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2017年11月22日水曜日

(38)アドリブやコード演奏には「思考回路の訓練」が必要です。



クラシックは弾けるけれど、
アドリブやコード演奏が出来ない。

楽譜がないと何も弾けない。

私の教室には
そんな悩みを長年
抱えてきた生徒さんが多くいらっしゃいます。

時々
『ジャズレッスン』を謳ってる教室で
「ジャズの曲を楽譜どおりに弾いていく」
だけのレッスンをする教室もありますが。

それではいつまでたっても
アドリブやコード演奏は
出来るようになりません。


楽譜を見て、
「ここは弱く、あそこは強く弾こう」
「この小節はゆっくり
そしてだんだん速く弾こう」
というようなレッスン方法ではなく。

アドリブやコード演奏が
出来るようになる為には
まったく別の訓練方法があるのです。

具体的に言うと

基本的なことから
系統立てた順番で練習し
頭でコントロールして
アドリブやコード演奏のための
「思考回路」を作っていくのです。


アドリブやコード演奏が出来ないのは
そのやり方がわからないだけで。

決して
才能がないから出来ないのでは
ありません。


やり方がわかって、訓練すると
誰でも出来るようになります。
その為に、私が全力でサポートします。

諦める必要はありません。

一緒に頑張りましょう(^^)

2017年10月29日日曜日

(37)テンションの使い分け



ジャズピアノの勉強で
ある程度
コードやテンションの種類を覚えた頃
難しい事の一つに

「♭7コードのテンションの使い分け」
があります。

9、♭9、#9、のどれを使うのか。
13、♭13のどちらを使うのか。

それらを判断するには

「その時に弾いているキーは何で」
「何度のコードなのか」
「メロディーやフレーズに合っているか」

などを意識しなければいけません。

一気に書くと
ハードルが高いように
感じるかもしれませんが


何回もやっていくうちに
少しずつ分かるようになります。


ジャズコード「Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ」の基本練習
「Aフォーム」「Bフォーム」の中でも
テンションが入っていますね。

その練習の時にも
ただ型を覚えるだけでなく
「今弾いているテンションは何か」
を意識して練習するようにしましょう。


焦らず、じっくり繰り返しやることで
必ず出来るようになりますよ(^^)


2017年9月18日月曜日

(36)「アドリブはセンスだよ」と言われて戸惑っている方へ




当教室へお問い合わせくださる方で
"今までジャズを他の先生に習った事がある"
という方は少なくありません。

それでも、
主に「アドリブができるようになりたい」
という人に向けて発信をしている当教室に
お問い合わせくださる。


体験レッスンの中で
これまでどんなレッスンを受けたかを尋ねると。


① ジャズ風にアレンジしてある譜面を
そのまま弾くだけのレッスンだった。

② 基本コードはわかったけど
テンションやボイシングに関しては
あまり教えてもらえなかった。
その仕組みや使い分け方を知りたい。

③ 使えるスケールやフレーズ等は
教えてくれるけど、
それをどう使って良いのかが分からない。
先生に聞くと
「あとはセンスだよ。」と言われてしまい
そこから悩み続けている。

等々です。

私の見解ですが、
① は、「ジャズレッスン」とは言い難い。
② は、教えるべき事。

そして
③は。

これは私も経験があります。

使えるスケール、コードトーン、フレーズ等
材料は丁寧に説明してもらえる。

その後、先生の模範演奏もしてもらえる。

でも、いざ自分でやってみると
先生のようにカッコ良く繋がらないし
材料をただ並べたようになってしまう。

それを
「あとはセンスの問題だよ」と言われて
行き詰まってしまう気持ちはよくわかります。


たしかに、世の中には
センスで乗り切れてしまう人もいます。

教える立場の人がそのタイプだった場合
「センスだよ」と言うのもわかります。

ただ、センスで乗り切れない人も
たくさんいます。

その場合は
「使える材料を説明して伝える」と
「先生の模範演奏を聴かせる」の間に、
もう1、2クッションの行程が必要だと
私は思っています。

そのカリキュラムが
長岡京ミュージックジムにはあります。


悩んでいる方は
気兼ねなく連絡してください(^^)


