2023年4月1日土曜日

(103)ライバルの存在の大きさ

 



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


地道で忍耐力が必要な音楽の練習

「かっこいい!あんな風になりたい!」

と思って始めたコードやアドリブの練習。


華やかなライブの様子とはかけ離れて

意外に地道で忍耐力が必要だと感じている人は

いるんじゃないでしょうか?


どんな楽器でも

そういった練習は必ずあります。

ピアノも例外ではありません。


私が日々出す課題も

地味ながらも、脳を使いながら

忍耐強く頑張らなければいけない課題が

多くあります。


ただ、それらは決して難しい課題ではなく

根気強く、計画立てて練習していくと

必ず出来るようになる課題ばかりです。


それでも、途中で気持ちが折れそうになる時が

あるかもしれません。

そんな時は私が

より効率的に練習するためのアドバイスをしたり

何とかモチベーションを保ってもらう工夫をしています。


ライバルの存在の大きさ

そういう私も

かつてジャズの学校に通っていた時

なかなか上手くならなくて苦しい時がありました。


当時通っていた学校は優秀な人が多く

地味で忍耐力が必要な練習を

課題でなくても自らどんどんやる人で溢れていました。


定期発表のライブで

回を重ねるごとに、すごく上手くカッコ良くなっている

同期のピアニストがいて

私にとっては、その人の存在が

大きなモチベーションとなっていました。


ですので

今現在、音楽を勉強している人や訓練中の人は

ライバルを見つけることを強くお勧めします。


ライバルを見つけるためには?

それはズバリ!

セッションに参加することです。


今は

初心者のためのセッションが数多くありますね。

やる曲も決まっていて、何かしらの準備をしていけるのも

初心者にとっては有り難いです。


そういうセッションに参加して

自分と同じ楽器の人の演奏に刺激をもらうのです。


課題や練習で

心が折れそうになった時

「何くそ!」という気持ちにハッパをかけてくれるのが

ライバルの存在。


是非良いライバルを見つけましょう!

2023年2月3日金曜日

(102)最初から感覚で弾ける人は稀です。

 



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


アドリブにどんなイメージを持っていますか?

このブログを読んでくださってる貴方は

「アドリブ」にどんなイメージを持っていますか?

この質問は、体験レッスンに来られた方に

実際によくお聞きする質問です。


多くの方は

アドリブというと

自由に好きに演奏できるイメージだと

仰います。


気持ちはよくわかります。

楽譜の音符に捉われず

自分の思うままに

感覚で自由に演奏できたらさぞかし楽しいだろうと。


でも

実際に自由に好きに演奏しようと思っても

なかなか上手くいかない。


最初から感覚で弾ける人は稀です

私は約17年

40〜50名ほどの生徒さんを教えてきましたが

アドリブ経験値がゼロベースの人で

最初からなんとなく

感覚でアドリブができた人は

たった一人です。


では、アドリブを

自由に楽しく弾けるようになるために

何が必要か。

それは

しっかりと基礎の土台を作ること。

そして大事なのは

その土台作りをなるべく集中的に

1年〜2年の間にやってしまうこと。


ダラダラと何年もかけてやると

前にやったことを忘れてしまって

元の状態に戻りやすく

また同じ努力を繰り返さないといけなくなり

そうなると

モチベーションも保ち辛くなって

とても非効率なのです。


しっかり集中的に基礎の土台を作っておくと

長い目で見た時に

深くスキルが定着したまま

自由に好きに楽しくアドリブができるようになります。


何をどうやったらいいか分からない

アドリブの練習をしたいが

何をどうやって練習したらいいのかが分からない。

お問い合わせでは

そんな相談をよく受けます。


その際に

まず基礎の土台を作る重要性をお伝えし

どのように土台を築いていくかの

説明もさせていただいてます。


私のレッスンカリキュラムは

生徒さんそれぞれの理解力や

生活スタイルに合わせて

角度や順番を変えて説明します。


ある方にとっては

ゆっくりと山を登るように感じられたり

ある方にとっては

集中的に筋力トレーニングをするような

感覚になる方もいらっしゃいます。


感覚は人それぞれですが

その努力の先には

自由に楽しくアドリブできる自分になっています。

一緒に頑張りましょう!


2022年10月30日日曜日

(101)数あるスケールを効率よく理解しながら覚えていこう!

 


こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。

スケールを覚える順番にもコツがある!


数あるスケールの中で

一番最初に覚えるスケールというのは

「イオニアン・スケール(メジャースケールと同じ)

という人は多いと思います。


イオニアン・スケールは

「ドレミファソラシド」の並びなので

比較的覚えやすいと思います。


そして、その次に覚えるスケールで

オススメのスケールは

ミクソリディアン・スケールです。


なぜかというと

ミクソリディアン・スケールは

イオニアン・スケールの

7番目を♭させるだけで良いので

これもまた覚えやすいのです。


そうやって一つ覚えたスケールと

並びが似ているスケールを覚えることで

数多くあるスケールも覚えられるようになります。


スケールを理解しながら覚えよう

「HmP5↓・スケール」

(完全5度下の和声的短音階)


このスケールを覚える前には

ミクソリディアン・スケールを先に覚えた方が良いです。









実はこの「HmP5↓・スケール」という名称は

輸入盤の理論書では

「ミクソリディアン♭9、♭13」となっているものもあります。


ミクソリディアンを12キーで弾ける人は

このように考えた方が理解しやすいかと思います。








それぞれのスケールを1つ置きに見ていくと

コード・トーンは全く同じで

「ド・ミ・ソ・シ♭」。(赤い丸)


