こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。
フレーズ集の落とし穴
私の教室に来る生徒さんに
これまでどんな練習をしてきたかを尋ねると
圧倒的に多いのが
「アドリブのフレーズ集を買ってきて
それを見ながら何度も弾く」です。
決して悪い練習ではないのです。
ただ
このやり方で効果が出るのは、
「ある程度
アドリブが出来るようになった人」が
他にどんなアイデアがあるのか
参考にしたいと思う時です。
フレーズ集には
色んな人の様々なフレーズが書いてあります。
重要なのは
「その一つ一つのフレーズの仕組み」が
理解できているかということ。
なぜその音が使われているのか
なぜその並びで書いてあるのか
そこを理解せずに
ハノンのように何回も弾くだけでは
残念ながら効果はあまり期待できません。
フレーズ集に書いてあるような
かっこいいフレーズが弾きたい気持ちは
よくわかります。
ただ、その前に理解しておくこと。
アドリブが出来ないと思っている人は
「すぐに完璧な答えを知りたい」
という考え方を捨てることが
大事だということです。
そもそも
アドリブに完璧な答えなんてないのです。
ではどうすればいいのか。
指よりも先に脳を動かす
クラシックでは
楽譜を見て
書いてある音符を見て
指を動かしますよね。
ジャズでは
コード進行を見て
まず脳をフル稼働させます。
その時に知っている知識だけで構いません。
その知っている範囲で
アイデアを振り絞って音を鳴らしていく。
これがアドリブです。
ですので
フレーズを弾く為の
脳の動かし方を
練習や勉強で鍛えていくこと。
これが本当に大事なことだと
理解していただけたでしょうか。
その為のカリキュラムが
私の頭の中に入っています。
興味のある方は
是非体験レッスンにお越しください(^^)
こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。
鍵盤を数字のイメージで捉える
冒頭の写真。
実はこれ、生徒のNさんが自主的に作成して
トイレの壁に貼ってるものを
特別に持ってきてもらったものです。
私はレッスンの中で常々
「鍵盤をイメージで捉えると覚えやすいですよ」と言っています。
ですので
電車などの移動時間にも使える
「イメージトレーニングカード」を
希望する生徒さんにはお渡ししています。
その記事はこちら
https://yukiyomusica.blogspot.com/2018/09/46.html
Nさんは
そこからさらに発展させて
全てのキーの色んな度数がわかるよう
鍵盤に数字を書き込んで
イメージで覚えられるように工夫されました。
これは
私が課題を出したわけではなく
Nさんが自ら考えて行動されたものです。
これを見せてもらった時
ほんっとうに、嬉しかったです。
なぜだか分かりますでしょうか。
「教える」仕事を幸せに感じる理由
私がレッスンで伝えているカリキュラムは
その課題をこなしていくだけで
ある程度のコード演奏やアドリブが
できるようになる仕組みになっています。
「ある程度」とは
リードシートを見ただけで
コード演奏やアドリブができたり、
セッションやライブで自由に演奏できる程度です。
(これだけでも数年はかかります。)
そのぐらいまでいくと
その後は
「こういう事ができるようになるには
こういう練習をしたら良いかもしれない」
という自身で考えて工夫していく力が
だんだん必要になってきます。
その力の礎を
レッスンの中で築いていくのも
講師としての自分の役割だと思っています。
日々のレッスンでは
生徒さん自身に自信がつき
なるべく前向きになって
少々のことでは心が折れない強さを
身につけて貰いたいという気持ちで
お一人お一人と向き合っています。
そして
だんだん自信がついてきている
生徒さんの表情の変化は
それだけで充分
「やり甲斐」であり「幸せ」を感じます。
そんな中、思いがけず
生徒さんの自主的な「やる気」を
見せてもらえる事は
何にも代えがたい「ご褒美」なんですね。
あ、あくまでもご褒美ですよ。
他の生徒さんへの
プレッシャーになってしまうといけないので
念の為(^^)
こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。
「このまま逃げ続けていてはダメだと思いました。」
この言葉は
教室に体験レッスンに来られる方が
よく口にされる言葉です。
私のレッスンに通われてる生徒さんは
クラシック経験が大なり小なりある方が多いです。
かろうじてバイエルぐらいが弾ける方から
ショパンをバリバリ弾きこなすような方まで様々です。
そんな方々が
「このまま逃げ続けていてはダメだと思いました。」
「そんな自分は嫌だ、と思ったんです。」と。
そして
勇気を出して問い合わせてくださいます。
人生で
「このままではダメだ」「こんな自分は嫌だ」
こんな風に思う事は、あると思います。
私ももちろんありましたし
これからもあるでしょう。
そんな時
ほんの小さな一歩を踏み出すのに
相当の勇気が要りますよね。
ですので
問い合わせをくださる時の
皆さんの「一歩」は
本当に大きなものだと思います。
なんとしても
その勇気を必ず意味のあるものに
していって貰いたいと
毎回気が引き締まります。
基礎地盤という「自信」を築いていく!
