2018年2月15日木曜日

(41)五度圏キー早見表♪「これって何のキー?」


バンドをやっている皆さんは
スタジオに集まってバンド練習をする時
今やっている曲のキーを意識していますか?

ボーカル担当の人は
自分が歌っているキーが何かを
把握して歌っておられるでしょうか?

バンドで演奏する時は
キーの設定に関して全てのパートが
共通した認識を持っていなければ
演奏できません。
(ドラムも無関係ではないです。)


そこで今回は
ちょっと便利な表を作りましたので
皆さんにお役立て頂きたいと思います。

名付けて
【五度圏 キー調号 早見表】

以前にも少しこの表には触れましたが
今回はもうちょっと詳しく
そして、メジャーキーだけでなく
マイナーキーにも対応できるよう作りました。


まず
円の外側がメジャーキー
円の内側がマイナーキーです。

頂点の[Cメジャー][Aマイナー]から

右回りに一つ進む毎に
「♭」が一個ずつ増えていきます。

左回りに一つ進む毎に
「#」が一個ずつ増えていきます。

例えば
譜面を見て、「#」が3個だったら
その曲のキーは「Aメジャー」もしくは「F#マイナー」

になります。

この「#」や「♭」といった
曲のキーを決定づける記号を
【調号】といいます。

譜面を作る担当になった人は
この【調号】を必ず明記するようにしましょう。

そうすることで、
楽器の人もボーカルの人も
自分が何のキーを演っているのかを認識できます。

ボーカルの人も
譜面を見る時は、必ず調号を確認して
自分が
「何のキーで歌っているのか」
「何のキーで歌いたいのか」
を伝えられるように訓練していきましょう。

ちなみに、この表は
リンクフリー、ダウンロードフリーです。
その際
「長岡京ミュージックジム」「京都RAG音楽義塾」ピアノ講師、岡 幸代
と添えて頂ければ幸いです(^^)


シェアも大歓迎です\(^o^)/

2018年1月30日火曜日

(40)耳コピは最強の上達法です!



皆さんは
日々の練習の中に
「耳コピ」を取り入れておられるでしょうか?

CDなどの音源の音を
一音一音拾って採譜していくことは
それはそれは大変な作業だし
時間もかかります。

でも
上手くなりたい
音源のようにカッコ良く演奏したい
と思うなら
「耳コピ」は必須の作業です。

苦労して耳コピをしなくても
ある程度のところまではいけます。
もちろん
それなりの練習と勉強は必要ですが。

でも
耳コピをやってない人の演奏と、
これまで
耳コピをたくさんやってきた人の演奏を
比べると
明らかにレベルの違いが分かります。


もちろん
耳コピしただけで満足してはいけませんよ。

耳コピだけでも耳の訓練にはなりますが
コピーした後は弾けるように練習しましょう。

「力の抜き加減と入れ加減」
「間の取り方」などなど
音源と同じように弾けるようになるには
またまた時間のかかる作業ですが
これが、後々必ず
「自分の演奏の黄金の糧」となっていきます。

コピーしたものを応用していきたいなら
「そのコード上でそのフレーズの分析と理解」
も必要ですね。

上手くなりたいと思ってて
耳コピをあまりやったことのない人は
今からでも遅くありません。

音を拾いまくりましょう(^^)

2017年12月15日金曜日

(39)勉強は続くよどこまでも・・・♡



私のレッスンの中には
自分に自信をつけていく為の
「基礎を徹底的に身につけていく」という
カリキュラムがあります。

しかしジャズは
時代の移り変わりで
流行やスタイルが変化していきます。

「基礎を徹底的にやり込む」
というレッスンの方針は変わりませんが

最前線で活躍している人のプレイ等を
研究して
レッスンに落とし込む事はできないかと
考え続けることは
指導する者にとって
とても大事なことだと思っています。


*ここからの話は少し専門的な話なので
読みたくない方はスルーしてください。
つい読んでしまって、もし意味が分からなくても
「音楽って奥深いんだな」と
なんとなく感じて頂けたら幸いです。


ある人のプレイを研究していて
m7thコードにテンション13をつける
という手法を勉強してます。

Dm7なら
「Dm7(13)」という表記になります。

Dm6ではありませんよ。
テンションとして使うので
7thの音も一緒に弾かなくてはいけません。


一般的にジャズ理論書には
Dドリアンの時は
「シ」はアボイドノートで
コードには使わないことになっています。


どういう積み方で
どういう時に使えるのか
前後のコードの流れは?

なぜ
m7thコードにテンション13をつけて
美しく響くのか。


これだからジャズの勉強はやめられない(笑)

2017年11月22日水曜日

(38)アドリブやコード演奏には「思考回路の訓練」が必要です。



クラシックは弾けるけれど、
アドリブやコード演奏が出来ない。

楽譜がないと何も弾けない。

私の教室には
そんな悩みを長年
抱えてきた生徒さんが多くいらっしゃいます。

時々
『ジャズレッスン』を謳ってる教室で
「ジャズの曲を楽譜どおりに弾いていく」
だけのレッスンをする教室もありますが。

それではいつまでたっても
アドリブやコード演奏は
出来るようになりません。


楽譜を見て、
「ここは弱く、あそこは強く弾こう」
「この小節はゆっくり
そしてだんだん速く弾こう」
というようなレッスン方法ではなく。

アドリブやコード演奏が
出来るようになる為には
まったく別の訓練方法があるのです。

具体的に言うと

基本的なことから
系統立てた順番で練習し
頭でコントロールして
アドリブやコード演奏のための
「思考回路」を作っていくのです。


アドリブやコード演奏が出来ないのは
そのやり方がわからないだけで。

決して
才能がないから出来ないのでは
ありません。


やり方がわかって、訓練すると
誰でも出来るようになります。
その為に、私が全力でサポートします。

諦める必要はありません。

一緒に頑張りましょう(^^)

2017年10月29日日曜日

(37)テンションの使い分け



ジャズピアノの勉強で
ある程度
コードやテンションの種類を覚えた頃
難しい事の一つに

「♭7コードのテンションの使い分け」
があります。

9、♭9、#9、のどれを使うのか。
13、♭13のどちらを使うのか。

それらを判断するには

「その時に弾いているキーは何で」
「何度のコードなのか」
「メロディーやフレーズに合っているか」

などを意識しなければいけません。

一気に書くと
ハードルが高いように
感じるかもしれませんが


何回もやっていくうちに
少しずつ分かるようになります。


ジャズコード「Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ」の基本練習
「Aフォーム」「Bフォーム」の中でも
テンションが入っていますね。

その練習の時にも
ただ型を覚えるだけでなく
「今弾いているテンションは何か」
を意識して練習するようにしましょう。


焦らず、じっくり繰り返しやることで
必ず出来るようになりますよ(^^)