2016年1月8日金曜日

(14) ハノンは使えます!



ハノン。
ピアノを習った事のある人なら
ほとんどの人が知っている
指練習の教則本です。

私は一時期これを
12キーで練習したり
コードを付けて練習したり
ラテン風のリズムで練習したりと
ハノンに凄くハマっていたことがあります。

12キーで練習すると
それぞれのキーの
白鍵と黒鍵の特徴が
指に染み込みます。

コードを付けて12キーでやると
それぞれのキーの
ダイアトニック・コードが
理解できます。

ダイアトニック・コードとは
ザックリ言ってしまえば

楽曲のキーに属したスケールの音を
3度音程で積み重ねて出来る
和音の事です。

例えば
キーがCメジャーなら
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」を
3度音程で積んで3和音を作っていくと
ドミソ・レファラ・ミソシ・ファラド
ソシレ・ラドミ・シレファ
これらが
基本のダイアトニック・コードです。
(3和音だけでなく4和音もあります。)


話はハノンに戻りますが。

一番楽しい練習は
やはりラテン風リズムの練習でしょうか。

ここで重要なのは
右手と左手を2オクターブ離すこと。
(オクターブよりラテンっぽくなります。)

あとは
4分や8分音符でシンコペーションさせて
ラテン風のリズムで練習します。
(小節頭をシンコペーションでやると、
らしくなりますよ。)



例えばこんな感じ。


色々やってみると意外に楽しいですよ。
是非やってみてください。
(ここでもメトロノームを忘れずに♪)

2016年1月1日金曜日

「100いいね!」チャレンジしてみました!


あけましておめでとうございます!

好きなブロガーさんが何人か
この「100いいね!」を記事にされていて
読んだら楽しそうだったので
私もチャレンジしてみました!

「100いいね!」とは
2016年、かなったらいいね!と思う事を
ブログやSNSに載せる事。



1。自分が充実した気持ちで仕事ができる環境を整える。

2。夫が充実した気持ちで頑張れる環境を整え、サポートする。

3。自分の両親との時間を作る。(それぞれの人生の歴史を聞く。)

4。夫の両親、それぞれの人生を聞かせてもらう。

5。手芸の時間を作る。(精神安定)

