2018年11月16日金曜日

(49)アドリブ脳を鍛えよう




このブログのタイトルに
「アドリブ脳」
という言葉を使っています。

実はこの「アドリブ脳」は
私が作った造語です。

この
「ピアノでアドリブ脳を鍛えよう」
というブログを書き始めたのは
2015年の8月23日。

まだ横浜に住んでいた頃です。

それまで数年かけて練ってきた
レッスンカリキュラムがほぼ固まり

今後、その存在をどうやって
「アドリブができなくて困っている人」
「コードを自由に弾けなくて悩んでる人」
そんな人たちに
知って貰うのかを考えた時

フッと降りてきた言葉が
「アドリブ脳」でした。

音楽でいうアドリブとは、即興演奏のこと。

指が速く動かなくても
譜面が読めなくても
アドリブは誰でも出来ます。

テクニックはある方がいいけれど
なければないで、出来ます。

なぜかというと
アドリブは
今の自分が持っている技術の範囲で
自分を表現すればいいからです。

しかしながら
多くの人が
「アドリブができない」と
悩んでいます。

それは
「才能がなくて出来ない」のではなく
「方法を知らないだけ」です。

やり方がわかれば誰でも弾けます。


材料がなければ料理はできませんね。

では
アドリブの材料とは・・・?

このブログの過去記事でも
その材料を覚えるコツやヒントを
あちこちで書いています。

方法を学び、コツがわかれば
アナタも必ず弾けるようになりますよ(^^)

2018年10月26日金曜日

(48)松田聖子さんの「Sweet Memories」と「Misty」




皆さんは普段
曲のコード進行というものを
どれぐらい意識して演奏していますか?

私のレッスンでは
コードやスケールの基礎が
ある程度固まってきたら
少しずつコード進行について
学んでいきます。

先日
ある生徒さんの次の課題曲を
「Misty」にしました。

その生徒さんは
普段からJ-POPをよく聴いてて
自分でもポップスの曲を作ってる人です。

私が
「Misty」の模範演奏を弾いて見せて
コード進行や構成などの説明をしていると

生徒さんが
「これって松田聖子の曲に似てませんか?」
と言うのです。


そうなんです。
よく気がつきましたねヾ(=^▽^=)ノ



松田聖子さんの
「Sweet Memories」

1980年代にリリースされて
大ヒットした名曲です。


見比べる箇所は
イントロ後の歌い出しから
サビの手前までのところ。

ところどころ
「Ⅴ7」が「Ⅱm-Ⅴ7」だったり
トニックが代理コードになってたりしますが
コード進行的には同じです。

もしボーカリストで
“Sweet Memories”を少しジャジーにやりたい
と思う人がいたら。

歌い出しから8小節部分を
“Misty”のコード進行で
バッキングの方に弾いてもらって
その上で“Sweet Memories”を
歌ってみてください。

少しだけ
雰囲気が大人びた感じになりますよ(^^)

2018年10月6日土曜日

(47)「教えること」は「教わること」





私のレッスンカリキュラムは

「アドリブができなかった」
「アドリブの仕組みが分からなかった」
「苦手なキーだと
自由自在にコード演奏できなかった」

そんなかつての私が

「どんな練習をどれだけ繰り返して」
「無駄に遠回りした事は、より効率良く」
「耳コピ等でストックした様々な技」

それらを
なるべく分かりやすく
効率良く吸収できるような
カリキュラム構成になっています。

では
全ての生徒さんに
このカリキュラムどおりに
進めていくだけで
生徒さんは
100%確実に実力を延ばしていけるのか。

答えはNoです。

「説明の仕方」
「どう練習するかの実演の見せ方」
これらももちろん大切ですが。

「教える」上で何が一番大切かというと。

「生徒さんが今何を考えているのか」
「どこでつまづいているのか」
「勘違いしているところがあるか」
「この人だったら、こう考えるかも」など。

その時
どれだけ相手を見ているか。
相手にどれだけ関心を持って
相手のことを感じ取れるか。

これが一番大切なことだと思っています。

10人いれば、
10とおりの受け止め方、考え方があります。

いかに相手のことを思って、
相手の考え方を受け入れられるか。

実はこれ
人生における人との関わり方にも
大きく関係していることなんですね。

私が教える仕事をやるようになって
一番学んでいる事は、そこです。


教えることを始めなければ
もしかしたら
深く考える事はなかったかもしれない
大切な大切な事を
日々、私は教わっています(^^)

2018年9月10日月曜日

台風21号、我が家の備えの反省と気付き



今回の台風21号で、約33時間の停電&断水を経験し、我が家の備えの反省をしてみました。

普段から非常袋2つ、寝床にはスニーカーを置くなど、防災意識はある方だと思っていましたが、盲点や気付きがあったので書いてみます。長いですが、少しでも皆様の備えの参考になりましたら幸いです。

『2018年9月4日、台風21号の影響による停電&断水(14時30分ぐらい〜約33時間)』家族構成 大人2人

【電気】
普段の備え
*いつも外出時に持ち歩いているモバイルバッテリー約4000mAh(ミリアンペアアワー)2つ。古いタイプ(容量不明)の1つ。ダイソー(容量不明)の300円の1つ。
*ラジオつきランタン(単2電池4つ入り)
*懐中電灯(ダイソーで売ってる小さいのを含めて、6〜7つ)、
*アルカリ乾電池(単1〜単4までけっこうな数の備蓄あり)