2017年8月12日土曜日

(35)スケールウンチク



世界の中に
様々な文化がある中で
音楽の世界には
無数のスケールが存在します。

ジャズの理論書を見ると
基本的なスケールの後に

複雑で長い名前のスケールが
たくさん載っている事が
ありますね。

しかしなにも

それらを全て記憶していなくても

アドリブしていくうちに
知らず知らず
覚えた事のないスケールの音を
使っていることは多いものです。


今回は、その
複雑で長い名前のスケールウンチクを一つ。


「La Fiesta」という
チックコリアの曲があります。

このイントロ~[A]の部分。

コードは
「E」「F」「G」で出来ています。

この3つのコードの構成音を
全て含んだスケールを
「スパニッシュ・8ノート・スケール」
というんですね。
(スパニッシュ・フリジアンともいう)


この
「Eのスパニッシュ・8ノート・スケール」で
「La Fiesta」の[A]の部分を
アドリブしてみるとハマると思います。


覚えにくければ

フリジアンスケールに
「♮3」を加えたスケール
と覚えてもいいです。

もしくは

ハーモニックマイナーP5↓スケールに
「#9」を加えたスケール
と覚えても良いかもしれません。


以上、
スケールウンチクのお話でした(^^)

2017年7月10日月曜日

(34)ピアノコースですが、管楽器の生徒さんもいらっしゃいます(^^)



写真の生徒さん
普段はトロンボーンをやってる方です。

私のブログをずっと読んで下さってて
「コードやアドリブの仕組みを理解したい」
ということで
昨年夏からレッスンに通って頂いてます。

ピアノは少し弾ける方なので
コードや音程、スケールなどの
音楽理論のことは鍵盤上で説明して
課題も鍵盤でやって貰っています。

先日
自分の楽器をレッスンに持ってきて頂き
いつもはピアノでやってる課題を
トロンボーンでやって貰いました。

この日の課題は
「ミクソリディアンでアドリブしてみよう」

すると

ピアノでやるより
はるかに自由に、歌うように
アドリブされたんですね。

伴奏は私が担当したのですが
普段やっている楽器のせいか
私の音に反応して演奏する余裕も
伺えました。

この生徒さんは

コードの仕組みがわかることで

自分がコードに対して
何度の音を鳴らしているのか
が分かるようになってきたと

嬉しそうに話してくれます。

スケールも
先に鍵盤で覚えているせいか
トロンボーンでも難なく演奏されます。
(移調楽器なのに!)

私は
鍵盤以外の楽器の人が
コードやアドリブの仕組みを
鍵盤上で理解することは
実は
遠回りのようで
近道なんじゃないかと感じています。

鍵盤以外の楽器の
奏法を教える事はできませんが

コードを理解したい
ジャズ理論を勉強したい
アドリブができるようになりたい

そんな方には
その仕組みを伝えることはできますので
悩んでいる方は是非ご連絡下さい(^^)

2017年6月17日土曜日

(33)自分自身との約束



長岡京ミュージックジムに
来て頂いてる生徒さんは
学生、社会人の方が中心です。

それぞれ
仕事や家庭、学業、他の習い事等
様々な事情を抱えながらも
教室へ通って下さってます。

中には
上手くなりたいけど
練習時間がなかなか作れない事があると
悩みを打ち明けてくれる人もいます。

そんな時は
イメージトレーニングだけでも
効果があることをお伝えしたり
12キーある課題のうち3キーに限定したり
少しずつでも前進できるよう
アドバイスさせて頂いてます。


私が出す課題は
脳と手に地道に刻み込んでいく課題が多く

1、2日集中して練習するやり方では
なかなか身に付きません。

筋トレと同じように
毎日少しずつでも繰り返しやる事で
アドリブやコード演奏のための
大事な基礎力が確実に身に付いていきます。


レッスンは月に2回ですので
各レッスンの間には平均して約2週間
あります。
(スケジュール調整で1週間の時もあります。)


その中で

「この日とこの日は練習できない。
残りの日は
お風呂に入る前を少しでも練習時間にする」

など、計画を立てて
自分と約束をしてみませんか?