6。「スキンケアは丁寧に」を毎日。

7。本を読む時間を作る。

8。自分の演奏技術を上げる為に開拓をする。

9。教える、伝える技術を磨く。

10。料理のまとめて作り置き、を活用する。

11。iPadを買う。

12。夫婦でライブを継続する。

13。いつも笑顔で。

14。肘と膝のケアをする。

15。自分に似合う髪型を見つける。

16。たくさん歩く。

17。誰かの為に役立つ事をする。

18。山椒の木を育てる。

19。革製品の手入れを定期的にする。

20。学ぶ気持ちを忘れない。

21。お米を美味しく炊く。

22。USJに行く。

23。休肝日を作る。

24。「会いたい」人に会う。

25。モノを買う時の判断基準は「自分は本当にそれが好きで必要か」。

26。お金の管理をしっかりとする。

27。お義父さんが好みの渋めの煎茶を探してプレゼントする。

28。可愛い千代紙を見つけたら、お義母さんに買って持っていく。

29。バランスの良い食事を毎日心がける。

30。泥臭くてもいいから、本質から逃げない曲を作る。

31。何があっても友人を見捨てない。

32。仲間を増やす。

33。腹筋運動をする曜日を決める。

34。髪を大切にする。

35。毎日ゆっくり湯船に浸かる。

36。父が好きな竹の子の炊き込み御飯を土鍋で作ってあげる。

37。母の心が充実できるように何か協力する。

38。手芸で新製品を作ってネットショップで販売。

39。スッキリ整理整頓。

40。睡眠の質を上げる工夫をする。

41。目と歯の定期検診に行く。

42。洗面台とトイレはいつでもピカピカに。

43。ゆるい服を着ない。

44。カッコイイ名刺を作る。

45。写真苦手を克服する。

46。「信じる」を大切にする。

47。自分の「弱さと強さ」両方をちゃんと受け止める。

48。「背筋を美しく」を意識する。

49。見たくないものから目を背けない。

50。「ちょっと勇気を持てばできること」を先延ばしにしない。

51。夫と蛍を見に行く。

52。経済の本を読む。

53。世界史と日本史を平行して勉強する。

54。「どうせ無理」は自分の心に存在させない。

55。伝えるための言葉を磨く。

56。練習と演奏の前には、手と指のストレッチを念入りに。

57。人のアドバイスをちゃんと受け止める。

58。自分に合った歩き易い靴を見つける。

59。自転車に乗る練習をする。

60。良いピアノ椅子を買う。

61。通販生活のコードレス掃除機を買う。

62。2015年にやっと掴んだ「曲に想いを乗せて音を奏でる」感覚を研ぎ澄ます。(トリップしたように音色の波動に乗っかる感じがしました。)

63。もう少しツイッターとLINEを理解する。

64。「キレイでいたい」気持ちを大事にする。

65。料理になるべく旬の野菜を使う。

67。ヘッドマッサージを受けに行きたい。

68。心の琴線に触れるミュージシャンがいたら、とりあえずセッションを持ちかける!(挑戦!)

69。言い訳しない。

70。グリーンスムージー3周年以降も継続。

71。発酵食品をなるべく食べる。

72。なるべく身体を冷やさない。

73。夏、浴衣を着る。(着物はちょっと敷居が高い…。)

74。メンタルケアの心理学を、もう少し掘り下げる。

75。10年後、20年後の未来を描く。

76。引っ越しをする。(今と同じく日当りが良くて風通しの良い所へ♪)

77。「スカイプでレッスン」を模索する。

78。身近な人にこそ、ちゃんと言葉で伝える。

79。レスポンシブ対応のホームページを公開する。(なかなか苦戦中)

80。「どうすれば、こぐまにダウンジャケットを売れるの?」の次に読むマーケティング、ターゲティングの本を探す。

81。粕漬けに挑戦!

82。「幸せ」の定義は100人いれば100通り。ぶれない。

83。三半規管を強くする。(鍛える方法があるそうです!)

84。夫が定期的に運動できるように、こっそり工夫して計画を立てる。

85。もっと要領よく家事ができるように、頭を使う。

86。オリジナル曲を、なんらかの方法でネット上に載せる。(YouTubeとかではなくて、何か方法を探しています。)

87。楽しい企画を考える。

88。「一人だけで人前で演奏」できる場所を少し増やす。(一人でなんとかしなきゃいけない状況に自分を追い込む。)

89。サッカー観戦に行く。

90。自分に似合うステージ衣装を考える。(いつも「普段着?」と言われるので。)

91。好きなブロガーさんが開催する交流会に参加する。

92。異業種の方の考え方や生き方を見て視野を広げる。

93。たまにはスカートで出かける。

94。身近な人の「好きな食べ物、好きなもの、喜ぶ事」が何なのか、観察する。

95。時々、この100のリストを見る。

96。無理はしない。

97。家庭菜園の土の栄養回復方法を研究する。

98。「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」に心ばかりの寄付をする。

99。無知な自分を恥じるのではなく、「知る力」に変えていく。

100。年末にこのリストの達成度をチェックする。


いくつ達成できるか、楽しみです♪

本年もどうぞ宜しくお願い致します。



2015年12月18日金曜日

(13) アドリブを習得していく上での壁


私がまだアドリブができなかった頃。
いろんな人から
いろんなアドバイスを貰いました。

「とにかく耳コピしまくればいいんだよ」
「スケールやコードトーンを適当に弾くんだ」
「テーマメロディーのアレンジから始めてみたら」

今思うと
それらは全て本当に良いアドバイスです。
確かに、アドリブを勉強していく中で
全て必要なプロセスです。

ただ、これらを言われて

何の疑問も感じずに
やってみることが出来る人と

よけいに考えてしまって
逆に何も出来なくなってしまう人がいます。

私はどちらかというと、後者でした。

「使える音符はたくさんあるけど
何の音から始めたらいいのか?」

「コピーしたフレーズはたくさんあるけど
前後が上手く繋がらなくて、考え始めると
何も弾けない」等。

こうなってしまう原因の一つに
「そんなことできるはずない」という
無意識の「心の壁」(思い込み)
あります。

こういった心の壁を
一つ一つ外していくためのキッカケ作りは
私は
教える側の役目だと思っています。
(もちろん本人の意思の力も必要です。)

