2022年5月29日日曜日

(97)スケールを覚えるとは?

 



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。

今月から着物の着つけを習い始めました。

いつか着物を着てライブをするのが夢です。


スケールを覚えるとは

皆さんは

一つのスケールを12キーで覚えてくる

そんな課題があったら

どんな練習をしますか?

何回も何回も鍵盤を弾いて

練習する方が多いのではないでしょうか。


私がスケールの課題を出すときは

2オクターブ上下行で弾いてくるように

と言います。

本当は88鍵の鍵盤上で

端から端まで弾けたら言うことないのですが

レッスン時間の都合上

2オクターブにしています。


なぜ2オクターブかと言うと

一つのスケールを12キー弾くとなると

黒鍵と白鍵の並びがキー毎に変わって

その都度運指を工夫する必要があります。


あーでもない、こーでもないと悩みます。

その「悩む」ことが重要で

何回も何回も弾きなおすことで

黒鍵と白鍵の特徴が脳と手に沁み込んでいきます。


指を動かすことだけが練習ではありません。

何回も鍵盤上で弾いてみることは

もちろん必要な練習ですが。

実はそれだけが練習方法ではありません。


鍵盤の前に座って

鍵盤を見て、目だけでスケールを追ってみる。

これも実はとても効果的な練習方法です。


実際に

私の生徒さんで

仕事が忙しくて鍵盤を全く触れなかったけど

鍵盤の写真をスマホに入れて

通勤電車の中で

スケールを目で追う訓練を続けただけで

レッスンの時に

スケールが弾けたという人がいます。


それぐらい

鍵盤をイメージで捉えられることは

とても大切なことだということです。


これはスケールに限ったことではありません。

コードやテンションなどにも

同じことが言えます。


忙しくてなかなか練習時間が取れないという方。

鍵盤の写真をスマホに入れての

イメージトレーニングは是非オススメしますよ!