なかなか計画通りにいかない事も
あるかもしれません。

でも
一度、自分自身に約束することで
「やらないとな」という気持ちは
少しは強くなると思います。


誰に褒めてもらえるわけでもない
自分自身との約束を実行できることは
それだけで「自信」となります。

その「自信」の積み重ねは

演奏能力の向上だけでなく
自己を肯定する力も
高まっていく効果があると
私は思っています。

その週が計画通りにいかなくても
またその次の週に
頑張ってみれば良いんです。

「自分自身との約束」
オススメです。
最初は少しハードル低めから
是非チャレンジしてみてください(^^)

2017年5月9日火曜日

(32)[裏コード]の誤解


音楽を学んでいると
「裏コード」という言葉を
聞くと思います。

これはどういうものかというと

「♭7thコード」の
減5度上の「♭7thコード」
を指す言葉です。

例えば

「G7」の裏コードは「D♭7」
「G7」の代理コードとして
「D♭7」が使えるということ。

「C7」の裏コードは「G♭7」
「C7」の代理コードとして
「G♭7」が使えるということ。

なぜそのような
一見関係のないようなコードが
代理として使えるのか。

ここでは説明を省きますが
どうしても知りたい方は
レッスンを受けて下さいね(^^)


ちなみに
なぜ「裏」かというと
下の5度圏の表を見てみてください。



ちょうど
対角線上の反対側にあるからなんですね。


ここで注意して欲しい事があります。


それは

「G7の代理でD♭7が使える」と言っても
いつでもどこでも使えるわけではない
ということです。

既成の曲に
裏コードを使っても
合わない事があります。

それはなぜかというと
そのメロディが
その裏コードに合うスケールや音でない
からです。

いくら裏コードを使いたくても
あくまでも
「メロディーやフレーズを優先させる」
ということを覚えておきましょう。


さらにジャズでは
左手コードのテンションを
フレーズと一致させなければならない
という複雑な要素がありますが
これも段階を踏んで訓練していくと
徐々に分かるようになっていきます。


このように
使いこなすには、なかなか難しい
「裏コード」ですが
チャレンジして「何かおかしい」
と感じることも
大切で必要な経験です。

「変だな」と思ったら
使わなければ良いだけなので
恐れずに
どんどんチャレンジしてください(^^)

