2016年11月1日火曜日

(26) 課題をやってみませんか?


スケールやコードを覚えていくうちに

こんな質問をする人が増えてきます。
「曲中の各コード上で使えるスケールが
いずれちゃんと
自分で見つけられるようになりますか?」
はい、大丈夫です。
見つけられるようになります。
そのためにも
習得しておくべき
基本的な、そしてとても重要な課題が
あります。
それが
【ダイアトニック・コード】と
【ダイアトニック・スケール】です。
今回は
【ダイアトニック・コード】に関して。
ダイアトニック・コードは
長音階の各音の上に
音階内の音を1個飛ばしで積み重ねて
できる和音のことです。
ダイアトニック・コードの
3和音に関しては
「(14) ハノンは使えます」
少し説明しましたが、今回は4和音です。
「キー C」では、次のようになります。




「長音階の音だけで」積み重ねるので、

「キー C」の場合は白鍵だけで作られますね。

では「キー F」だと、どうなるでしょう?

「キー F」の長音階は?

「ファ、ソ、ラ、♭シ、ド、レ、ミ」ですね。

この音階内の音で
一個飛ばしに積み重ねればいいのです。


「キー F」では次のようになります。




ではここで課題です。


課題①

12キー全ての「ダイアトニック・コード」を
五線紙に書き出してみましょう。


課題②

全てのキーを弾く練習をしましょう。
なるべく譜面を見ないで。
(単音楽器の人は分散和音で演奏してみてください。)


課題③

どんなキーでも
ディグリーネームのコードが分かるようにしよう。
(ディグリーネームとは度数を表す表記の事です。)
Ⅰ△7は「1度メジャーセブン」
Ⅱm7は「2度マイナーセブン」
・・・と読みます。

例えば、
【キーFの「Ⅵm7」のコードは何?】
【キーEの「Ⅳ△7」のコードは何?】
【キーBbの「Ⅱm7」のコードは何?】


この課題はとても大切です。
アドリブのためだけでなく
曲を分析したり
曲を覚える時にも、とても重要だからです。


「キー C」だけを見て、
頭で理解したつもりになってはいけません。
12キー全て間違いなく弾けるまで練習しましょう。

2016年10月11日火曜日

(25) イメージトレーニングも効果あります♪



この写真は

「仕事が忙しくて
なかなか鍵盤を触る時間がないので
移動時間にこれを見て
イメージトレーニングしてます。」

と生徒さんが自主的に作られたものです。

そして実際に
その週はあまり鍵盤を触れなかったにも
かかわらず
「コード」と「スケール」の課題に関して
かなりの進歩が見られたんですね。


そうなんです。


「鍵盤を絵的に捉えること」も
12キー習得のコツの一つなので
イメージトレーニングだけでも
効果があるんですね。


この鍵盤の絵が描かれた紙を
見せてもらった時は
本当に感動しました。

私が出す課題に対して
ここまで
エネルギーを注いで取り組んで貰える事は
講師冥利に尽きると共に

生徒さん一人一人に対して
最大の集中力と出来る限りのひらめきで
接していこうと
改めて気を引き締めました。

この生徒さんは、
普段は管楽器をやってる人なのですが

「コードを理解して
アドリブの仕組みを分かりたい」

ということで
私のピアノレッスンに通われています。

アドリブの基本の仕組みに関しては
どんな楽器でも共通しています。

鍵盤楽器以外の人でも
アドリブの仕組みを知りたい方は
当教室で学べます。
(レッスンは実音でのレッスンとなります。)

興味のある方は
ぜひ無料体験レッスンで(^^)

2016年9月22日木曜日

(24) アドリブの材料を知ろう


「アドリブ(即興演奏)は難しい」

そんな印象を持っている人は
けっこういらっしゃると思います。
(私も以前はそう思っていました。)

しかし実は
そんなに難しい事ではありません。

アドリブは、誰にでもできます。

指が速く動かなくても
楽器を弾く技術が高くなくても
アドリブ(即興演奏)はできます。

なぜなら

今ある自分の技術で
自分を表現することが
「アドリブ」だからです。

それでも「アドリブは出来ない」
という人は多くいます。

それは
「才能がなくて出来ない」のではなく
「やり方を知らない」だけです。

材料がなければ料理は出来ませんよね。
それと同じです。

アドリブの為の大切な基礎となる材料

それが
コードやスケールといった理論知識です。

これらを自分のものにする為に
普段から12キーで練習すること。

この「普段から12キーで練習する」。
これは
慣れるまでは根気のいる作業なので
自分一人の力では難しいかもしれません。

その根気をサポートするのも
講師の役割だと私は思っています。

このブログにも
過去にそのヒントや方法を書いているので
じっくり読んで貰えると
「どうすれば良いのか」が
少しは見えてくると思います。

(どんな事をやるのかを直に知りたい方は
無料体験レッスンで体験してください。)