違っているのは(青い四角)で

「2番目の音=9」と「6番目の音=13」で

ミクソリディアンの方は

9も13もナチュラル。

HmP5↓の方は両方とも♭で

♭9と♭13。


つまり、ミクソリディアンを先に

12キーでしっかりと覚えておくと

9と13を半音下に変えるだけで

「ミクソリディアン♭9、♭13(HmP5↓)スケール」になるのです。


この

「ミクソリディアン」と「HmP5↓」は

とても基礎となるスケールで


メジャー・キーのドミナント(Ⅴ7)では

「ミクソリディアン」を基礎として使い、

マイナー・キーのドミナント(Ⅴ7)では

「HmP5↓」を基礎として使います。


今回のことが理解できたら

これを基に

片手のコード、両手のコード、アプローチノートなどを練習すると良いです。


きっと理解しやすいと思います。


それぞれ12キーでやるとなると

少し大変と思うかもしれません。


でもアドリブが出来るようになって

上手くなる為には

これは必要なことで

義務教育で仕方なくやっているのではなく

自分の意思で

出来るようになりたいと思って

やっているはずです。

是非、楽しみながら練習していただきたいと思います。

2022年9月10日土曜日

(100)ブログ100回記念!当教室の特徴を再度ご紹介!

 


こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


私が音楽教室の運営を始めたのは

2016年4月。

名前を「長岡京ミュージックジム」といいます。

あっという間に5年半ほどが経ちました。


長岡京ミュージックジムの特徴とは?

私が

音楽(ジャズ&ポピュラーピアノ)を

教える仕事を始めて、約18年になります。


元々は大手系列の音楽教室で

仕事をさせていただいてましたが

自分で個人的に音楽教室を運営するなら

大手とは違うアピールが必要だということは

薄々感じていました。


そして7年ほど前に

音楽教室立ち上げの決意をして

マーケティングの勉強や

ホームページの作成

独自カリキュラムの整理、SNSの設定など

運営のための基盤を固めていきました。


そして、当教室の特徴で

大手の音楽教室と決定的に違うところは

「私は、誰の何を解決できるプロなのか」

これを徹底的に絞っていったことです。


そして

広い広い生徒さん像の中から

アドリブが出来なくて悩んでいる人

コード演奏が出来るようになりたい人

セッションに行けるようになりたい人

この3つの悩みを持っている人へ向けて

ブログ、そしてSNS等で発信を開始したのです。


当教室と相性ピッタリの生徒さんのタイプとは!?

上の3つの悩みというのは

実は

昔の私が悩んでいたことです。

それも随分長い期間悩んでいました。


あらかじめアドリブ部分を作って譜面にし

それを本番で弾くことはアドリブではないのですが

かっこ悪いプレイをしてしまうことが怖くて

書き譜(コピー譜)からなかなか抜け出せない。


基本コードは理解しているつもりだが

A♭m7とか、Bmaj7など、難しいキーになると

自信がない。


ジャムセッションに見学に行っただけなのに

無理やり弾かされて

真っ白になって何も弾けなくて

トラウマになってしまった。


全部、私も経験したことです。

ですので、その気持ちは痛いほどよく分かります。

そして

私がそれらをどのように克服してきたか

その練習方法や考え方、

効率よく覚える方法などを

分かりやすくお伝えする自信があります。


もし

このブログを読んでいただいてる方の中で

上記のような悩みを持っている人は

まさに当教室にピッタリです。


コロナ禍の影響もあり

今では8割がオンラインの生徒さんです。

日本全国どこに住んでいても

インターネットができる環境なら

誰でもレッスンが受けられます。


ずっと悩んでるなら、一歩踏み出しましょう!

体験レッスンは無料です。

まずは下記ページからお問い合わせください(^^)

https://www.yukiyomusica.com/application.html

2022年9月1日木曜日

(99)ディミニッシュ・コードに苦手意識を持ってる方へ(アドリブ初心者編)

 こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


ディミニッシュ・コードが苦手

皆さんは

譜面にディミニッシュ・コードがある時に

アドリブするとしたらどう対処しますか?


もし1小節間ずっと

ディミニッシュ・コードだけだったとしたら

その転回形を弾いたり

ディミニッシュ・スケールを使おうと

思うのではないでしょうか。


ディミニッシュ・コードの転回形は

確かに使いやすく

前後の流れも自然になることも多いと思いますが

ディミニッシュコードが出てくる度にそれでは

飽きてくる人もいると思います。


そして

ディミニッシュ・スケールを使おうとすると

前後の流れが不自然になってしまう。

そう思う方もいらっしゃると思います。


視点を変えて考えよう


そこで、視点を変えて

こんな考え方はどうでしょうか。


例えば

Fdim(ディミニッシュコード)が譜面に書いてあった時

「Fブルーノートスケールの前半部分が使える。


どういうことかというと。



こういうことです。

どうですか? こう思うと

ブルーノートスケールが得意な人は

ディミニッシュ・コードに対するハードルがグッと下がるはずです。


実はこの赤い範囲の音符は全て

Fディミニッシュ・スケールの中の音です。


世の中には様々に複雑なスケールが沢山あります。

複雑な一つのスケールの中に

自分の馴染みのフレーズや得意なスケールの一部分を見つけ出して

それを使ってみるのも一つの手だと思うのです。

そんなの邪道だ!と仰る方も

中にはいらっしゃるかもしれませんが

弾いてみて「カッコいい!」と思うなら

ぜひ使ってみると良いと私は考えます。


ちなみにこの Fディミニッシュ・スケール。

Fブルーノートスケール以外にも

その前半部分が使えるブルーノートスケールがあります。

よかったら見つけてみてくださいね(^^)


アドリブが出来なくて、長く悩んでいる方

コード演奏ができるようになりたい方は

ぜひ当教室へお問い合わせください。

お問い合わせはこちら↓

https://www.yukiyomusica.com/application.html