2017年4月9日日曜日

(31)「縦」と「横」の両方で出来るようになろう。


アドリブの練習方法には
様々なやり方がありますが

私のレッスンでは
以下のような方法で進めていきます。


まず
曲の各コードに沿った
スケール、コードトーンや
アプローチノート等を
リズムに乗せて練習します。

そしてそれらを
一つずつ使ってアドリブする方法を
実演を交えながら教えます。

これは各コードに忠実に反応していく
【縦】を意識する方法です。


ある程度アドリブが出来るようになったら
モード奏法を学びます。
そして
そのモード奏法を曲に応用していきます。

これは曲を大きく捉える、謂わば
【横】の流れを意識するやり方ですね。

まずは
この【縦】と【横】の両極端を学んで
どちらの方法でも自由に弾けるようにしていきます。

大切なのは
使い分けている事をちゃんと意識すること。

その時々によって自由に使い分けることで
アドリブの幅が広がり
自信が積み重なって、心の余裕ができ
歌えるようになっていきます。

道のりは遠く感じるかもしれませんが
一つ一つ
「丁寧に」「確実に」やっていくと
必ず出来るようになります(^^)
一緒に頑張りましょう♪

2017年3月16日木曜日

(30)「基礎力」は最大の武器です。


長岡京ミュージックジムに
ピアノコースの問い合わせくださる方で
特に多いのは


「アドリブが出来なくて自信がない」
という悩みをお持ちの方です。


体験レッスンで話を聞くと


コードはなんとなくわかっているけど
「コードを見て何かを弾け」
と言われると何を弾いていいのかわからない。


勇気を出して
ジャムセッションに行ってみたけど
知らない曲を無理に弾かされ
何もできなくて恥ずかしい思いをして
トラウマになってしまった等。


長い間、一人で悩んで
それでも
「何とか自分を変えたい」という
切なる気持ちになった時、
長岡京ミュージックジムへ連絡下さいます。


私のレッスンでは
ある程度
コードやスケールをわかってる人でも
基礎を徹底的に培うレッスンから始めます。


例えば
7thやm7thの4和音コードを弾ける人でも
あえて「3和音」のコードからやります。


なぜか。

それは

コードをわかっていても
12キー全てのルートに対して
3度や5度の音を瞬時に弾くのは
実は意外に難しくて。
(それを習得するために
脳を使う少し特殊な課題を出します。)

この
「ルートに対して
自分は今何度の音を弾いてるのかを
把握しながら弾ける」
という基礎力は、
後々大きな自信となるからです。


このように
やがて「自信」となっていく
「基礎力を身に付けていく事」
音楽の世界に限らず
どんな世界でも通用する
「最大の武器」だと私は思っています。

まずは
自分の土台となる「基礎力」を
徹底的に鍛え上げましょう。

そうすることで
「揺るぎない自信」と「柔軟な対応力」
を兼ね備えることができると思います(^^)

2017年2月12日日曜日

(29)「小さな自信」を積み重ねていきましょう。


私のレッスンは

ジャズやフュージョン等を演奏する為に
必要な知識と技術を

なるべく効率良く習得できるよう
系統立てたカリキュラムに沿って進めます。

この1年
色んな生徒さん達と接してきて

つい数ヶ月前には見えなかったことが
練習によって見えるようになったり

種類は違えど
それぞれに抱えていた壁を
乗り越えた瞬間に立ち会えたり。

そういう時の生徒さんの表情は
「一つ乗り越えた」自信によって
キラキラ輝いて見えます。

人が進歩&向上していくのを見るのは
本当に嬉しくて。
「自分もやらないとなぁ♪」
という刺激を貰います。

一緒に
「小さな自信」を積み重ねていきましょう(^^)

2017年1月14日土曜日

(28)音程を曲で覚えるという手もあります♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪


前回、音程の話をしました。

音程を理解しておくのには
様々な方向からのアプローチが必要です。

例えば
@鍵盤上で、音程を見つけられる。
@理論上で、音程を理解する。
などです。

ここで、質問です。

あなたは
「長6度」と「短6度」の違いを
「声」で表現できますか?

例えば
「ド」から長6度上の音は?

「ド」から短6度上の音は?

固定度の音でなくても
移動度の音で充分です。

急に声に出せと言われると
自信を持って歌うのは難しい人も
いると思います。

そういう場合は
曲を思い出してみましょう。

例えば、長6度の場合。
「酒とバラの日々」の
テーマの歌い出し(最初の2音)
を思い出してみて下さい。
それが長6度です。


短6度の場合だと。
「黒いオルフェ」の
テーマの歌い出しを思い出してみて下さい。
それが短6度です。


では

「蛍の光」の歌い出し(最初の2音)
を思い出してみて下さい。

この音程は何度でしょう?



