2015年12月18日金曜日

(13) アドリブを習得していく上での壁


私がまだアドリブができなかった頃。
いろんな人から
いろんなアドバイスを貰いました。

「とにかく耳コピしまくればいいんだよ」
「スケールやコードトーンを適当に弾くんだ」
「テーマメロディーのアレンジから始めてみたら」

今思うと
それらは全て本当に良いアドバイスです。
確かに、アドリブを勉強していく中で
全て必要なプロセスです。

ただ、これらを言われて

何の疑問も感じずに
やってみることが出来る人と

よけいに考えてしまって
逆に何も出来なくなってしまう人がいます。

私はどちらかというと、後者でした。

「使える音符はたくさんあるけど
何の音から始めたらいいのか?」

「コピーしたフレーズはたくさんあるけど
前後が上手く繋がらなくて、考え始めると
何も弾けない」等。

こうなってしまう原因の一つに
「そんなことできるはずない」という
無意識の「心の壁」(思い込み)
あります。

こういった心の壁を
一つ一つ外していくためのキッカケ作りは
私は
教える側の役目だと思っています。
(もちろん本人の意思の力も必要です。)

覚える順番にもコツがあると書きました。

実は、教える順番にもコツがあります。

しかもそれは
生徒さんのタイプによって
少しずつ変えていかなければいけません。

習いにくる人は一人一人音楽歴が違うので
それぞれの心の壁を
どうやって外していくか。
とても難しい事もあります。

でも
生徒さん自身の心の壁が少しずつ外れて
その人らしさが出てきたときは
本当に嬉しいのです。

一人でも多く
より自由に、より楽しく
ピアノが弾けるように

私自身も進化し続けたいと思います。

2015年11月28日土曜日

(12) 譜面は読める方がいいのか、読めない方がいいのか



何を言ってるんだ?この人は。

そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

ジャズも一応「Cメロ譜」という
テーマメロディにコードが書いてある
シンプルな譜面があります。

バンドで音を合わせる時も
演奏者の共通言語である
「音符や演奏記号等」を理解し
譜面を読めるようにしておく事は必要です。

ディナーショーやコンサートの仕事でも
イントロフレーズやキメフレーズの所に
ガッツリ音符が書いてある場合もあります。

ですので大方、
譜面は読めた方がいいのですが。

アドリブ脳を鍛えていく上では
譜面が読めないことが利点
になる場合があります。

例えば
「スケールを全てのキーで弾けるように」
という宿題を出したとします。

その時
譜面が読める人は簡単に弾けてしまう分
出来た気持ちになって、
「確実に脳に刻まれるまで覚えてくる」
という意味では少し甘くなりがちです。

一方、譜面が読めない人は
読めないのですから、
12キーあるそのスケールを一つ一つ
何百回と弾き込んで覚えるしかありません。

その分、そのスケールはシッカリと確実に
脳と手に刻まれます。

この
「しっかりと脳に刻まれること」は
実は凄く大事なことで。

しっかりと脳に刻んでいく作業
アドリブをしていく上での
「大きな自信」に繋がります。

なんとなくスケールが弾ける。
なんとなくコードが押さえられる。
「けどアドリブは……」という方
いらっしゃるのではないでしょうか。

これでは
「自信を持って」
という気持ちはなかなか生まれません。
その自信のなさは、
そのままアドリブに現れてしまいます。

一つでも、
脳に刻まれるまで、
泥臭く何百回も弾きまくった。

こう胸を張って言い切れる事は
そのまま
アドリブへの自信に繋がっていきます。

こういった
他人からの評価ではなく
自分自身でしか得られない
「自分への絶対的な自信」を
一つ一つ身に付けていく事
人生においても
必ず大きな財産になっていくと思います。

というわけで、
譜面は読める方が良い
読めない方が良い
どちらも利点がある。という事でした。

2015年11月19日木曜日

(11) ビバップをアドリブに取り入れるために[その2]



前回
ビバップフレーズを作っていく際に
絶対に身に付けておくべき事が
2つあると書きました。

その2つというのはズバリ
コードトーンアプローチノートです。

ビバップフレーズの特徴は
伴奏がなくてもコード感が感じられることで
このコードトーンとアプローチノートには
そのとても大事な役割があります。

コードトーンとは
コードの構成音のことです。
これは
コードを学ぶと自然にわかってきます。

問題はアプローチノートです。
アプローチノートとは
コードトーンに解決しに向かっている音
のこと。

例えば
コードCのコードトーンは
「ド・ミ・ソ」.