鍵盤で
アドリブやコード演奏が
出来るようになる為には
地味な練習が本当に沢山あります。
それらは
1日だけ集中的に何時間も練習するよりも
筋トレのように、1日10分でも良いから
できるだけ毎日
継続的にやるのが望ましいです。
「心が折れてしまいそう」
これは、
何かを習得する時には
よくある感情だと思いますが。
その地味な練習を乗り越えた時
「基礎地盤」という
一つの大きな「自信」を得られるのだと
私は確信しています。
今の自分から一歩踏み出したい方
自分に自信をつけたい方
ぜひ無料体験レッスンにお越しください。
一緒に頑張りましょう。
「生徒さんの声」を
下記ページに載せています。
レッスンの進め方などを知りたい人は
読んでみてくださいね。
https://www.yukiyomusica.com/pg288.html
こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。
縦に積んだものがコードになる
前回のブログで
「スケールを覚えるコツ」を書きました。
復習すると
スケールの7つの音の中で
4つのコードトーンと
3つの経過音を
理解する事が大事だということを書きました。
今回はそのスケールの音を
縦に3度ずつ積み上げていきます。
どういうことかというと
例えば、Cの Hm P5↓は
このスケールを一つ置きに見てみると
ド、ミ、ソ、♭シ、
「C7」のコードトーンになります。
この「C7」の上に
間の「♭レ、ファ、♭ラ」を積んでみる。
しかし
「ファ」の音は3度の代わりに
sus4として使う音なので
コードを積む時は省きます。
そして
「♭13(♭ラ)」が一番上にある時は
5度(ソ)も省きます。
(理由は短9度が出来てしまうからですが詳しくはここでは省略します。)
するとこうなります。
これが、ジャズの両手コードになります。
横に並べたものがスケール。
縦に積んだものがコードになってるんですね。
こんな風に
スケールとコードを関連づけて
覚えていきましょう。
もちろん、12キーで覚えましょうね(^^)
「そんなの無理だよ〜」と思った方。
大丈夫です。覚えられます。
その秘密を知りたいと思ったら
ぜひ無料体験レッスンへいらしてください。
脳トレの感覚を少し体験していただけますよ(^^)
こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。
スケールの7つの音を覚える
皆さんはスケールを覚える時
どんな風に覚えていますか?
例えば
Hm P5↓を、12キーで覚えるのは大変ですよね。
スケールの7つの音を
漠然と覚えようとしても、なかなか覚えられないのが現実だと思います。
「Cの Hm P5↓」を例に見ていきましょう。
このスケールを一つおきに見ていくと、まずコードトーンが見えますね。
赤い丸の音符がコードトーンです。
これはコードネームでいう「C7」ですね。
これで
7つの音のうち4つが覚えられます。
残りの
コードトーンの間の
3つの経過音を見ていきます。
まず
「♭レ」はテンションの「♭9」
そして
「♭ラ」はテンションの「♭13」
残りの「ファ」は
テンション「11」ではなく「4」なので
sus4の時に3の代わりに使う音です。
セブンスコードで、「4」はコードトーンでもテンションでもないので、コードを積む時には使いません。
しかしアドリブフレーズでは、アプローチノートや経過音として使えます。
このように
スケールを覚えるときは、
スケールの中に浮かび上がるコードトーンと
その間の経過音を理解しながら覚えていきましょう。