2019年11月24日日曜日

(65)マイナーペンタトニックスケールを使ったワザ動画の補足&解説


こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

マイナーペンタトニックはどんな時に使えるのか


先日YouTubeにUPしました動画。
練習してみた方、いらっしゃるでしょうか。

簡単そうに見えて
意外に難しいと思われた方も
おられるかと思います。

今回
「Cマイナーペンタトニックスケール」
を例に説明しました。

このCマイナーペンタトニックスケールを
動画の冒頭の演奏でもたくさん使っています。

これは何を弾いているかといいますと。
Cの「ドリアン」モードスタイルで
演奏しています。

つまり
Cのドリアンで使うバッキングの上で
「Cのマイナーペンタトニックスケール」を
弾いています。

なぜ
Cドリアンモードで
Cマイナーペンタトニックが合うかと言うと

Cドリアンスケールの中に
Cマイナーペンタトニックの5音が
全て入っているから。

ということは
Cマイナーペンタトニックの5音が
全て含まれてる
モードスケールだったら
Cマイナーペンタトニックが使える
ということです。

例えば
Fのミクソリディアンスケールを
思い浮かべてください。

Cマイナーペンタトニックの5音が
全て含まれています。

ということは
Fの「ミクソリディアン」モードでも
Cマイナーペンタトニックが使える
ことになりますね。


他にどんな時に
マイナーペンタトニックが使えるのか。

まだまだ沢山ありますが
知りたい方は是非、私のレッスンを受けてくださいね。

動画のマイナーペンタトニックのワザの応用

マイナーペンタトニックのワザの応用


動画では
「Cマイナーペンタトニック」の
『1コ飛ばし奏法』を3連符で練習しました。

弾く手順は3連符の時と変わらないのですが
上の譜面のように
拍の区切るところを16分音符にして弾くと
ポリリズム風になって
けっこうカッコ良く弾けますよ(^^)

メトロノームに合わせて
是非やってみてください。

2019年11月14日木曜日

(64)代理コードを使う時に注意すべきこと

代理コードを使う時に注意すべきこと

こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。


代理コードはいつでもどこでも使えるわけではない


音楽理論の勉強を進めていくと
代理コードについて学ぶ機会があると思います。

トニック
サブドミナント
サブドミナントマイナー
ドミナントetc...

それぞれに
色んな代理コードが存在するのですが

それらを学んだ時に
注意することがあります。

それは
代理コードというのは
いつでもどこでも使えるものではない
ということ。

特にドミナントの代理コードは
要注意です。

例えば
キーCの曲を演奏する時
ドミナントの「G7」が出てきたら
何も考えずに即「D♭7」が使えると思ったら
それは間違いです。


代理コードを使う時はメロディを最優先に考えよう


なぜ間違いかというと

キーCの曲で
「G7」の時のメロディは基本的に
「ミクソリディアン」の音でできています。

キーCの曲で
「D♭7」の時に使えるスケールは
「リディアン♭7」ですから

もし「G7」の代わりに「D♭7」を
使うなら

メロディの音が
「ソ」と「ファ」そして「シ」
である場合に限られます。

この
「ソ」と「ファ」そして「シ」。
何だかわかりますか?

それは
「Gのミクソリディアン」
{ソ,ラ,シ,ド,レ,ミ,ファ}
「D♭のリディアン♭7」
{レ♭,ミ♭,ファ,ソ,ラ♭,シ♭,ド♭(シ)}
共通音です。

共通音以外の
「ラ,ド,レ,ミ」がメロディの時に
「D♭7」を使うと不協和音が生じます。

これがわかった上で
「むしろそれがカッコいい!」と思って使うのは
素敵なことだと思いますが

ただ代理コードだというだけで
やみくもに使うのは危険です。

代理コードとは
あくまでも
代わりに使える可能性のあるコードのことで
いつでもどこでも使えるわけではないと
覚えておきましょう。