2020年2月28日金曜日

(72)アドリブが出来る人の頭の中

アドリブの練習方法 ピアノで歌う 

こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

新型コロナの影響で
予定されていたイベントが
次々と中止になってしまい(涙)

休日になってしまった時間を
なるべく無駄にしないよう
最近さぼっていたブログを書きます!


アドリブが出来る人の頭の中


私の教室に通われている生徒さんで
最初の頃によく言われるのが

「アドリブが出来る人の頭の中を知りたい」

これ、ほんとによく聞きます。
私も昔、めちゃくちゃ思ってました。

これね。

そもそもの話になるのですが。

クラシックを演奏する時は
譜面を見て
目に入ってきた「音符」を
書かれてある通りに演奏しますね。

ジャズや、その他いろんなジャンルで
アドリブする時は
譜面を見て
目に入ってきた「コード進行」を素に
自分が学んできた知識や情報を頼りに
瞬時に音をチョイスして奏でていきます。

これが
私がこれまで散々言ってきた
「クラシック脳」と「ジャズ脳」の違いです。


最初は格好悪くて当たり前!


アドリブをする為の知識や情報を
学び始めて間もない頃は

その量が圧倒的に少ないために
出来ることが限られます。

その少ない知識量や情報量でも
「歌心」がある人は
ノリ、間の取り方等で
カッコ良く演奏出来ることも稀にあります。

この「歌心」というのは
その人の人生で聴いてきた
「音楽の量(多ジャンル)」に比例すると
私は思っています。

では、そんなに量を聴いてこなかった人に
アドリブは出来ないのか。

そんなことはありません。
最初は拙くても
少しずつ歌心を養う練習方法があります。

そして鍵盤で歌うことに慣れてきたら
そこから
沢山の音楽を聴いていけばいいのです。

それと平行して
アドリブする為の知識や情報を学んで
チョイスできる素材を蓄えて
少しずつ
音で表現する方法を習得していきましょう。

その為の
私が最も効率的だと思う練習方法を
レッスンでお伝えしています。


アドリブが出来る為に
何をどう練習していいかわからない。

そんな方は是非
無料体験レッスンをお申し込みください!

どうやって
アドリブ脳を鍛えていくのか、
レッスンの進め方を説明させていただきます。

「学び」は「将来の自信」です。
一緒に頑張りましょう!

2020年1月10日金曜日

(71)トライアドをナメてはいけません(U・S・T使用例2)



こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

U・S・Tの使用例


(66)トライアドをナメてはいけません!
のブログで
3つのU・S・Tの使用例を挙げました。
https://yukiyomusica.blogspot.com/2019/12/66.html

(67)では
U・S・Tの定義とルール、
そして(その1)を説明しました。
https://yukiyomusica.blogspot.com/2019/12/67ust.html


今回は(その2)と(その3)。


(その2)は
基本コード「Fm7」を左手で弾いて
その上で、右手で
Fの♭7度上のメジャー・トライアドを
弾いてみましょう。でした。

♭7度上のメジャー・トライアドは
「E♭」です。

これは
いわゆる「Fm11」のことですね。

スケールは
エオリアン、もしくはドリアンの中から
発生するトライアドです。

「U・S・T」というと
7thコードに関する説明が
書かれている事が非常に多いのですが

マイナー7thに使うのも
「U・S・T」です。
覚えておきましょう。


では(その3)

(その3)は 基本コード「C7」を左手で弾いて
その上に、右手で
Cの♭6度上のメジャー・トライアドを
弾いてみましょう。でした。
(その時、左手は5度抜きで弾きましょう。)

♭6度上のメジャー・トライアドは
「A♭」ですね。

これは
オルタードスケールの中の
トライアドです。
「A♭」以外にもトライアドはありますよ。

自分で探して
是非お気に入りのサウンドを
見つけてください。

お気に入りのサウンドを見つけるコツ

左手は、コードトーンの
3度7度や、1度3度でも構いません。
(3度は必ず入れましょう)

右手のU・S・Tは
いろんな転回形を使ってみましょう。

そして
一番大事な事は

ⅡーⅤーⅠなどのコード進行で
U・S・Tを試してみましょう。

コード進行の流れの中で
U・S・Tを使うと
きっとお気に入りのサウンドが
見つかると思います。

特に、7thコードでは
前回に説明した
「リディアン♭7スケール」や
今回の「オルタードスケール」、
「コン・ディミ・スケール」もありますね。

いろんなスケールの
あなたのお気に入りのU・S・Tを
是非探してみてください!

2020年1月3日金曜日

(70)「構成譜の読み方講座」を開催します!

楽曲の構成(構成譜)の読み方講座、ミュージシャンを目指すなら絶対習得すべし!

あけましておめでとうございます。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。


「構成譜の読み方講座」を開催します!


私が運営している
「長岡京ミュージックジム」も
開校してから今年で4年目に突入します。

ジャズ・ポピュラーピアノ科と
エレキベース科の
個人レッスン主体の小さな音楽教室ですが

今年は「グループ制」の講座に
初挑戦することにしました。

ピアノやベース以外にも
ボーカル、ドラム、ギターなど
オールジャンルの人が学べるもの。
考えて考えて辿り着いたのが

「構成譜の読み方講座」です。

開催日は
2020年1月26日(日)
1回目 13時〜14時
2回目 17時〜18時

1日で2回開催します。


構成譜って?