「やり方とコツ」がわかれば
必ず弾けるようになりますよ。

2016年8月26日金曜日

(23) 小さな積み重ね


"京都RAG音楽義塾"、
そして"長岡京 MUSIC GYM"で
講師として仕事を始めて
5ヶ月が経とうとしています。

レッスンも
伝えるための言葉を磨いていく等、
まだまだ改善点はありますが
良い方向へ向いていると思っています。

私のレッスンでは
派手ではないけれど
脳を使う課題を出していきます。

なぜそんな課題があるかというと

クラシックピアノのレッスンのような
「楽譜を見て、ここは弱く、この音は強く
この小節はゆっくり弾こう」
という楽譜を読んで弾くのではなく

「即興的思考回路を作っていく」
という目的があるからです。

これには、日々の小さな積み重ねが大切です。

それぞれのレベルで
その時その時の課題をやっていけば
スピードに個人差はあっても
必ず進歩し、向上します。

忙しかったり、色んな理由があって
気持ちが折れそうになっても、私が支えます。


焦らず、自分のペースで頑張りましょう。

2016年7月27日水曜日

(22) 楽典は大事です。


楽典とは
音楽の基本的なルールを示す
音楽理論のことです。

「音名」「譜表」「拍子」「リズム」
「音階」「音程」「和音」「和声」等々、
音楽に関する活動をする為に
知っておくべき知識はたくさんあります。

例えば、調号。
調号を見て、キーを判断できるか。
その逆、キーを見て調号が書けるか。
(12キー全て)

音程だったら
例えば
3度、5度、7度等だけではなく
6度、減5度等々、
全ての音程がわかっているか。


そういった基本の楽典は
アドリブを習得していくうえでも
とても大事です。

なぜなら
アドリブに必要なジャズ理論は
楽典の基本を踏まえた上で
理解できるようになっているからです。

私のレッスンでは
必要な人には楽典の事も補いながら
ジャズ理論の説明をしていくので
改めて
「頑張って楽典を勉強しなくちゃ!」
と思わなくても大丈夫です(^^)

が今は、
基本の楽典ならインターネット上で
分かりやすく説明してくれているサイトが
たくさんあります。

自分が
楽典をわかっているか、わかっていないか。
その判断基準にもなりますので
一度も勉強したことがない人は
試しに見てみてください。


ちなみに
上記で
調号を見て、キーを判断できるか。
その逆、キーを見て調号が書けるか。
と書きましたが。

下の図は私が普段レッスンで使っている
五度圏(四度圏)の表。



「調号の判断」にも使えますよ。

♪ヒント♪
それぞれのアルファベットを
「キー(長調)」と考えて

Cから右回りにG♭まで
♭が1つずつ増えていきます。

Cから左回りにF#まで
#が1つずつ増えていきます。

(この表で判断できるのは調号6つまで。
「短調」はこの表では判断できません。)

2016年6月26日日曜日

(21) 休符の美


日本絵画や書の世界で
時々「余白の美」という言葉を聞きますが。

私は、アドリブにも
ある種通じるものがあると
思っています。

『スケールやコード等を覚えて
アドリブができるようになったけど
休符を入れずにずっと弾いてしまう』

これは、アドリブができるようになって
最初の頃によくある現象です。

もし同じようなことを
歌や管楽器の人がやったら
窒息してしまいますね。


意図的に休符で空間を作って
アドリブ全体に深みを持たせる
「休符の美(間の美?)」。


これが意外に難しいのです。

ジャズの理論書には
アドリブのやり方は書いてあっても
「こういう風に間を取れ」とは書いてません。


音が出てない「間」をいかに生かすか。


CDなどの
歌のスキャットや管楽器のアドリブ部分を
なぞって一緒に歌ってみるのも
良いかもしれません。


私もまだまだ模索中ですが
「休符の美」という意識をもって
音楽を聴いたりアドリブしてみると
楽しさが増すと思います。
よかったら試してみて下さい(^^)


2016年6月19日日曜日

黒板ゲットしました!



五線の古い黒板が見つかりました!
黒板、懐かしい。。。

欲を言えばホワイトボードが良かったですが
これもまた味があって良いかも♪

チョークを買ったら使えます。
生徒さんから
「100円ショップでチョーク売ってますよ」
と情報ゲット!

来月からレッスンで使えるかな(≡^∇^≡)

お楽しみに♪