「ド」を弾く前に
その半音下の「シ」を鳴らして
「シド」。

「ミ」を弾く前に
その半音下の「レ#」を鳴らして
「レ#ミ」。

「ソ」を弾く前に
その半音下の「ファ#」を鳴らして
「ファ#ソ」。

これらは全て半音下からですね。
下からアプローチしていく時
まずは「半音下から」
と覚えるのもいいかもしれません。

上からのアプローチノートもあります。
半音上からか、全音上からか
基本どちらかなのですが。
どちらを選ぶかは
そのコードに沿ったスケールの音を使います。

アプローチノートにどの音を使えるかを
瞬時に判断するには
これまでの「アドリブ脳を鍛えよう」
で書いてきた基本のコードとスケールが
確実に脳に入っている必要があります。

以前書いた記事
「基本こそ徹底的に」は
ここでもしっかり生きてきますね。

そして
アプローチノート+コードトーンを
3連で練習したり、
音をバラして
8分や16分で自由に使えるようになるには
やはり段階を追って、少しずつ
確実に身につけるしかありません。
(そのメソッドはちゃんとあります。)


全てのコードトーンに対して
アプローチノートを使う必要はありません。
例えば
コードトーンの3度だけアプローチノートを
意識するだけでもビバップっぽくなります。

コツは、休符の使い方
これは、本当に色々あるので
ビバップの巨匠達の演奏をたくさん聴いて
学んでくださいm(__)m

参考までに、
私がビバップと聞いて思い浮かぶのは
チャーリー・パーカーやバド・パウエル等。


ビバップ奏法の練習は
この他にもたくさんあります。
今回はほんの一部をご紹介しました。




2015年11月16日月曜日

今の私個人にできること


人の悪口を言わない。

噂に踊らされない。

自分の中の偏見を失くしていく。

自分の弱さや甘さから目を背けない。

人を責める前に、知ろうとする。

意地の悪い人がいたら
その人の背景を想像して、なるべく許す。
そして恨まない。

理解してもらうことよりも
まず理解しようと努力する。

他人と自分を比較しない。

他人からの評価ではなく
自分自身で
自信を感じられることを目指して
生きていく。

「知る、学ぶ、考える、伝えていく」を
生きている限り続けていく。


まだまだ、あると思います。

全ての事はどこかで繋がっていると信じて
自分にできることを。

考えることを
止めてはいけないと
心に誓いたいと思います。

2015年11月10日火曜日

(10) ビバップをアドリブに取り入れるために[その1]


私はこれまで
「ビバップに凄くハマった」
という経験はないのですが

ビバップ要素を
自分のアドリブに織り交ぜると面白い
と思っています。

ロックやファンク等をやっている方で
まずは
ペンタトニックスケール
マイナーペンタトニックスケール
そして、ブルーノートスケール

この3つのスケールを身に付けて
アドリブ展開していく人は多いと思います。

これだけでも、
ちょっとしたコツと工夫があれば
かなりカッコイイことが
たくさんできると思うのですが。

そのうち
「もっとスパイス的なこと」や
「アカデミック的なこと」を
取り入れたい。

そんな気持ちが湧いてくる方も
いらっしゃると思います。

私も
アドリブを勉強し始めて暫く経った頃に
もう少しアカデミックな要素を
取り入れたいと思うようになりました。

その一つがビバップ的要素です。


ビバップのノリなんかは、
その巨匠といわれる人達の演奏を
聴きまくるしかないのですが。

どのように?どうやって?
ビバップフレーズの仕組みは?

