2020年1月10日金曜日

(71)トライアドをナメてはいけません(U・S・T使用例2)



こんにちは。
アドリブ脳を鍛えるピアノ講師
岡 幸代です。

U・S・Tの使用例


(66)トライアドをナメてはいけません!
のブログで
3つのU・S・Tの使用例を挙げました。
https://yukiyomusica.blogspot.com/2019/12/66.html

(67)では
U・S・Tの定義とルール、
そして(その1)を説明しました。
https://yukiyomusica.blogspot.com/2019/12/67ust.html


今回は(その2)と(その3)。


(その2)は
基本コード「Fm7」を左手で弾いて
その上で、右手で
Fの♭7度上のメジャー・トライアドを
弾いてみましょう。でした。

♭7度上のメジャー・トライアドは
「E♭」です。

これは
いわゆる「Fm11」のことですね。

スケールは
エオリアン、もしくはドリアンの中から
発生するトライアドです。

「U・S・T」というと
7thコードに関する説明が
書かれている事が非常に多いのですが

マイナー7thに使うのも
「U・S・T」です。
覚えておきましょう。


では(その3)

(その3)は 基本コード「C7」を左手で弾いて
その上に、右手で
Cの♭6度上のメジャー・トライアドを
弾いてみましょう。でした。
(その時、左手は5度抜きで弾きましょう。)

♭6度上のメジャー・トライアドは
「A♭」ですね。

これは
オルタードスケールの中の
トライアドです。
「A♭」以外にもトライアドはありますよ。

自分で探して
是非お気に入りのサウンドを
見つけてください。

お気に入りのサウンドを見つけるコツ

左手は、コードトーンの
3度7度や、1度3度でも構いません。
(3度は必ず入れましょう)

右手のU・S・Tは
いろんな転回形を使ってみましょう。

そして
一番大事な事は

ⅡーⅤーⅠなどのコード進行で
U・S・Tを試してみましょう。

コード進行の流れの中で
U・S・Tを使うと
きっとお気に入りのサウンドが
見つかると思います。

特に、7thコードでは
前回に説明した
「リディアン♭7スケール」や
今回の「オルタードスケール」、
「コン・ディミ・スケール」もありますね。

いろんなスケールの
あなたのお気に入りのU・S・Tを
是非探してみてください!