2014年10月18日土曜日

本の力



人は誰でも、辛い事や苦しい事を一つや二つ、もしかしたらそれ以上、抱えながら生きていると思います。
どんなに幸せそうに見える人でも必ず、大なり小なり何かを抱えて生きていると、私は思っています。

自分の周りで、一人で抱え込んで苦しそうな目をしてる人を見ると、少しでも心が楽になったらいいなと真剣に思います。

もちろん私も人間ですから、抱え込んで苦しくなる時もあります。
そういう時、私は「本」に救われてきたことが多いです。
もちろん、私の中に「前を向く力」が必ずあるはずだと静かに信じてくれている「家族」や「友」の存在も大きいですが、それでも「踏み出しの一歩」の心の力が欲しい時、本がそっと背中を支えてくれる事が多いのです。

普段本を読む方は、その魅力に気付いてらっしゃる方も多いかもしれませんが、改めてここで書かせて頂きます。

私は、様々な本の中の言葉に何度も助けられ、その度に心が強くなり、少しずつ自分を肯定的に受け止められるようになり、そのうち、「人を敬う心」が自分の中で育っているのを感じるようになりました。

もし、このブログを読んでくださってる方の中に、心が疲れて何かに寄りかかって少し休みたいと思ってる人がいらっしゃったら、ぜひ何か本を手に取ってみてください。

何を手に取ればいいかわからない方には、ラベル(カテゴリ)の中の"book"に数少ないですが「徒然草」「福翁自伝」等々、私が救われてきた本を紹介しています。

他にも、ここ数年で私が心に力を貰えた本の作者には
池上彰さん、瀬戸内寂聴さん、養老孟司さん等々、挙げるとキリがないほどいらっしゃいます。
そうやって作者の方の人生の片鱗を見せて頂き、自分の価値観や考え方を広げていくきっかけやヒントをたくさん貰いました。

そういえば、歴史上にも心に沁みる言葉を残してくれている方がたくさんいらっしゃいますね。
例えば

マザー・テレサ
「愛されることより愛することを。理解されることよりは理解することを。」
「人間のほほえみ、人間のふれあいを忘れた人がいます。これはとても大きな貧困です。」

ナイチンゲール
「愛というのは、その人の過ちや自分との意見の対立を許してあげられること。」
「天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である。」

キング牧師
「許す力に欠けているものは、愛する力にも欠けている。」
「人は、個人的な狭い関心事を越え、人類全体に関わる広い関心事に向かうようになって初めて本当の人生を歩み始めるのである。」

これらはたくさんある言葉の中のほんの一例ですが、
人生の大先輩達の残してくれている言葉は「心の快復剤」となるような言葉がたくさんあります。


辛く苦しい思いをしている方の心にとって、少しでも前を向く力の手助けになりますように。



[冒頭の写真は近所にある総合公園の紅葉。赤くなるのはもう少し先ですね。]