覚える順番にもコツがあると書きました。

実は、教える順番にもコツがあります。

しかもそれは
生徒さんのタイプによって
少しずつ変えていかなければいけません。

習いにくる人は一人一人音楽歴が違うので
それぞれの心の壁を
どうやって外していくか。
とても難しい事もあります。

でも
生徒さん自身の心の壁が少しずつ外れて
その人らしさが出てきたときは
本当に嬉しいのです。

一人でも多く
より自由に、より楽しく
ピアノが弾けるように

私自身も進化し続けたいと思います。

2015年11月28日土曜日

(12) 譜面は読める方がいいのか、読めない方がいいのか



何を言ってるんだ?この人は。

そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

ジャズも一応「Cメロ譜」という
テーマメロディにコードが書いてある
シンプルな譜面があります。

バンドで音を合わせる時も
演奏者の共通言語である
「音符や演奏記号等」を理解し
譜面を読めるようにしておく事は必要です。

ディナーショーやコンサートの仕事でも
イントロフレーズやキメフレーズの所に
ガッツリ音符が書いてある場合もあります。

ですので大方、
譜面は読めた方がいいのですが。

アドリブ脳を鍛えていく上では
譜面が読めないことが利点
になる場合があります。

例えば
「スケールを全てのキーで弾けるように」
という宿題を出したとします。

その時
譜面が読める人は簡単に弾けてしまう分
出来た気持ちになって、
「確実に脳に刻まれるまで覚えてくる」
という意味では少し甘くなりがちです。

一方、譜面が読めない人は
読めないのですから、
12キーあるそのスケールを一つ一つ
何百回と弾き込んで覚えるしかありません。

その分、そのスケールはシッカリと確実に
脳と手に刻まれます。

この
「しっかりと脳に刻まれること」は
実は凄く大事なことで。

しっかりと脳に刻んでいく作業
アドリブをしていく上での
「大きな自信」に繋がります。

なんとなくスケールが弾ける。
なんとなくコードが押さえられる。
「けどアドリブは……」という方
いらっしゃるのではないでしょうか。

これでは
「自信を持って」
という気持ちはなかなか生まれません。
その自信のなさは、
そのままアドリブに現れてしまいます。

一つでも、
脳に刻まれるまで、
泥臭く何百回も弾きまくった。

こう胸を張って言い切れる事は
そのまま
アドリブへの自信に繋がっていきます。

こういった
他人からの評価ではなく
自分自身でしか得られない
「自分への絶対的な自信」を
一つ一つ身に付けていく事
人生においても
必ず大きな財産になっていくと思います。

というわけで、
譜面は読める方が良い
読めない方が良い
どちらも利点がある。という事でした。

2015年11月19日木曜日

(11) ビバップをアドリブに取り入れるために[その2]



前回
ビバップフレーズを作っていく際に
絶対に身に付けておくべき事が
2つあると書きました。

その2つというのはズバリ
コードトーンアプローチノートです。

ビバップフレーズの特徴は
伴奏がなくてもコード感が感じられることで
このコードトーンとアプローチノートには
そのとても大事な役割があります。

コードトーンとは
コードの構成音のことです。
これは
コードを学ぶと自然にわかってきます。

問題はアプローチノートです。
アプローチノートとは
コードトーンに解決しに向かっている音
のこと。

例えば
コードCのコードトーンは
「ド・ミ・ソ」.

