2015年6月15日月曜日

梅ざんまい♪


先日、庭の梅にたくさんの実がついたので梅狩りをしました。

この時期になかなかゆっくり時間が取れることがなかったので、今まで放ったらかしにしてたのですが、今年は一念発起して梅酒とジャムを作ることに♪

大家さんや近所の子たちも一緒になって長い竹の棒で木や枝をつつきました。
バラバラッと落ちてきた実を子ども達も必死になって拾い集めます。

まだ緑色の実は梅酒に、オレンジ色や黄色くなっているものはジャムにします。
子ども達にジャムの作り方を説明しながら、私も実を選別していきます。
久しぶりに大家さんともお話できたり、子ども達と梅をめぐってジャンケンしたり。
なかなか楽しい日でした。

そうして穫れたのが冒頭の写真。




先日に黒糖梅酒、今日は梅ジャムを作りました♪

ちなみに3月の梅はこんな感じ (^-^)
自然の恵み。ありがたいことです。


2015年6月12日金曜日

「春風夏雨」「春宵十話」



以前、とある大学で「心の勉強をしたこと」を前のブログでも書きましたが。
その時に「脳組織と神経細胞」についても少し学びました。

この勉強は非常に興味深く、人間の「脳と身体不調の密接な関係性」や「脳と心の繋がり」を論理的に理解できた貴重な時間でした。

例えば、こんなことを勉強します。

大脳の「前頭葉」は主に思考や理性を担っている部位で、ヒトが人間らしく高次な精神活動をしていく上でとても大切な役割を果たします。

間脳の「視床下部」は自律神経系や内分泌系の最高中枢で、ここと「体温の調節や代謝、食行動や性行動」とは密接な関係があります。

他にもたくさんの役割を担う部位があり、一つ一つ知っていくと「ストレスと病気の関係の深さ」や「自分の感情のコントロールと自律神経と体調の関係」なども脳が大きく関係していることがわかってきます。

そんな事を勉強してしばらく経った頃に出会った本が、岡潔さんの「春風夏雨」や「春宵十話」でした。
1970年頃に文庫化されたものですが、そんな高度経済成長期の真っただ中に、こういう警鐘を鳴らしてくれる本がちゃんとあったんだと感動にも似た気持ちになりました。

岡潔さんは著書の中で、大脳前頭葉の発達と「情緒の教育」の関係に触れておられます。
晩年には、「真には知、善には意、美には情が対応し、それらを妙が統括し、智が対応する。」いわゆる『真善美妙』を大切にせよと仰っています。
そして、日本民族はとりわけ情の民族であるため根本は情であるべきで、情操・情緒を大切にすることで分別智と無分別智を働かせ、知を身につけるべきと提唱されています。

その力強い言葉は、「日本人としての誇り」を考えさせられます。
自分がこの日本という国に生まれ、何を見て、何を聞いて、たくさんの人と出会い、どんな影響を受け、どんなことを目指し、目指すべき地点まで何を考えどう動いたか、そしてまたそこからどこへどう歩いていくか。
そうやって人生は作られていきます。

その人生の中で得られたことを次の世代にどう伝えられるかは私のこれからの生き方にかかっています。
その手段の一つとしてこのブログをやっているわけですが。
なにしろ「心の勉強」の重要さに気付いたのがけっこうな大人になってからだったので、まだまだ勉強不足です。

それでも沢山の本や人と出会って、考え、悩み、葛藤していく中で、自分の中の「本当に大切なこと」の中心軸はブレない自信ができました。
少しずつですが、その「気づきや学び」をここに記していこうと思います。

新天地ブログ第1弾、読んで頂きありがとうございました。



2015年6月11日木曜日

引っ越してきました♪


ブログをこちらへ引っ越しました。

以前のブログ

http://blog.yukiyomusica.com/index.php
は当分書庫として保存しておきます。

まだ慣れていないので、ちょくちょく模様替えをするかもしれませんが
なるべくわかりやすくシンプルにしていきたいと思っています。

前のブログのカテゴリ「伝えていきたい事」と「book」は時間のある時に少しずつこちらへ移行していくつもりです。

今後とも"muRmuR"をどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m
管理人

2015年4月30日木曜日

美しく怒れ


久しぶりに、スカッと目の前が解放された気持ちになる本に出会いました。

『美しく怒れ』
「人間の本質」に真正面から向き合いながら人生を体当たりで生き抜いた岡本太郎さんの「人間愛」が
真っすぐな言葉で綴られています。

約20年前~50年前の間に執筆されたものを纏めてあるので、時代背景が当時とは違う今日の人権意識にはそぐわない表現もあるかもしれませんが、それでも。
今、この時代に生きている人が「今一度じっくり考えなければいけない事」がたくさん記してあるように思いました。

『あらゆる合理、不合理にぶつかり、苦しみ、歓喜しながら、やりとげるからこそ、道徳が結晶し、世界はひらけていく。それが人間のよろこびである。』(第3章より)

この本の「美しい怒り」の言葉の中には「恨みや憎しみ」が感じられません。むしろ大きな「愛」を感じます。
特に第4章は圧巻で、その言葉一つ一つが身震いするほど痛烈に心に響きました。

『人に好かれようと思うな。そこに人間的勇気がわき起こる。』(第4章より)

「生きるとはどういうことか」、生きている実感がない人、なかなか気持ちが浮上できなくて苦しんでいる人。
この本はきっと人生観を広げ、前を向く力を貸してくれると思います。
まだ読んでいない方に。よかったら(^-^)

2015年3月12日木曜日

3.11「東日本大震災」によせて。2015


2011年以降、毎年この時期にブログを書くことに迷いを感じる事もありますが、やはり、自分の中での「気づき」を記して残しておくことは後々自分を内観するためにも必要なことだと思いました。

今、自分にできること。

この時代に生き、この時代で起きた事を経験して学んだ者にしかできないことを、未来に向けて、個人個人一人一人が、
その時に生まれた想いや信念を原動力に、自分の頭で考え、続けていくこと。

誰かに褒めてもらったり讃えてもらう為ではなく、ただただ、次の時代に繋げていく為に、「想い」を育てて伝えていくこと。

それが、ここまで「想い」を繋げてくれた先人の方々に報いることでもあり、やがては自分の気持ちの充実に繋がっていくのだと、震災から四年経って思います。