2024年3月23日土曜日

(106)アドリブの壁「集中力の配分」



こんにちは。

アドリブ脳を鍛えるピアノ講師

岡 幸代です。


アドリブする時に集中すべき事

アドリブができるようになるためには

たくさんのことを覚える必要があります。

コード、スケール、テンション等々・・・

それだけではなく

それらを使った仕組みも学んで、自分で自由に組み立てていく必要があります。

これだけでもかなりの集中力を要することは想像できるかと思います。


さらに

ジャムセッションなどのバンドの中で演奏する時

ピアノの人は(特に初心者の人は)

右手でアドリブ、左手でコードと

集中力を2つに分散させるだけでなく

周りの楽器の人の音を聞きながら演奏するという

集中力を3つに分散させる必要があります。


そして最終的には

アドリブになるべく多くの集中力を配分するのが理想的です。


集中力をアドリブに多く配分するために

アドリブに多く集中力を配分するには

どうすれば良いのでしょうか。


先ほど、集中力を3つに分散させると書きました。

そのうちの一つ、左手のコードに関しては

とにかく早いうちに覚えてしまいましょう。

どんなキーでも

コードを見ただけで

勝手に左手が動くようになるまで

鍵盤がなくても頭の中で鍵盤上のコードの形が難なくイメージできるぐらいになるまで根気強く練習しましょう。


コードが覚えられたら

アドリブの仕組みを勉強して右手でアドリブできるようにしていきます。


その後のことになりますが

集中力の分散の3つ目。

「周りの人の音を聞きながら」ですが

これは意識の持ち方で習得できるようになります。


どういうことかというと

「自分が何を弾くか」に重点を置くのではなく

「周りの音を聞いて、自分がその時どう演奏したいか」

に意識をシフトしていくのです。


これは前もって決めたフレーズをそのまま弾くのでは実現しません。

個人練習で

散々アドリブの仕組みを練習して

ある程度のことができるようになったら

あとは、周りの音と調和してその時に感じるままを弾くことに集中します。

でも実はこれが

「アドリブの一番高い壁」だったりします。


アドリブの一番高い壁を乗り越えるために

特にクラシックピアノ経験者の前に立ちはだかるのが、この壁です。

アドリブの仕組みを勉強したての頃は

英単語を少ししか知らない英会話初心者と同じで

たどたどしいアドリブになってしまうのは

仕方のないことです。


比較的、楽譜通りに弾くのが得意な

クラシックピアノ経験者は

楽譜があったらカッコいい演奏ができた自分が

突然

よちよち歩きのたどたどしい演奏になってしまうのは

やはり苦しくて辛い気持ちになるのは当然です。


そこにも、ちょっとしたコツがあります。

すぐには出来るようにはなりませんが

「ほんの少しの勇気」があれば必ず、徐々に弾けるようになります。


当教室では、そのコツも伝えています。

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