「ド」を弾く前に
その半音下の「シ」を鳴らして
「シド」。

「ミ」を弾く前に
その半音下の「レ#」を鳴らして
「レ#ミ」。

「ソ」を弾く前に
その半音下の「ファ#」を鳴らして
「ファ#ソ」。

これらは全て半音下からですね。
下からアプローチしていく時
まずは「半音下から」
と覚えるのもいいかもしれません。

上からのアプローチノートもあります。
半音上からか、全音上からか
基本どちらかなのですが。
どちらを選ぶかは
そのコードに沿ったスケールの音を使います。

アプローチノートにどの音を使えるかを
瞬時に判断するには
これまでの「アドリブ脳を鍛えよう」
で書いてきた基本のコードとスケールが
確実に脳に入っている必要があります。

以前書いた記事
「基本こそ徹底的に」は
ここでもしっかり生きてきますね。

そして
アプローチノート+コードトーンを
3連で練習したり、
音をバラして
8分や16分で自由に使えるようになるには
やはり段階を追って、少しずつ
確実に身につけるしかありません。
(そのメソッドはちゃんとあります。)


全てのコードトーンに対して
アプローチノートを使う必要はありません。
例えば
コードトーンの3度だけアプローチノートを
意識するだけでもビバップっぽくなります。

コツは、休符の使い方
これは、本当に色々あるので
ビバップの巨匠達の演奏をたくさん聴いて
学んでくださいm(__)m

参考までに、
私がビバップと聞いて思い浮かぶのは
チャーリー・パーカーやバド・パウエル等。


ビバップ奏法の練習は
この他にもたくさんあります。
今回はほんの一部をご紹介しました。




2015年11月16日月曜日

今の私個人にできること


人の悪口を言わない。

噂に踊らされない。

自分の中の偏見を失くしていく。

自分の弱さや甘さから目を背けない。

人を責める前に、知ろうとする。

意地の悪い人がいたら
その人の背景を想像して、なるべく許す。
そして恨まない。

理解してもらうことよりも
まず理解しようと努力する。

他人と自分を比較しない。

他人からの評価ではなく
自分自身で
自信を感じられることを目指して
生きていく。

「知る、学ぶ、考える、伝えていく」を
生きている限り続けていく。


まだまだ、あると思います。

全ての事はどこかで繋がっていると信じて
自分にできることを。

考えることを
止めてはいけないと
心に誓いたいと思います。

2015年11月10日火曜日

(10) ビバップをアドリブに取り入れるために[その1]


私はこれまで
「ビバップに凄くハマった」
という経験はないのですが

ビバップ要素を
自分のアドリブに織り交ぜると面白い
と思っています。

ロックやファンク等をやっている方で
まずは
ペンタトニックスケール
マイナーペンタトニックスケール
そして、ブルーノートスケール

この3つのスケールを身に付けて
アドリブ展開していく人は多いと思います。

これだけでも、
ちょっとしたコツと工夫があれば
かなりカッコイイことが
たくさんできると思うのですが。

そのうち
「もっとスパイス的なこと」や
「アカデミック的なこと」を
取り入れたい。

そんな気持ちが湧いてくる方も
いらっしゃると思います。

私も
アドリブを勉強し始めて暫く経った頃に
もう少しアカデミックな要素を
取り入れたいと思うようになりました。

その一つがビバップ的要素です。


ビバップのノリなんかは、
その巨匠といわれる人達の演奏を
聴きまくるしかないのですが。

どのように?どうやって?
ビバップフレーズの仕組みは?

勉強を始めた頃は
その仕組みがわからなくて
「ビバップフレーズ集」なる
教則本を読みあさりました。

でも
それをアドリブに当てはめるだけだと
なんだか取って付けたようで
カッコ良くないし面白くない。

そこで、
そのフレーズ集のフレーズの仕組みを
調べていくとわかった事があります。

それは
フレーズを作っていく際に
絶対に身に付けておくべき事が
2つあるという事。

その2つについてはまた次回(^^)



今回のブログ内容とは関係ないのですが。
先日のデュオライブで
「You’re So Beautiful」
を演りました。Keyは「C」です。
ほぼ白鍵だけでも
こういうアドリブができるという
参考になれば幸いです。
8分少しと長いですが、良かったら。

使った譜面はこちら。