生きていく上で本当に必要になっていくと、Chikirinさんのブログは思わせてくれるんですね。

生まれてきた時からインターネットがある世代の人には特に、この「思考力」を武器に時代を生き抜いていく力を持って欲しいと、僭越ながら思う次第でございます。

私はこういう事の勉強を始めたのが遅かったので、未熟でまだまだ物事の認識も甘いと思うのですが、
「学ぼうとする気持ち」は何歳になっても持ち続けたいし、少しでも脳を鍛えて自分のアタマで考える生き方をしていきたいです。


2014年6月9日月曜日

仕事に効く教養としての「世界史」


リンクは貼っていないのですが、私には日頃愛読させて頂いているブロガーさんが何人かいます。
その中の一人に、Chikirinさんという方がいて。(Chikirinさんについてはまたいずれ♪)

数年前、とある所でChikirinさんの対談記事を見つけて、その対談相手の出口治明さんという方の話がとても印象深かった事がありました。

そして今年始めだったか、出口治明さんが会長をされている会社のweb対談のコーナーで、私が今後是非関わりを持ちたいと思っている児童福祉のNPOの責任者の方がインタビューされているのを、たまたま見つけました。
(このNPO法人についてもまたいずれ♪♪)

そこから何かと私が興味を持つ場面場面で「出口治明」という名前を、ちょくちょく見かけるようになっていたのですが。

先日本屋さんで【仕事に効く教養としての「世界史」】という本を見つけ、少しパラパラっと覗いてみると、
非常に興味深い!
勢いで著者の名前もよく見ずに購入しました。
家に帰ってじっくり見てみると、なんとその著者が出口治明さんだったんですね♪

実に短絡的ですが何か運命めいたものを感じます(^∇^)

そして、その本ですが。
とにかくわかりやすい!
歴史を学ぶことの「意義」が最初から最後まで一貫していて少しもブレないのもカッコイイ。

「人間は目先の欲望には弱い動物ですから、高度成長で楽をしようという人がいつの時代でも圧倒的な多数派で・・・(p103参照)」

「先人に学べ」とは昔からよく聞きますが、教師としても反面教師としても「歴史」は本当に良い先生です。

地球上の歴史を学び、人間の変わらない本質的な部分と世界の国々のこれまでの相対的な流れを知ることによって、多面的な「眼」を養い、
これから日本はどういう方向へ流れようとしているのかを予測する。

自分の周りの情勢の流れをコントロールすることはできなくても、歴史を知って先人に学ぶことによって自分はこれからどう立ち振る舞えるのか、その方向性は見えてくると思うんですね。

その取っ掛かりとして、この本はドンピシャな本だと思いました。
「視野を広げたい」、「人任せにするのはそろそろ終わりにしなければ」。そんな気持ちが少しでもあって、まだ読まれていない方に、是非♪