勉強を始めた頃は
その仕組みがわからなくて
「ビバップフレーズ集」なる
教則本を読みあさりました。

でも
それをアドリブに当てはめるだけだと
なんだか取って付けたようで
カッコ良くないし面白くない。

そこで、
そのフレーズ集のフレーズの仕組みを
調べていくとわかった事があります。

それは
フレーズを作っていく際に
絶対に身に付けておくべき事が
2つあるという事。

その2つについてはまた次回(^^)



今回のブログ内容とは関係ないのですが。
先日のデュオライブで
「You’re So Beautiful」
を演りました。Keyは「C」です。
ほぼ白鍵だけでも
こういうアドリブができるという
参考になれば幸いです。
8分少しと長いですが、良かったら。

使った譜面はこちら。



2015年10月27日火曜日

(9) 続けるための原動力


私が
「アドリブができるようになりたい」
と思ったキッカケは。

1990年代、関西テレビの深夜放送の
「夢の乱入者」という音楽番組でした。


ジャズギタリストの渡辺香津美さんが
メインホストとして
様々なミュージシャンをゲストに迎え
「音楽で会話する」をテーマに
ジャンルに捕われないセッションを
繰り広げる。

そんな番組でした。

当時
クラシックピアノしか知らなかった
私にとってはあまりの衝撃でした。

セッション中の
鳥肌が立つような
音の交わりや、ぶつかり合い。

「音楽で会話する」とはこんなにも
刺激的で官能的で、神々しいものなのかと。
(大げさに聞こえるかもしれませんが
当時の私にとって本当にそんな印象でした)

当時のピアノの人の弾いていることや
その場で起こっている音の絡み合いの意味。

それらをなんとか理解したくて
ビデオに録画して、
何度も巻き戻しては再生と停止を繰り返し
何時間も見たのを覚えています。


私は楽器を学んでいる時は特に
「こんな演奏がしたい」
「こんな風に弾けるようになりたい」
というような
理想憧れの存在は必要だと思っています。

その人のやってることを理解したい。
その人の感じていることを感じたい。

これはもうと同じですね♪
楽器の練習には
本当にそのぐらいのエネルギーが必要です。

今、もし練習に行き詰まったり
気持ちはあるのに行動が伴わない。
そんな方がいらっしゃったら
「楽器を始めた頃の憧れの存在」を
思い出してみてください。

きっと
背中を押してくれると思います♪

っと、
これまで色々書いてきた私ですが。

どんな人物が書いているのか、
これほど長々と書いてきて、いったい
どんなアドリブをするピアニストなのか。

知りたい方は
来週11月6日(金)ライブをやります。

場所は横浜市 青葉台駅から
徒歩10分ほどの隠れ家的ジャズバー
(オーラパンアジル)。

普段は歌伴やレストランBGMの仕事で
「これぞ アドリブ」な感じの演奏は
なかなかないのですが、
このお店でのライブはやります♪
ピアノとベースのDUOなので。

興味のある方は是非。


次回の【アドリブ脳を鍛えよう】は
「ビバップをアドリブに取り入れるために」
についてお話しようと思います。

2015年10月26日月曜日

秋晴れの候


先日、久しぶりに京都へ帰省しました。
少し山の方へ行くと、こんな景色です。


歩いているだけで、
身体やココロが洗われていく
そんな気持ちになるのは久しぶりでした。

雨が少ないのは少し気になりますが
秋晴れは気持ちが良いですね♪

小学校の前を通ると、
ちょうど下校中の子ども達とすれ違って。

「「「こんにちは!」」」

普通に挨拶してくれました。

つられて私も「こんにちは!」。

それだけで
なんだかジーンとしてしまう私は
ちょっとおかしいんでしょうか?

近くに小川があって
一時期は汚い川だったのですが、
街の人たちの努力で
今では
6月にはホタルが見られるぐらいに
キレイになったそうです。

たった3日間の滞在でしたが
ゆっくり、ゆったり
穏やかな時間を過ごせました( ^ω^ )



2015年10月19日月曜日

(8)「 凄いピアニストになれたかも♪」と一瞬、勘違いできる練習法[その2]


前回の練習法をやってみた方
いらっしゃるでしょうか?

