何年か前に、ある女性芸人さんがテレビで「自分をほんまに好きになれる方法、知ってんねん!」
と仰ってたことがあるんです。
ここでいう「自分」とは
SNSとかで「いいね!」をたくさん押してもらえるとか、周りの人から「凄いね!」とか「羨ましい!」と言ってもらってる〈他人目線〉の自分のことではなくて、〈自分目線〉で見た自分のことです。
彼女曰く
〈自分目線〉で自分を好きになってくると、他人と自分を比べることも減っていき、自分を肯定的に受け止められるせいか「嫉妬」という感情も持ちにくくなり、結果、人を受け入れる余裕ができて、人との関係も心地良くなり、人生に前向きになっていくと。
良いことだらけですね。
その芸人さんは何かの本で読んで始められたそうですが。
「自分を本当に好きになれる方法」、それは「家の中のどこか一ヶ所だけ、いつでもピカピカにキレイにする習慣をつける」ことだそうです。
これは、たくさんある方法の中の一つかもしれませんが、私はこれを実践して本当に自分のことが好きになってきました。
私はまず洗面台周りから始めました。
昔は仕事が忙しくて疲れてる時とか「今度の休みにキレイにすればいいや」っと、ついつい先延ばしにしてたのですが
その芸人さんの言葉をきっかけに、洗面台を使う度に「鏡に跳ねた水滴や蛇口周り」を拭き取って、本当にいつでもピカピカにしました。
同居してる人が歯磨き粉の泡を飛ばそうが洗面台をビチョビチョにしようが関係ありません。
「ここは私の聖域」と言わんばかりに、とにかく洗面台だけは自分が使う度にキレイにしたのです。
そのうち、ちょっと視野が広がって、電球の上や棚上の見えない所もついでに拭き取るように。
そんなことを習慣にして数年が経つと、いつの間にか洗面所全体が、そしてトイレ、キッチン、リビング等、ちょっとしたとこに気付く度にササッと掃除できるようになりました。
「休みの日にまとめて掃除→まとめてやって疲れて→掃除が嫌い」だったのが、今では「目についたらササッと→苦にならなくなる→掃除が好き」になったんですね。
家をキレイにキープできることが、こんなにも自分の自信に繋がるとは思ってもいませんでした。
「掃除」って結局、どこまで「目が行き届くか」に尽きると思うんですね。
普段見えない、見えにくい所が汚れている事をどこまで想像できるか、それは、そのまま「心の鍛練」にも繋がります。
掃除の目が行き届く範囲が広がっていくのと平行するように、「人の心」に対する想像力も広がっていく気がするんです。
そうなってくるともう「自分を好き」とかの次元じゃなくて、「この生き方、考え方で良いんだ」という自信に繋がってきます。
「お掃除の達人級」の方からすれば、「何を今さら」的なことかもしれません。
ハウスキーピングの観点からも、自分はまだまだなのも自覚してます。
ただ
私の場合は「掃除」でしたが、何でもいいんだと思います。小さなことでも「何かが良くなるために何かを続ける」ことが大事なんだと。
仕事が立て込んでしまって、体力気力ともに限界な時はどうしても手抜きしてしまいます。
それでも洗面台だけはピカピカを死守します。自分を嫌いになりたくないんで(≡^∇^≡)
最後に僭越ながら。
疲れきっていても、お掃除心を後押ししてくれるアイテムを少しご紹介します。
まずは、以前このブログでも紹介した「マイクロファイバーお掃除手袋」。
これは本当に便利です。
一度この手袋をつけると洗濯機に入れるまでに「あ、ここも。あ、あそこも拭ける」とついでにやってしまうところが良いんです♪
もう一つは冒頭の写真。
一つ100円の麻カゴと5枚で100円の雑巾(税抜き)。
キッチンと洗面所に置いてます。ちょっと汚れたらすぐ拭き取り、雑巾が汚れたら洗濯機へポイッ!
雑巾を洗って絞る作業をだいぶん省略できます♪