2018年10月26日金曜日

(48)松田聖子さんの「Sweet Memories」と「Misty」




皆さんは普段
曲のコード進行というものを
どれぐらい意識して演奏していますか?

私のレッスンでは
コードやスケールの基礎が
ある程度固まってきたら
少しずつコード進行について
学んでいきます。

先日
ある生徒さんの次の課題曲を
「Misty」にしました。

その生徒さんは
普段からJ-POPをよく聴いてて
自分でもポップスの曲を作ってる人です。

私が
「Misty」の模範演奏を弾いて見せて
コード進行や構成などの説明をしていると

生徒さんが
「これって松田聖子の曲に似てませんか?」
と言うのです。


そうなんです。
よく気がつきましたねヾ(=^▽^=)ノ



松田聖子さんの
「Sweet Memories」

1980年代にリリースされて
大ヒットした名曲です。


見比べる箇所は
イントロ後の歌い出しから
サビの手前までのところ。

ところどころ
「Ⅴ7」が「Ⅱm-Ⅴ7」だったり
トニックが代理コードになってたりしますが
コード進行的には同じです。

もしボーカリストで
“Sweet Memories”を少しジャジーにやりたい
と思う人がいたら。

歌い出しから8小節部分を
“Misty”のコード進行で
バッキングの方に弾いてもらって
その上で“Sweet Memories”を
歌ってみてください。

少しだけ
雰囲気が大人びた感じになりますよ(^^)

2018年10月6日土曜日

(47)「教えること」は「教わること」





私のレッスンカリキュラムは

「アドリブができなかった」
「アドリブの仕組みが分からなかった」
「苦手なキーだと
自由自在にコード演奏できなかった」

そんなかつての私が

「どんな練習をどれだけ繰り返して」
「無駄に遠回りした事は、より効率良く」
「耳コピ等でストックした様々な技」

それらを
なるべく分かりやすく
効率良く吸収できるような
カリキュラム構成になっています。

では
全ての生徒さんに
このカリキュラムどおりに
進めていくだけで
生徒さんは
100%確実に実力を延ばしていけるのか。

答えはNoです。

「説明の仕方」
「どう練習するかの実演の見せ方」
これらももちろん大切ですが。

「教える」上で何が一番大切かというと。

「生徒さんが今何を考えているのか」
「どこでつまづいているのか」
「勘違いしているところがあるか」
「この人だったら、こう考えるかも」など。

その時
どれだけ相手を見ているか。
相手にどれだけ関心を持って
相手のことを感じ取れるか。

これが一番大切なことだと思っています。

10人いれば、
10とおりの受け止め方、考え方があります。

いかに相手のことを思って、
相手の考え方を受け入れられるか。

実はこれ
人生における人との関わり方にも
大きく関係していることなんですね。

私が教える仕事をやるようになって
一番学んでいる事は、そこです。


教えることを始めなければ
もしかしたら
深く考える事はなかったかもしれない
大切な大切な事を
日々、私は教わっています(^^)