自分でやった時
なかなか楽しい練習だったので
ご紹介しました。

そして今回は、その応用編です。
([その1]を見てからお読みください。)

パラディドルに慣れてきたら
ポリリズム的練習も是非やってみてください。

ポリリズムとは
複数の異なる拍子が
同時に存在している状態のことです。

この練習にハマると
もう楽しくて楽しくて。
ある種のトランス状態とでもいうのか
私はけっこう延々とやってしまいます♪

例えば
||  R L L R  L L R L  L R L L  R L L R  ||  L L R L  L R L L 〜

(4分の4、16分符表記です。Rが右手、Lが左手。)

これなんかは、並びだけ見ると
「 R L L 」を繰り返しているだけなんですが
1拍のくくりが4つなので
メトロノームと合わせてやると
トリッキーに聞こえるんですね。

しつこいようですが
必ずメトロノームと一緒にやりましょう。

これはフレーズにも生かせる練習ですので
是非オススメです。

ポリリズムは他にもたくさんあるので
お気に入りのポリリズムを見つけて
是非自分のモノにしましょう!

管楽器の方も、工夫次第では
できなくもない練習です。

テンポをグンと落として
右手(R)部分のどれか1音、
左手(L)部分、
どちらかを楽器でやるとか。

複数人で役割分担してもいいですね。
大切なのは
そのリズムを体に染み込ませること。

くれぐれも酸欠ならないように
ゆっくり、無理のない範囲で
やってみてください(^^)

2015年10月11日日曜日

(7)「 凄いピアニストになれたかも♪」と一瞬、勘違いできる練習法[その1]


前回、メトロノームを使った練習法を
ご紹介したので、メトロノームを使って

自分が凄いピアニストになれたんじゃないか
と、一瞬勘違いできる練習をご紹介します。

ドラムやパーカッションの人なら
必ずやる基礎練習
「パラディドル」というのがあります。

この練習を、ちょっと拝借♪

まずは
メトロノームは4分音符で鳴らして。
これで慣れたら
2拍目と4拍目だけ鳴らします。
それも慣れてきたら、
4分のうち一つだけ鳴らして
タイム感を養う練習もします。

まず右手(R)は
セブンス・コードの#9th
「3度、b7度、#9度」
(例えばC7#9なら「ミ、シb、レ#」)

余裕のある人は
「3度、b13度、b7度、#9度」
(C7#9なら「ミ、ラb、シb、レ#」)

左手(L)はコードのルートを
オクターブで。

シングルパラディドルと呼ばれる方法を
使ってみましょう。


例えば
||: R L R R  L R L L  R L R R  L R L L :||

4分の4、16分符表記のつもりなんですが。
これじゃ、わかりにくいですね。

「パラディドル」で検索すると
たくさん出てきますので、わかりにくい方は
ネットで調べてみてください。


最初はゆっくりしたテンポから始めて、
だんだん速くしていきまよう。

最終的に
テンポ120ぐらいでできるようになった時
「なんか、私。凄いことやってるかも♪」
そんな気分になるかと思います。
(必ず12キー全部やりましょう。)

少なくとも私はなりました(≡^∇^≡)
ならなかったらゴメンナサイm(__)m

でも、この練習では
セブンス・コードの「#9」の形
を12キーで覚えられ、しかも
リズム感も鍛えられます。

一石二鳥な練習方法なのでオススメです。

次回の【アドリブ脳を鍛えよう】は
「 凄いピアニストになれたかも♪」と
一瞬、勘違いできる練習法[その2]
に続きます。

2015年10月6日火曜日

自分を見つめ直すということ



今から数年前。

当時の私は
良くも悪くも
人間の様々な欲望が渦巻き合ってる
混沌とした現場で仕事をする事が多く
立ち回りが決して得意ではない私は
身体も心も本当にボロボロでした。

ある時
胃に普通でない痛みを感じて病院に行くと
潰瘍が四ヶ所見つかり、出血していましたが
他に代わりもいなくて
どうしても休めない仕事ということもあり
残りの10日間ほどの公演を
なんとかやり切ったのを覚えています。

その少し後
大きな震災があって
人として
自分は何に貢献できているのか
自分はどう生きたいのか。
そんな疑問が湧き起こり
自分の目指すべき「志」というものを
を渇望するようになっていきました。