構成譜というのは
「楽曲の構成」と「コード」のみの
シンプルな譜面のことです。

このコードというのは
やはりそれなりに時間をかけて
勉強しなければ習得できませんが

「楽曲の構成」の記号とルールは
集中すれば1、2時間で習得できます。

コードは読めなくても
「楽曲の構成」の読み方がわかると

打ち合わせやリハーサルが
ビックリするほど円滑に進みます。

よくある
バンドメンバー内での
互いのわだかまりも、確実に減ります。
↑これは絶対です!

リハーサルが効率よく進むので
スタジオ代の節約にもなります(笑)


今回の講座では
「楽曲の構成」の記号とルールを
1時間 2,000円で習得できるという
大変お得な講座です。

初回キャンペーン特典もありますので
皆さま
是非お誘い合わせのうえ御参加ください!

詳細は
コチラから(^^)


2019年12月31日火曜日

(69)とある生徒さんの話



こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

2019年も今日で最後。
本当に
たくさんの方々にお世話になり
感謝の気持ちでいっぱいです。

有り難うございました!


人が生きる為の治療に関われることが嬉しい



今年最後のブログは

とある生徒さんの話を。

私の生徒さんで
看護師の仕事をしている女性がいます。

彼女は今
透析の病院に勤務しているので
大晦日も元旦も関係なく
お仕事だそうです。

そんな彼女は
今の病院に務める前は
ホスピスで働いていて
多くの方の最後の時を看取ったことを
語ってくれました。

今は
「人が生きる為の治療に
関われることが嬉しい」と

とても充実した顔で言ってくれます。

彼女と出会って
ほんの数ヶ月ですが
たくさんの事を学ばせてもらってる
そんな気がします。

2020年
どんな年に出来るか
まだ分かりませんが。

自分の向く方向を
しっかり見定めて
皆さまに少しでもご恩返しできるように
私も
一歩一歩生きていければと
思います。


では皆さま
どうぞ良いお年をお迎えください。
皆さまにとって
実り多き年になりますように。

(68)「傾聴」を学ぶと「教える仕事」が楽しくなります。

傾聴を学ぶ。仕事が楽しくなる。

こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

傾聴とは


2013年、私は約半年かけて
「メンタルケア」の講習を受講しました。
学んだのは、養老孟司さんが顧問を務める
「一般財団法人メンタルケア協会」です。

そこで学んだ中で
最も今の生活で影響を受けてると感じる事は
「傾聴」の姿勢です。

「傾聴」とは
ざっくり言うと
「聴く技術」を磨いていくことで。

相手をよく理解しよう
気持ちを、出来うる限り汲み取ろう
寄り添い、「共感」することに集中しよう

そんな気持ちで
相手の状態を受け入れ、寄り添う技術です。


まさに
「聴く」の漢字のとおり
「心の目で耳を傾ける」という事ですね。

「人種や考え方などの枠を超えて
縁あって近しい人や
手の届く範囲で苦しんでる人がいたら
アナタが学んだこの技術で
是非寄り添ってあげてください。」

これは
最後の講習で言ってもらった言葉です。

(「寄り添う」は色んな解釈があります。今の私の解釈は、相手の見ている方向に目を向け、決して見捨てず、相手の内なる力を信じて見守り続ける、そんな風に捉えています。)


傾聴を学ぶと教える仕事が楽しくなる理由


私が出す課題は
けっして楽ではありません。

書いてあるものを
そのまま弾いてくる課題も少ないです。

脳をフル稼働させて
脳に負荷をかける課題が多いです。

アドリブやコード演奏が出来るために
「何をどう練習していいかわからない」方の為の
私が考えうる最も効率的な練習方法を
カリキュラムにして課題にしています。

そして、それらの課題を説明する時は
生徒さんの様子を観察することに
最大限の集中力を使います。

ここで「傾聴技術」が活きてきます。

例えば

*今、何が理解できなくて
ピンときてないのか。

(そんな時は、説明をさらに細分化して
どこのどんな部分が理解できていないかを
観察しながら探り出し
過去にやった練習に関連づけて説明したりします。)

*何か他に私生活で問題があって
説明を聞く気持ちに余裕がない状態か。

(そういう場合は
無理に課題の説明を続けるのではなく
私生活の問題に対して
本人が「辛い気持ちを抱えている事実」
を受け入れて、寄り添います

等々

そんな事を繰り返し繰り返し
少しずつでも
「本人が前に進んでる感」を
感じてもらえるように
レッスンを進めています。

そんな風に進めていくので
それらの課題を一つ一つクリアした時は
皆さん
自分に対する強固な自信が
「地層」のように
積み重なっていきます。


これは私の持論ですが。

人は、自分の中に
「確固たる真の自信」が
少しずつでもついてくると
他人に優しくなれると思うのです。

そして 他人に優しい人が増えていくと
その優しさが周りに伝わり移っていき
少しずつ
世の中が平和になっていくと
本気で思っています。

すると
今自分がやってる仕事が
計り知れない「やり甲斐」がある事を
実感できますよね。

これが
私が思う「傾聴」を学ぶと
教える仕事が楽しくなる理由です。

私と同じように
教える仕事をされている方や
その他、どんな仕事をされている方にも
「傾聴」を学んでみる事は
超オススメですよ!

「今なんとなく生き辛さを感じている」
そんな方には特にお勧めします。