答えは「完全4度」です。


このように
ジャズに限らず
自分のお気に入りの曲や思い出の曲の
歌い出しの音程を確かめてみましょう。

音程を声に出さずとも
脳内で想像できるだけでも
非常に役立ちますので
様々な音程を曲で覚えておくと
便利ですよ♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪


2016年12月15日木曜日

(27)音程を正しく把握しよう。



以前このブログの
(2)音程差の認識力を身につけよう
で、少し「音程」の話をしました。

この音程はとても大事で。

音程とは
音と音の間隔のことです。

短3度、長3度、短6度、長6度など
音程を理解する事は
順を追って説明されれば
そう難しい事ではないと思います。

では
短3度、長3度、短6度、長6度など
「12の各音から正確に答えよ」と
問われるとどうでしょうか。

例えば

A♭の音から見て
長3度上の音は?

答えは「C」の音です。

では
A♭の音から見て
短3度上の音は?

ここで「B」の音と答えた人は
正解ではありません。

鍵盤上の見た目は確かに
「B」の場所ですが
正確には違います。

答えは「C♭」が短3度。

ちなみに
「A♭」から見て上の「B」の音程は
「増2度」です。


このように
すべての音から
すべての音程を
正確に答えられるようになるには
かなり勉強していなければ出来ません。

鍵盤を弾く人は
すべてのキーのコードやスケールを
弾く練習だけでも相当大変ですが

音程を理解しながら弾くというのも
とても大切な事です。

なぜなら

コードの積み重ねを覚える時、
フレーズの分析をする時、
コード進行を考える時など、

様々な場面で音程が分かってないと
頭が混乱してしまう可能性があるからです。


音楽を学ぶ過程で
勉強することは沢山ありますが
一つ一つ理解し把握していくと
必ず上達します。


焦らず、自分のペースで学んでいきましょう。

2016年11月1日火曜日

(26) 課題をやってみませんか?


スケールやコードを覚えていくうちに

こんな質問をする人が増えてきます。
「曲中の各コード上で使えるスケールが
いずれちゃんと
自分で見つけられるようになりますか?」
はい、大丈夫です。
見つけられるようになります。
そのためにも
習得しておくべき
基本的な、そしてとても重要な課題が
あります。
それが
【ダイアトニック・コード】と
【ダイアトニック・スケール】です。
今回は
【ダイアトニック・コード】に関して。
ダイアトニック・コードは
長音階の各音の上に
音階内の音を1個飛ばしで積み重ねて
できる和音のことです。
ダイアトニック・コードの
3和音に関しては
「(14) ハノンは使えます」
少し説明しましたが、今回は4和音です。
「キー C」では、次のようになります。




「長音階の音だけで」積み重ねるので、

「キー C」の場合は白鍵だけで作られますね。

では「キー F」だと、どうなるでしょう?

「キー F」の長音階は?

「ファ、ソ、ラ、♭シ、ド、レ、ミ」ですね。

この音階内の音で
一個飛ばしに積み重ねればいいのです。


「キー F」では次のようになります。




ではここで課題です。


課題①

12キー全ての「ダイアトニック・コード」を
五線紙に書き出してみましょう。


課題②

全てのキーを弾く練習をしましょう。
なるべく譜面を見ないで。
(単音楽器の人は分散和音で演奏してみてください。)


課題③

どんなキーでも
ディグリーネームのコードが分かるようにしよう。
(ディグリーネームとは度数を表す表記の事です。)
Ⅰ△7は「1度メジャーセブン」
Ⅱm7は「2度マイナーセブン」
・・・と読みます。