そして、偶然出会ったのが
一般財団法人メンタルケア協会のサイトです。

これまで私が何度かこのブログで
「心の勉強」の講座について書いてきたのは
このメンタルケア協会のことです。

当時
誰かにケアしてもらう側ではなく
ケアする側の目線で勉強をしたことは
今考えると
私にとっては本当に大正解でした。

講座では
自律神経と脳とは密接な繋がりがあり
それは身体や心の異常にも
深く深く関係していることなど
人間のもろさを
物理的に理解することも勉強します。

ストレスというのは、
本当に様々な要因から発生しますが

「自分の人間的甘え」が
大きなストレスを引き起こすこともあること。

どう考えても
災難としか思えないような人間関係なら
リセットする勇気も必要な時があること。

自分の人生に
「利他」の想いが入ることで
いかに大きな充実感を得られるかということ
等々・・・。

スポンジが水を吸うように
たくさんのことを学ばせてもらった結果

講座終了時には、
ちょっとした事では動じない
柔軟で強い心が
自分の中に育ち始めているのを
実感できました。

もし
「自分を変えたい」とか
「心が強くなりたい」という想いを
持っている方がいらっしゃったら。

まずは
「自分の甘さや弱さを認める」ことが
最初の一歩だと思います。

自分の考えの甘さを認め、自覚し
他を学ぶこと、知っていくことから逃げない。

これまでも何度か書いていますが
「自分が変われば周りも変わる」の真意は
ここにあるのだと。

そう言う私も、まだまだ考えが甘く
逃げ道を探したり
自分の弱さを直視できない時もあります。

でも、以前と変われたところは
「ちょっと待て。
お前は本当にそれでいいのか?」と
自分で自分の心に問いかけることが
できるようになったことです。

これはちょっと自分でも嬉しい変化で。
その変化に気づいた時、
勢いで始めてしまったのが
「ピアノでアドリブ脳を鍛えよう」
の連載なんですね。

アドリブができるようになるために
覚える事や地味な繰り返し練習は
たくさんあります。

自由にアドリブができなかった頃の私は、
「忙しくて勉強時間が取れない」
「疲れて、そんな気力を持てない」
そのくせ
地味で面倒な練習は素っ飛ばして
「カッコイイ演奏をしたい欲」は
メチャメチャ持ってる。

言い訳と利己の固まりですね(; ̄ェ ̄)

「できない」とは
やろうとしない人の言い訳である。

これはよく聞く言葉です。
私も初めて聞いた時は
ガツンと心に響きました。

ただ、やり方がわからない人にとっては
なかなか厳しい言葉かもしれないとも思います。

アドリブが出来るようになるためのやり方を
学んで知って、実践してきた私にできること。

ピアノを自由に弾く楽しさを
伝えていくことはもちろんですが。

もう一つ。

「本気でアドリブをやりたい」という人に
やり方を一つ一つ示しながら
その背中を少し押してあげて
途中でくじけそうな時は
その背中を支えることだと思っています。

ブログという文章だけでは
できることは限られてしまいますが

どこかの誰かにとって
このブログが
自分の中の「やる気スイッチの存在を知る」

そんなキッカケになってくれたら嬉しいです。


2015年9月27日日曜日

(6) タイム感を養おう



より楽しく
より余裕を持って
演奏できるようになる為に
自分の中に
タイム感を捉える力
を養っておくことは重要です。

1小節単位での
拍の表裏や細かなタイミングがわかる
「リズム感」も必要ですが

4小節単位、8小節単位の大きなノリで
演奏できる「タイム感」も非常に重要です。

大きなノリが掴めると自由度も広がり
アドリブも一層楽しくなりますよ。


ジョージ・デューク、ケニー・カークランド
ハービー・ハンコック等々…その他多勢
(私が過去に耳コピしてきた人達です)

例えばこんな。

https://www.youtube.com/watch?v=tbD6k-D05f0
スティングの88年東京公演
"BRING ON THE NIGHT"
(3:20ぐらい〜6:20ぐらいの
ケニー・カークランドのエレピソロ)

一見何を弾いてるのかわからないような
リズムの縦線やスケールを無視したような
(実は無視してるわけではないのですが。)
速くて長いアドリブフレーズを弾いていても
とんでもなくカッコイイ理由の一つは

