今回の台風21号で、約33時間の停電&断水を経験し、我が家の備えの反省をしてみました。
普段から非常袋2つ、寝床にはスニーカーを置くなど、防災意識はある方だと思っていましたが、盲点や気付きがあったので書いてみます。長いですが、少しでも皆様の備えの参考になりましたら幸いです。
『2018年9月4日、台風21号の影響による停電&断水(14時30分ぐらい〜約33時間)』家族構成 大人2人
【電気】
普段の備え
*いつも外出時に持ち歩いているモバイルバッテリー約4000mAh(ミリアンペアアワー)2つ。古いタイプ(容量不明)の1つ。ダイソー(容量不明)の300円の1つ。
*ラジオつきランタン(単2電池4つ入り)
*懐中電灯(ダイソーで売ってる小さいのを含めて、6〜7つ)、
*アルカリ乾電池(単1〜単4までけっこうな数の備蓄あり)
《反省点》
*モバイルバッテリー。これだけでは全然足りなかった。
それぞれのiPhone7Plus(バッテリー容量約2900mAh)の充電が1回ほど出来ただけだったので、もっと容量の大きいバッテリーの備えが必要。
大人2人で数回充電することを考えると、少なくとも1人20000mAhは必要か。(人によってはもっと?)
*停電が何日も続くことも想定し、ソーラー式等も考えてみる。
*暑さが残る9月初頭、USB扇風機がかなり役に立った。しかしこれもモバイルバッテリーが必要。
*ラジオつきランタンは一度も電池を換えることなく済んだ。
*懐中電灯は、トイレに行くとき、洗面の時など何かと持ち歩くので、数があると便利。
*演奏仕事で使ってる譜面灯は、色んなところに挟めるので便利でした。
*冷蔵庫、冷凍庫の中身は消費していく順番を考えて、冷蔵庫がぬるくなったら中のものを冷凍庫へ移すなど、計画が必要だった。普段から冷蔵庫、冷凍庫は整理整頓しておくと計画も立てやすいと思った。
*あと保冷剤は大活躍しました。
普段からいくつか保冷剤を冷凍庫に入れておいたので、電気が止まってもしばらくは持ちました。
【水】
普段から、飲み水用は2ℓペットボトル10本、トイレ用は2ℓペットボトル2本を備蓄していた。
風呂桶はいつも、水を替えるまで溜めておく習慣にしていた。
《反省点》
*飲み水は当面の不安はなかった。
手洗い、歯磨き、顔をタオルを濡らして拭くのにもペットボトルの水を使っていたので、断水解消時点でペットボトルの残りは6本。
*やかんにも水が残ってたので、それを使っての残数なので、やかんの水がなかったら、もう1本使っていた。
*トイレは風呂桶の水から使っていき、あと数時間断水が続いていたら風呂桶の水はなくなってたと思う。
*当初、1日ぐらいで復旧するだろうと甘く見ていたので、コップなどガラスのものを使っていたが、「いつまで続くか分からない」という不安を抱いてからは、皿にラップを敷いて使った。紙コップ、紙皿はあった方がいいと思って買った。
*お風呂は今回は実家で頂けたが、市全域が停電や断水だったり、ガスが止まったりだと、身体を拭くウエットシートやウエットティッシュの備えも必要だと思った。
【ガス】
今回は唯一ガスが通っていたので大丈夫だったが、ガスも止まったときのことを考えて、カセットコンロ、カセットガス等の備蓄を再確認しておこうと思った。
【家の庭(ベランダ)】
*普段は、物干し台と物干竿、大きい物置1つ(おおよそ高さ180センチ、幅110センチ、奥行き60センチ)、小さい物置(おおよそ高さ110センチ、幅140センチ、奥行き70センチ)がある。素材はいずれも樹脂製。
《反省点》
*これは大丈夫だろうと思っていた「大きい物置」が前倒しになった。1ヶ所だけフェンスに繋ぎ止めていたが役に立たず。補強して数カ所繋ぎ止めておいた。
*「小さい物置」。これが台風の真っ最中に蓋が開いてバラバラになりかけ、カラビナで止めにいくも苦戦。しかも危険。これも考えが甘かった。今回は難を免れたが、反省し、補強しておいた。
以上
今のところ、思い出せた事を書き記しました。
@最後に。
停電と断水中、何が一番不安だったかというと。
「この状態がいつまで続くんだろう…」という先の見えないことが何より不安でした。
情報を得たくても、どこもかしこも繋がらない状態で。
そんな中、近隣の人と情報をやり取りすることで少し不安が和らいだ気がします。
@今回感じた事。
色々足りてなかったとはいえ、普段から備えをしていることで、災害が起こった時にパニックになりにくいことは確かです。
事が起こった瞬間、水、電気、ガス、食べ物等、いっぺんに沢山の事を考えるのは大変ですが、「水と食べ物と灯りはある」となると、瞬時に考えるべき事が絞られるからです。
いざという時に、一人一人が、冷静に目の前の事に対処できる為にも、備えについて真剣に考えてみることは大切だと思いました。