例えば、
【キーFの「Ⅵm7」のコードは何?】
【キーEの「Ⅳ△7」のコードは何?】
【キーBbの「Ⅱm7」のコードは何?】


この課題はとても大切です。
アドリブのためだけでなく
曲を分析したり
曲を覚える時にも、とても重要だからです。


「キー C」だけを見て、
頭で理解したつもりになってはいけません。
12キー全て間違いなく弾けるまで練習しましょう。

2016年10月11日火曜日

(25) イメージトレーニングも効果あります♪



この写真は

「仕事が忙しくて
なかなか鍵盤を触る時間がないので
移動時間にこれを見て
イメージトレーニングしてます。」

と生徒さんが自主的に作られたものです。

そして実際に
その週はあまり鍵盤を触れなかったにも
かかわらず
「コード」と「スケール」の課題に関して
かなりの進歩が見られたんですね。


そうなんです。


「鍵盤を絵的に捉えること」も
12キー習得のコツの一つなので
イメージトレーニングだけでも
効果があるんですね。


この鍵盤の絵が描かれた紙を
見せてもらった時は
本当に感動しました。

私が出す課題に対して
ここまで
エネルギーを注いで取り組んで貰える事は
講師冥利に尽きると共に

生徒さん一人一人に対して
最大の集中力と出来る限りのひらめきで
接していこうと
改めて気を引き締めました。

この生徒さんは、
普段は管楽器をやってる人なのですが

「コードを理解して
アドリブの仕組みを分かりたい」

ということで
私のピアノレッスンに通われています。

アドリブの基本の仕組みに関しては
どんな楽器でも共通しています。

鍵盤楽器以外の人でも
アドリブの仕組みを知りたい方は
当教室で学べます。
(レッスンは実音でのレッスンとなります。)

興味のある方は
ぜひ無料体験レッスンで(^^)

2016年9月22日木曜日

(24) アドリブの材料を知ろう


「アドリブ(即興演奏)は難しい」

そんな印象を持っている人は
けっこういらっしゃると思います。
(私も以前はそう思っていました。)

しかし実は
そんなに難しい事ではありません。

アドリブは、誰にでもできます。

指が速く動かなくても
楽器を弾く技術が高くなくても
アドリブ(即興演奏)はできます。

なぜなら

今ある自分の技術で
自分を表現することが
「アドリブ」だからです。

それでも「アドリブは出来ない」
という人は多くいます。

それは
「才能がなくて出来ない」のではなく
「やり方を知らない」だけです。

材料がなければ料理は出来ませんよね。
それと同じです。

アドリブの為の大切な基礎となる材料

それが
コードやスケールといった理論知識です。

これらを自分のものにする為に
普段から12キーで練習すること。

この「普段から12キーで練習する」。
これは
慣れるまでは根気のいる作業なので
自分一人の力では難しいかもしれません。

その根気をサポートするのも
講師の役割だと私は思っています。

このブログにも
過去にそのヒントや方法を書いているので
じっくり読んで貰えると
「どうすれば良いのか」が
少しは見えてくると思います。

(どんな事をやるのかを直に知りたい方は
無料体験レッスンで体験してください。)

「やり方とコツ」がわかれば
必ず弾けるようになりますよ。

2016年8月26日金曜日

(23) 小さな積み重ね


"京都RAG音楽義塾"、
そして"長岡京 MUSIC GYM"で
講師として仕事を始めて
5ヶ月が経とうとしています。

レッスンも
伝えるための言葉を磨いていく等、
まだまだ改善点はありますが
良い方向へ向いていると思っています。

私のレッスンでは
派手ではないけれど
脳を使う課題を出していきます。

なぜそんな課題があるかというと

クラシックピアノのレッスンのような
「楽譜を見て、ここは弱く、この音は強く
この小節はゆっくり弾こう」
という楽譜を読んで弾くのではなく

「即興的思考回路を作っていく」
という目的があるからです。

これには、日々の小さな積み重ねが大切です。

それぞれのレベルで
その時その時の課題をやっていけば
スピードに個人差はあっても
必ず進歩し、向上します。

忙しかったり、色んな理由があって
気持ちが折れそうになっても、私が支えます。


焦らず、自分のペースで頑張りましょう。

2016年7月27日水曜日

(22) 楽典は大事です。


楽典とは
音楽の基本的なルールを示す
音楽理論のことです。

「音名」「譜表」「拍子」「リズム」
「音階」「音程」「和音」「和声」等々、
音楽に関する活動をする為に
知っておくべき知識はたくさんあります。

例えば、調号。
調号を見て、キーを判断できるか。
その逆、キーを見て調号が書けるか。
(12キー全て)