彼らが
グルーブの中のタイム感を捉えながら演奏し
いつでも自由自在に
「グルーブ」と「目指す音程」の点
に着地できる余裕を持っているからです。


今回は
そのタイム感を養う練習を
少しご紹介しますね。

まず
スケールでもコードでもフレーズでも曲でも
練習する時は、なるべく
メトロノームを使う習慣をつけましょう。

そして
例えばテンポ120で練習する時は
メトロノームは60にセットし
2拍目と4拍目にメトロノームの音を
感じながら練習します。

「1、2、3、4」を
「1、Pi、2、Pi」
(Piはメトロノームの音)

それが普通になってきたら
今度は
メトロノームは30にセットし
1拍目だけメトロノームが鳴るようにします。

「1、2、3、4」を
「Pi、2、3、4」。

これもできるようになってきたら
今度は2拍目だけを鳴らします。

「1、2、3、4」を
「1、Pi、3、4」。

次は3拍目だけ。

「1、2、3、4」を
「1、2、Pi、4」。

次は4拍目だけを鳴らして練習します。

「1、2、3、4」を
「1、2、3、Pi」。


ずっとキープするのは
意外に難しいと思います。

気がついたら1拍ずれてたり
いつの間にか、
メトロノームの音が1拍目に
鳴ってしまってたり…。

今回は
メトロノームを4分音符としての
練習でしたが、
慣れてしまったら
メトロノームを8分音符で捉え
3拍目の裏だけとか
4拍目の裏だけにメトロノームを鳴らして
練習してみるのも面白いと思います。


曲を大きなノリで捉えられるように
タイム感を養うことは、
一つ、大きな壁を乗り越えることと言っても
過言ではありません。

音楽を大きく捉える。

是非体得してください!

2015年9月20日日曜日

(5) 基本こそ徹底的に



ジャズピアノのレッスンは
クラシックピアノのレッスンのように
順を追った教材はあまりありません。

アドリブの壁は、
その高さも種類も数も
人によって全然違います。

アカデミック的な壁で立ち止まる人もいれば

音符が書いてない譜面を演奏することへの
恐怖という心の壁にぶつかる人もいます。

教える側の私の立場としては、
生徒さんの「壁」が今どこにあるのか
どれぐらいの高さなのか
どこからアプローチしていけば
その壁を乗り越えやすいのか。

色んな方面からじっくり観察して考えます。
そして
一つ一つ
確実に壁を克服していけるように
アドバイスや練習法を提示しています。


これまでも言ってきましたが。
ピアニストが
アドリブが出来るようになるためには
コードとスケールを
12キーで練習することは必須です。

その理由は
「どんなキーでも演奏できるように」
だけではないんです。
それよりも、
どんなキーでも怖くなくなる
「自分への絶対的な自信が持てる」から。

そして
この自信は後々「アドリブ脳」にも
しっかりと関わってきます。

ただ、そこの壁は意外に大きく
一人で練習していると
どうしても弾きやすいキーに偏って
しまいがちです。

音程差の認識
その偏りをなくすためのいしずえです。

そのいしずえの作っていき方を
文章で説明するとなると
膨大に長くなってしまうので、
取っ掛かりだけ書いておきます。

意外に難しいですよ。
まさに脳トレです♪

コードにはたくさんの種類がありますが。

まずは3和音(トライアド)から。
それを12キーで練習をします。

コードC(ドミソ)からコードF(ファラド)
その次はコードBb(シbレファ)~
と完全4度上へ進みます。

前回の(4)
で書いた Cycle of 4th の順ですね。


この場合
和音でやるより分散和音でやる方が
音程を意識できますよ。

これを
止まらずに一定のテンポで
12キー弾く練習をします。

止まらずにできるようになったら

次は「ドミソ」の逆「ソミド」を
Cycle of 4thの順に12キーやります。

コードC(ソミド)からコードF(ドラファ)
その次はコードBb(ファレシb)~
と完全4度上へ進みます。


この辺から
脳が固まることもあるかもしれないですが
ゆっくりしたテンポでいいから止まらずに
頑張りましょう。


最初は
これだけでも大変だと思います。

しかし
アドリブ脳への道はまだまだ遠い!