《反省点》
*モバイルバッテリー。これだけでは全然足りなかった。
それぞれのiPhone7Plus(バッテリー容量約2900mAh)の充電が1回ほど出来ただけだったので、もっと容量の大きいバッテリーの備えが必要。
大人2人で数回充電することを考えると、少なくとも1人20000mAhは必要か。(人によってはもっと?)
*停電が何日も続くことも想定し、ソーラー式等も考えてみる。
*暑さが残る9月初頭、USB扇風機がかなり役に立った。しかしこれもモバイルバッテリーが必要。
*ラジオつきランタンは一度も電池を換えることなく済んだ。
*懐中電灯は、トイレに行くとき、洗面の時など何かと持ち歩くので、数があると便利。
*演奏仕事で使ってる譜面灯は、色んなところに挟めるので便利でした。
*冷蔵庫、冷凍庫の中身は消費していく順番を考えて、冷蔵庫がぬるくなったら中のものを冷凍庫へ移すなど、計画が必要だった。普段から冷蔵庫、冷凍庫は整理整頓しておくと計画も立てやすいと思った。
*あと保冷剤は大活躍しました。
普段からいくつか保冷剤を冷凍庫に入れておいたので、電気が止まってもしばらくは持ちました。


【水】
普段から、飲み水用は2ℓペットボトル10本、トイレ用は2ℓペットボトル2本を備蓄していた。
風呂桶はいつも、水を替えるまで溜めておく習慣にしていた。

《反省点》
*飲み水は当面の不安はなかった。
手洗い、歯磨き、顔をタオルを濡らして拭くのにもペットボトルの水を使っていたので、断水解消時点でペットボトルの残りは6本。
*やかんにも水が残ってたので、それを使っての残数なので、やかんの水がなかったら、もう1本使っていた。
*トイレは風呂桶の水から使っていき、あと数時間断水が続いていたら風呂桶の水はなくなってたと思う。
*当初、1日ぐらいで復旧するだろうと甘く見ていたので、コップなどガラスのものを使っていたが、「いつまで続くか分からない」という不安を抱いてからは、皿にラップを敷いて使った。紙コップ、紙皿はあった方がいいと思って買った。
*お風呂は今回は実家で頂けたが、市全域が停電や断水だったり、ガスが止まったりだと、身体を拭くウエットシートやウエットティッシュの備えも必要だと思った。


【ガス】
今回は唯一ガスが通っていたので大丈夫だったが、ガスも止まったときのことを考えて、カセットコンロ、カセットガス等の備蓄を再確認しておこうと思った。


【家の庭(ベランダ)】
*普段は、物干し台と物干竿、大きい物置1つ(おおよそ高さ180センチ、幅110センチ、奥行き60センチ)、小さい物置(おおよそ高さ110センチ、幅140センチ、奥行き70センチ)がある。素材はいずれも樹脂製。

《反省点》
*これは大丈夫だろうと思っていた「大きい物置」が前倒しになった。1ヶ所だけフェンスに繋ぎ止めていたが役に立たず。補強して数カ所繋ぎ止めておいた。
*「小さい物置」。これが台風の真っ最中に蓋が開いてバラバラになりかけ、カラビナで止めにいくも苦戦。しかも危険。これも考えが甘かった。今回は難を免れたが、反省し、補強しておいた。

以上
今のところ、思い出せた事を書き記しました。

@最後に。
停電と断水中、何が一番不安だったかというと。
「この状態がいつまで続くんだろう…」という先の見えないことが何より不安でした。
情報を得たくても、どこもかしこも繋がらない状態で。
そんな中、近隣の人と情報をやり取りすることで少し不安が和らいだ気がします。

@今回感じた事。
色々足りてなかったとはいえ、普段から備えをしていることで、災害が起こった時にパニックになりにくいことは確かです。
事が起こった瞬間、水、電気、ガス、食べ物等、いっぺんに沢山の事を考えるのは大変ですが、「水と食べ物と灯りはある」となると、瞬時に考えるべき事が絞られるからです。

いざという時に、一人一人が、冷静に目の前の事に対処できる為にも、備えについて真剣に考えてみることは大切だと思いました。

2018年9月5日水曜日

(46)鍵盤がなくてもトレーニングできる!?



先日の台風は
本当に大きくて恐ろしかったですね。

皆様
大変な思いをされていませんでしょうか。

私の住んでるマンションは
停電と断水が30時間続いていますが
近隣の方々と情報をやりとりしながら
なんとか一日一日を乗り切っています。

こんなときは
思考を
よりポジティブにしてみようと思います。


今回のブログのテーマは
鍵盤のイメージトレーニング。

ピアノでコード演奏やアドリブを学ぶ上で
皆がぶつかる高い壁の一つが

「12キー全て、指の動きが違う」

ということかと思います。


例えば
Cメジャーセブンと、Aメジャーセブン。
同じメジャーセブンでも
鍵盤に置く指の形は全然違います。

スケールでも
オルタードスケールを
Gから始めるのとDから始めるのでは
運指は全く違います。

それを皆
あーでもないこーでもないと
四苦八苦しながら乗り越えていくのですが。

これを乗り越えるのに
少し役に立つものが
冒頭のカードです。

以前、私の生徒さんが
手書きで作っておられたものに
少し手を加えて作り直したのですが。

私は
コードやスケールの課題は
必ず12キーで弾いてくるよう
言います。

その際

仕事などで忙しくて
実際に鍵盤を触って練習できない時に
電車などの移動中このカードを見て
コードやスケールを
鍵盤の絵の上でイメージします。

それだけでも
かなりの効果があるのですよ。
本当です!

実際に
イメージトレーニングだけで
一つの課題をクリアされた生徒さんも
いらっしゃいます。

「課題」という形でないと
なかなか難しいかもしれませんが

よかったら使ってみてください(^^)