音程だったら
例えば
3度、5度、7度等だけではなく
6度、減5度等々、
全ての音程がわかっているか。


そういった基本の楽典は
アドリブを習得していくうえでも
とても大事です。

なぜなら
アドリブに必要なジャズ理論は
楽典の基本を踏まえた上で
理解できるようになっているからです。

私のレッスンでは
必要な人には楽典の事も補いながら
ジャズ理論の説明をしていくので
改めて
「頑張って楽典を勉強しなくちゃ!」
と思わなくても大丈夫です(^^)

が今は、
基本の楽典ならインターネット上で
分かりやすく説明してくれているサイトが
たくさんあります。

自分が
楽典をわかっているか、わかっていないか。
その判断基準にもなりますので
一度も勉強したことがない人は
試しに見てみてください。


ちなみに
上記で
調号を見て、キーを判断できるか。
その逆、キーを見て調号が書けるか。
と書きましたが。

下の図は私が普段レッスンで使っている
五度圏(四度圏)の表。



「調号の判断」にも使えますよ。

♪ヒント♪
それぞれのアルファベットを
「キー(長調)」と考えて

Cから右回りにG♭まで
♭が1つずつ増えていきます。

Cから左回りにF#まで
#が1つずつ増えていきます。

(この表で判断できるのは調号6つまで。
「短調」はこの表では判断できません。)

2016年6月26日日曜日

(21) 休符の美


日本絵画や書の世界で
時々「余白の美」という言葉を聞きますが。

私は、アドリブにも
ある種通じるものがあると
思っています。

『スケールやコード等を覚えて
アドリブができるようになったけど
休符を入れずにずっと弾いてしまう』

これは、アドリブができるようになって
最初の頃によくある現象です。

もし同じようなことを
歌や管楽器の人がやったら
窒息してしまいますね。


意図的に休符で空間を作って
アドリブ全体に深みを持たせる
「休符の美(間の美?)」。


これが意外に難しいのです。

ジャズの理論書には
アドリブのやり方は書いてあっても
「こういう風に間を取れ」とは書いてません。


音が出てない「間」をいかに生かすか。


CDなどの
歌のスキャットや管楽器のアドリブ部分を
なぞって一緒に歌ってみるのも
良いかもしれません。


私もまだまだ模索中ですが
「休符の美」という意識をもって
音楽を聴いたりアドリブしてみると
楽しさが増すと思います。
よかったら試してみて下さい(^^)


2016年5月26日木曜日

(20) リズムチェンジ


私が音楽の勉強を始めた頃、
先生から
「リズムチェンジって何かわかる?」
と訊かれて、大真面目に
「リズムを変化させる事。」
と答えて
恥ずかしい思いをした記憶があります。

でも今思うと
学ぶためにお金を払って
そこで一つ学んだわけですから
決して「恥」ではなかったんですね。

「リズムチェンジ」の「リズム」とは
George Gershwinの
「I Got Rhythm」という曲の略称で

「リズムチェンジ」とは
「I Got Rhythm」のコード進行を元に
ジャズメンが作曲した曲のことなんです。

「リズムチェンジ」の曲は沢山あって
バリエーションが豊富なので
奥が深いです。

代表曲はやはり
「Oleo」(ソニーロリンズ)でしょうか。

少しだけ
バリエーションの例を書いておきますね。

「リズムチェンジ」の基本のコード進行は
こうです。



今回は[A]のコード進行の
バリエーションを見てみましょう。

基本はこれ。

それが
こんなバリエーションにもなります。

どこがどう違うか見比べて下さい。

なんでこんな風になるのか。
私の生徒さんの中で知りたい方は
レッスンで質問を受け付けますね。

生徒さんでなくても知りたい方は
メールかSNSメッセージで質問して下さい。
この場合は、お一人1回限りと
させて頂きます。
御了承くださいm(__)m