それができたら今度は
その転回形をやっていきましょう。

一気にやろうとないで、
「一つのコードを12キーで」
これを
時間をかけて確実に脳と手に刷り込む。
そして一つ一つクリアしていきましょう。

これがコツです。

この地味な練習こそが、
後々大きな意味を持ってきます。

本当です!

もし
「そんな一人で根気強くできないよ!」
という方がいらっしゃったら
ご連絡ください。

練習の実演を見せつつ
スケール、コード、課題曲
一つ一つしっかりと課題を出しながら
レッスンいたします。


お問い合わせは
長岡京ミュージックジム
もしくは
京都RAG音楽義塾 個人レッスン

立地条件など、ご自分に合った方へ
ご連絡ください。

アドリブ脳を鍛えるのに大切なこと。
それは
基本こそ徹底的に脳に刷り込むべし。

2015年9月13日日曜日

(4) 覚える順番にもコツがあります。



ジャズピアノレッスンなら必ずやる課題に
スケールとコードを12キー全てで練習する
というのがありますが。

まずスケールの第一歩
長音階(アイオニアン・スケール)。
例えば
それを12のキーでやる時。

半音ずつ上に上げて練習する人は多いと
思います。

でも
これはあまり「アドリブ脳」を鍛えるには
効果がありません。

半音ずつズラしていくやり方だと
その前に弾いた長音階を指が覚えているので

あ、さっきこれ弾いたからその半音上ね。

とあまり脳を介さずに進めてしまう結果
脳と耳に入っていきにくいのです。

そこで
完全4度上のキーへ移動していく方法に
変えてみるとどうでしょう。
キーCの次はキーF、その次はキーBb…。
C、F、Bb、Eb、Ab、Db、~(以下略)

12キーやったら元のキーに戻ります。
これがジャズ理論書に必ず書かれてある
「Cycle of 5th」(五度圏)です。


これだと
指のポジション記憶も関係ありませんね。

ジャズ理論の教本に覚える順番のコツまでは
書かれていません。

アドリブができるようになる為に
覚える事はたくさんありますが、
系統立てた順に覚えると
より効率よく脳に刻まれます。

ジャズに限らず、スタンダード曲には
完全4度上へ進むコード進行は沢山あります。
この事からも
この順で練習する意味は
充分すぎるほどあると思います。

これはフレーズを12キーで練習する時にも
とても有効なので是非やってみてください。


2015年9月12日土曜日

ここも是非チェックしてくださいね♪


GoogleのBloggerに
ブログを引っ越してから
3ヶ月が経ちました。

このブログの仕組みが少しずつわかってきて
サイドバーの作り方、増やし方も
やっとこさ
わかってきました。

マウスのカーソルを右上端にもっていくと
サイドバーが現れます。

ご覧になりたいメニューを
ポチッとしてください。

過去のブログも
カテゴリに分けられるようにしましたので
「アドリブ脳を鍛えよう」等
カテゴリ別に見直すことも可能になりました。

このサイドバーのメニューは
まだまだ増やしていけるみたいなので、
必要に応じて増やす事もあると思います。

ただ。
これはパソコンで見て頂いている方のみの
機能なんですm(__)m

スマホで見て頂いている方には
申し訳ないですが、
過去記事を見る時は順にさかのぼって
読んで頂くか
ウェブ バージョンに切り替えて
読んで頂かなければなりません。

私の勉強不足かもしれないので
もう少し調べてみます。
せっかく
スマホ画面対応のBloggerなので
カテゴリ分けや過去記事に簡単に飛べる
機能があるといいのですが。

