私が生徒さんに出す課題は「12キーで覚えてくる」というのが基本です。
スケールは
ダイアトニックスケールや
マイナースケール
7thコードで使えるスケールなど
コードも
基本形からテンションコード、
それらをクリアすると
ⅡーⅤーⅠなどコード進行の
ヴォイシングも
全て12キーでやっていきます。
こう並べてみると、
本当にたくさんあるように見えますが
一つ覚えると
覚えたものと
なるべく関連づけた順で
課題を出していきますので
意外に
皆さんちゃんとクリアされます(^^)
そんな中
課題が
だんだん複雑になってくると
全てのキーで
五線紙に書いてこられる生徒さんが
時々おられます。
書くと
かなり大変な作業だと思うのですが
それでも
「書かないと覚えられないので」
と頑張って書いてこられます。
「12キーで書く」ことは
決して悪いことではないのですが
これが、近道のようで
実は
遠回りになってることもあります。
譜面に書いてあることを弾く
これは
クラシックの方法で
いわゆるクラシック脳で弾くことです。
対して
ピアノのジャズ脳は
88鍵の特性を理解して
音の構造や性質を分かって
弾いていきます。
基本のコード、スケールから
12キーで覚えていく
この脳のプロセスが
「アドリブの仕組み」を
理解していくことに直結していきます。
段階段階で
私がそういう説明をするので
生徒さんは
「なるほど、
だからこの練習が必要なんですね」
と改めて言われます。
コードやスケールを
12キーで覚える時は
思い切って
書くことをやめてみましょう。
12キーが難しければ
今回は4つのキー
次回にまた4つと
数回に分けても良いです。
少しずつでも
確実に前進しましょう!