やっぱり
怖がらずにいろんな所をイジってみないと
わからないものですね。

見てくださる方にとって
なるべく見やすく、読みやすく、
親しんで頂けるブログにしていきたいです。

まだまだ手探りですが、
少しずつ改善していこうと思っていますので
これからもどうぞ宜しくお願い致します。


2015年9月6日日曜日

(3) アドリブ脳を作っていくと共に大切なもの




まだジャズを知らなかった頃の私は
「アドリブ」とは
何もない所から
フレーズが突然浮かんでくることだと
思っていました。

でも
それは大きな勘違いでした。

アドリブは
「何もない所から浮かんでくる」のではなく
ちゃんと
フレーズが生まれる為の材料があったのです。

前回にお話した「音程差の認識」も
大事な材料の一つですが、
もっと具体的な材料の例を挙げると。

すべてのコードに対して、
そのコードに対応するスケールというのが
あります。
それを学べば
「誰でもアドリブが出来るようになる」
ということです。


例えば
Dマイナー・セブンス・コード(レファラド)
の時は
Dドリアン・スケール(レミファソラシド)
が使えます。

試しに弾いてみてください。

メトロノームをテンポ60ぐらいで鳴らします。
まず左手で、和音「レファラド(Dm7)」を
2分音符で弾きます。

テンポ感が落ち着いたら

右手で、ルート(根音)から見て9度の
「ミ」をポ~ンと弾いてみて下さい。

次に右手で何の音を弾きたくなりますか?
(左手はそのままキープしていて下さい。)

白鍵だったらどこでも良いんです。

もっと高い音へ行きたいですか?
それとも低い方?
もしくはもう一度同じ音?

強く弾きたいですか?
それともデリケートに優しく?

自分の心に「どう弾きたいか」
問いかけてください。

その気持ちがアドリブへの第一歩です。


アドリブ脳を作っていく脳トレ的練習も
もちろん重要ですが
同時に大切にしなければいけないのは
自分の気持ちです。

「カッコいいフレーズ」を弾くことだけに
気を取られていると結局、
「カッコ良く弾かなければならない」
という気持ちが重荷になってきてしまいます。

「カッコいい演奏をしてスゴいと思われたい」
そんな気持ちは
ミュージシャンなら持って当然なのですが

でもその前に
自分がどう奏でたいか。
その気持ちを大切にして頂きたいのです。

どう見られたいかという他人の評価ではなく
まず自分の意思で奏でることができて初めて
気持ちの余裕が生まれます。

これは未だに私にとっての課題でもありますが
今音楽を学んでいる方にも
是非忘れないでいて頂きたい事です。

ちなみに今回
最初に9度の「ミ」を選んだのは
私が好きな音程だから♪

自分の好きな音を探ってみるのも
楽しいので是非やってみてください(^^)

2015年8月29日土曜日

(2) 音程差の認識力を身につけよう




アドリブやコード演奏が
できるようになる為に
必要な材料を知っていくことは、重要です。

今回は、その材料の一つ
「音程差の認識」についてお話ししますね。

例えば。
コード[C](ドミソ)
コード[Cm](ドミbソ)を弾き比べた時、
何が違うかと言えば、
コードのルート(根音)「ド」から見て
真ん中の音が
「ミ」か「ミb」かの違いです。

「ド」から見た音の距離が違うのです。

アドリブやコード演奏には
この
「音の距離感覚を脳と手に植え付ける事」
重要です。


その音程(音と音の距離)の種類には
長3度、短3度、5度、♭5度、
6度、7度、9度、等々々…
他にもたくさんあります。

ここで
ピアノという楽器だからこそ苦労するのは
白鍵と黒鍵があるから。

例えば
同じマイナーコードでも
「Cm」と「F#m」では
押さえた時の見た目も
指の間隔も違いますね。

これはピアニストの宿命」です。
受け入れて練習しましょう。

その感覚を身に付けるのに
私も苦労した記憶があります。

でも、それを乗り越えた後の
何とも言えない
「目の前が開けた爽快感」は
今でもハッキリと覚えています(^-^)

ジャズピアノレッスンで
「このフレーズを
12キー全部でできるようにね」
という課題を出されて
大変苦労したという話を時々聞きます。

この課題も
決して悪い課題ではないのですが。
ただ、その前にやるべきこと

音程差の感覚を脳と体(手)に植え付ける。

これをやっておくのとやらないのとでは
苦労の大きさに雲泥の差があると思います。

そのフレーズが
コードのルート(根音)から見て
いったい何度から始まってて
何度に向かって行って
何度に落ち着いているのか。

音程差の認識力が身についていれば、
12キーで練習するときに非常に役立ちます。

私のレッスンでは系統立てた順序で
音程差認識力を確実に身につけられますが

独学でも意思を強く持って続けていけば
必ず身につけることができます。

耳コピにもとても役立ちますよ♪